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 これから、何回か、「これだけ!SWOT分析」の解説を書いてみようと思います。

これだけ!  SWOT分析これだけ! SWOT分析
(2013/05/22)
伊藤達夫

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 本書の第一章を今日は少し見てみましょう。

 第一章:なぜSWOT分析ができないのか?
  ・SWOT分析は経営戦略のために行うもの
   -「強み」と「弱み」って何だろう?
   -そもそも戦争に勝つための技術を経営に活かしたものが経営戦略
   -経営戦略は「ずっと勝つためにどうすればいいのか」を考えること

  ・SWOT分析は経営資源と市場機会を見て
   -目的に沿ったSWOT分析の使い方を
   -SWOT分析の始まり
   -「経営資源」とは
   -「市場機会」は繰り返し訪れる
   -「S」「W」「O」「T」は内外の要因で変わる!

  ・単に「強み」と「弱み」を埋めるだけでは意味がない
   -SWOT分析の前に決めておくべきこと
   -すべては儲けのために!
   -SWOT分析のゴールも儲けでいい

  ・SWOT分析は論理的であるべきか
   -ロジカル病にご用心
   -実はロジカルである必要はない?
   -現場に形式的な論理はいらない
   -漏れない、ダブらないSWOT分析のほうが効率的
   -形だけ正しくても意味がない!

  ・誰が何のために勝ちたいの?
   -SWOT分析に欠かせないファクト
   -事実から受け取れるものの差

  ・弱みは克服しないといけないの?
   -「弱み」を克服することは必ずしもいいことではない
   -いびつさにも意味があるかもしれない

  ・なんでもデフレのせいですか?
   -SWOT分析において外部環境をどう見るか?
   -SWOT分析にデフレは関係ない
   -SWOT分析とファイブフォースモデル

  ・仮説がないのに分析しますか?
   -SWOT分析は既に仮説を含んでいる
   -外の仮説、内の仮説

 というような第一章です。盛りだくさんですね・・・。

 第一章では、経営戦略の基本的な考え方をSWOT分析をネタにして伝えている感じです。それで、いわゆる中小企業のコンサルタントが言う適当なことを徹底的に批判しています・・・。攻撃的な文章ではありませんけど。

 でもね、弱みを改善しましょうとか、ロジカルじゃないといけないとか、マクロ環境が大事だよとか。そういう適当なことを言う人がたくさんいることを指摘した上で、そうでなくてもいいんだよ、というようなことが書いてあります。

 ひょっとしたら、いわゆる中小企業からカネをもらっている人からは袋叩きに会うような内容かもしれません・・・。相当、身も蓋もないですからね・・・。

 あと、経営戦略は「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」だということですが、もっと優しく、「ずっと競争に勝つためにやることのリスト」を考えることだ、という説明をしています。

 普段、本を全く読まない人をターゲットにしておりますね。

 「そんな人は本を読むわけないだろ!」という突っ込みは置いておいて、メッセージとしては優しく、読みやすく、ということだと思います・・・。

 第一章は本当に読みやすいです。きっと、30分ぐらいで読めます。

 本書は「キャッチ、やさしい説明、自虐、毒、まとめ」の流れを繰り返しています。それが編集で削られずに済んでいるのがこの部分です。だからとても読みやすいと思います。ぜひぜひ、読んでみて下さい。立ち読みでもいいですからね。

 内容を深く解説をしようと思いましたが、読み返してあまりにサラサラ読めるので、解説するのをやめます。ごめんなさい。

 それでは、次回は第二章をネタに何か書きます。お楽しみに。
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2013.05.19(00:51)|これだけ!SWOT分析コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 こんにちは。伊藤です。

 数回にわたって「これだけ!SWOT分析」を解説します!と言って1週間が経ってしまいました。ごめんなさい。

これだけ!  SWOT分析これだけ! SWOT分析
(2013/05/22)
伊藤達夫

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 三省堂とかブックファーストでは平積みです!というご報告が写真と共に頂いております。出版社が何部刷ったのか?全くわかりません。今のところ、電子書籍化は未定です。

 第二章の目次を書いてみます。

 第二章:意味あるSWOT分析をするために

 ・本当に使えるSWOT分析を始めよう
  - 分析って何ですか?
  - SWOT分析は事業戦略で活きる!
  - SWOT分析は中小企業に効く

 ・SWOT分析で抜け落ちる部分がある?
  - 全社戦略とPPM
  - 市場の成長とお客さんの獲得コスト
  - 市場の成熟対策としてのビジョンとCRM
  - SWOT分析で抜け落ちる撤退

 ・SWOT分析をする前に
  - まず「成功のカギ」を意識する
  - お客さんが価値を感じる要素を把握しよう
  - お客さんから見えてくるもの

 ・「強み」「弱み」「機会」「脅威」のケーススタディー
  - 当たり前から始めてみよう
  - 秩父のホテルのSWOTは?
  - ホテルが提供する価値を考える
  - ホテルが勝ち続けるために取り組むべきことは?

 ・SWOT分析の不思議さとは?
  - 分析結果からどうやって施策を打ち出すか
  - 成功要因は隠れている

 ・目的と落としどころは何ですか?
  - いいSWOT分析、悪いSWOT分析
  - コンサルティングの価値は

 ・「強み」と「弱み」を巡って
  - 「外より内」思考
  - 「強み」をチェックするのに使えるDSA
  - 「弱み」の規定にはあまり意味がない
  - 「レント」の原因がわかれば「強み」も「弱み」もわかるけど

 ・「機会」と「脅威」の考え方
  - お客さんの変化から見える「機会」と「脅威」
  - 危険でないリスク
  - 仮定とSWOT分析を結びつける
  - 「儲け」は流れゆく

 ぐらいですね。さて、解説していきましょう。

 この章では、一応、驚きを意図して書いています。SWOT分析の悪い面というか、使えない面を前半では多少強調して書いています。

 しかし、SWOT分析は中小企業では使える面がある!と書いているのです。読んでいて、どういうこと?という驚きが得られるので、それなりに知的な面白さがあるかなあ、と。

 1つだけケーススタディがあります。秩父のホテルが赤字になって、SWOT分析の結果を見たら、多分こういうことだろうな、と私がアドバイスするような形になっています。

 SWOT分析の結果は、従業員が普通にやるとバイアスに満ち満ちているわけです。これに対して、客観的にやろう!というソリューションがないわけではないのですが、そんなことに注力するんだったら、経営側がちゃんと読み取れるほうが楽じゃないですか?ということが書いてあるのです。

 ケースを読んだうえで、強みと弱み、機会と脅威の考え方が書いてあります。ただ、内部リソースの分析は、結局はお客さんを中心に考えるほうが正しいので、内部リソースフォーカスで考えるのは、やめたほうがいいよ、といったことが書かれています。

 そして、SWOT分析を卒業できるレベル感の「機会」と「脅威」の捉え方が書かれています。というか、普通に経営戦略を立案できるレベルになると、そもそもSWOT分析を使いません。しかし、ここにある「機会」と「脅威」の捉え方ができないレベルであれば、しばらくSWOT分析に頼っていいですよ、ということが書いてあります。

 後半は少し読みにくいかもしれません。ごめんなさい。

 でも、書いてある内容の割には読みやすいと思います。それでは、今日はこれぐらいに致しましょう。次回、最後の解説を書きますので、お楽しみに。



2013.05.26(00:35)|これだけ!SWOT分析コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 さて、また時間が空いてしまいましたが、「これだけ!SWOT分析」の解説です。今日で最後にしようと思います。ちなみに、本日6/2の日経新聞朝刊に広告が出ています。表紙だけの広告、初めて見ました・・・。

これだけ!  SWOT分析これだけ! SWOT分析
(2013/05/22)
伊藤達夫

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 今日は「第三章:SWOT分析の結果を活かすには」と「第四章:SWOT分析Tips集」です。目次を見てみましょう。

 第三章:SWOT分析の結果を活かすには

 ・アイデアは浮かばなくて当たり前
  -アイデアが出てくるSWOT分析のやり方
  -特別なアイデアは必要ない

 ・SWOT分析の結果を実行する難しさ
  -時間もやる気も問題ではない
  -わかれば、できる
  -既存のこととの重複はチェックしておく

 ・抵抗勢力は出てくるもの?
  -ナンバー2は気持ちよくさせておく

 ・実行結果の評価はほどほどに
  -企画が実行できなかったとしても
  -長い目で見て、ぶれない姿勢を

 ・SWOT分析を何度も繰り返そう
  -繰り返すことで成長する
  -経営戦略と道徳観

 第四章:SWOT分析Tips集

 ・最後のまとめとしてのTips
  -SWOT分析との付き合い方
  -SWOT分析と経営戦略
  -分析とアクション
  -立案された施策アイデア、行動アイデアの実行に際して
  -その他

 さて、解説しましょう。このあたりは、原文が4割ぐらい削除されています。最後の方なので、毒にまみれたことをたくさん書いたら、綺麗に削除されて帰ってきました。はっはっは。

 私はドラッカーとか嫌いなんですよね。格言集として読むならいいのですが、それがさも経営戦略のような顔をするとか。ランチェスター戦略も嫌いです。中小企業が取り組んでいるのを見ていて、いい方向に向かっているのを見たためしがありません。

 あと、フロー理論、自己決定性理論なども大嫌いです。怪しいものがさもまともな顔をして歩いているのが、本当に嫌いだからですね。

 そのあたりをメッタ切りしたはずが、なくなっていました。まあ、妥当な判断とも言えます。中小企業ターゲットの書籍で、このあたりを敵に回すのがいいのか?と言えば、あまりよろしくない。ただ、私は嫌いです、ということですね。

 それでね、アイデアが浮かぶということは、ギチギチと、頭を万力で締め付けるように考えないといけません。そして、そのあとのリラックスした状態も大事です。

 それを実現するためには、紙に問いを書いて、一人一人のアイデアをしっかり書かせる。書かせたうえで、2人1組で共有してもらう。自由に話してもらう。これは、全員で共有してはいけません。まず、2人1組です。その上で、全体、もう少し大きなグループで共有する。

 これを繰り返すと、アイデアは出るようになってきます。

 これね、大人数でやると、声が不必要にでかい人、権力がある人に気を使って、何も言えないんですよ。でもね、言わない人は、何もないから言わないのか、何かあっても言えないのか?の両方のケースがあるのです。

 アイデアはなんでも言ってもらうことが大事ですので、書かせる。そして共有してもらう。このプロセスの繰り返して、人のアイデアでいいと思ったことを踏まえて、また書いてもらう。

 数時間やれば、けっこういろいろ出てきますよ。ただ、社員はぐったりしているでしょうけどね。

 SWOT分析は結局、施策アイデアが荒くても出てくることに意味があります。分析結果に意味はない場合が多いんですよね。だから、アイデアが出るようにやりましょう、ということです。

 その上で、立ち消えてもOKにしましょう。立ち消えても、立ち消えても、繰り返し、いろいろやりましょう。過去は問わないでやりましょう。というスタンスを勧めています。

 そして、第四章はTipsというより、要約です。この本の要約が書いてあります。

 だから、ここを読んで、完全に理解できる人は、この本を読む必要もないと思うのです。ただ、多分、普通にこの要約を読んでも、ちょっとわからない部分が出てくるのが普通なので、そこを重点的に読んでください。

 立ち読みですますなら、最後から読んでみましょうね。いや、買って欲しいですが、まあ、カネがなければ、立ち読みで。書店にはいっぱいあるみたいですから。

 でね、書いてみて思ったのは、中小企業も大変だよなあ、ということです。私はそれなりの数の中小企業を見てきましたが、とほほほほ、と思う事態が多々あり、事実は小説より奇なりという事態が多々あり、でした。

 大企業出身者が中小企業で使えるか?というと、ケースバイケースですが、あんまり力を発揮できないケースもけっこうあるよなあ、と。

 いわゆるね、戦略系のコンサルティングっぽい考え方は、中小企業って要るのかなあ、と思うわけです。東大京大院卒が中心のコンサルティング会社って、やっぱりグローバルなスケールメリットの追求において力を発揮するよなあ、と。リソースがそもそもない状態でなんとかできる強者もいることはいますけどね。

 いわゆるロジカルシンキング、いわゆる分析、いわゆるバランススコアカードみたいなもんは、大企業の導入では相当大規模で、相当意味がありますが、中小でそこまでの管理コストをかける意味って何?と思ったりするわけです。

 そんな中で、SWOT分析は確かに中小企業では意味がありそうだな、と。大企業ではあんまり使いませんけどね。とあるワールドワイドで売上2兆円ぐらいの外資系企業の幹部は「うちは使うよ」と言っていましたが。一般的にはあまり聞かないです。

 でも、中小企業で、限られたコストですばやく施策アイデアを出すには、いいかな、と思って書いてみました。書き上げるのに、13日かかりました。平日は飯を食いながら5000字ぐらい書いて。休みの日は何万字か書いて。

 たまたまその時やっていた仕事をネタが見事に反映されていて、自分では少しまずいかな、とも思いましたが、まあご愛嬌ということで。

 心より、あなたのビジネスライフの充実と、読まれた方がぶち抜きで儲けたり、昇進することを願います。日々の業務にぜひ活かしてください。

 それでは、今日はこのあたりで。次回からは普通にブログ書きます。
2013.06.02(10:25)|これだけ!SWOT分析コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 前回で終わりにしますと言いましたが、今日も日経の二面に広告が出ているので、解説してみます。おまけです。

これだけ!  SWOT分析これだけ! SWOT分析
(2013/05/22)
伊藤達夫

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 多分、他のビジネス書で真面目に書いていないことが書いてあるとすると、経済学との関係から、儲けをゴールにすべきこと、企業の資源は有限であること、有限だからのべつまくなしに弱みを改善することに意味はないこと、マーケットの戦略変数の満たし方で競争ルールが定まること、成熟市場ではビジョン策定とCRMが施策としてあること、客観的な意思決定など存在しないこと、道徳が弱まった社会では、弱者への配慮がマネジメント上で必要であること、アイデアだしでブレストをすべきではないこと、などが書いてあります。

 「儲けをゴールにしてはならない」的な教えが蔓延していますが、それは日本市場が成熟市場だからです。そして、ストーリーで語らねばならないのも、成熟市場だからです。そこがわかっていないと新興国で完敗して帰ってくるわけです。資本主義の終わり的なものは成熟市場でのファッションです。新興国のマーケティングを考えている人にはその感覚が伝わりますが、日本だけにいると、あたかもそのファッションが主流のように感じます。

 そして、儲けをゴールにすることが、結局は、社会に貢献することであることが書いてあります。まあ、当たり前なんですけどね。この当たり前をまっとうに語る人があまりに少なくなっていて、びびるわけです。トレードってなんだか知ってますか?と聞きたくなりますが、ほとんどの人はまっとうに理解しているようには見えません。

 あと、まっとうなバックグラウンドを持たず、アドバイスをするような人が増殖してきたので、「弱みを改善しましょう」とか言い出すわけです。資源が有限なのですから、特にリソースが少ない企業では弱みの改善などありえません。

 戦略変数とKFSの関係をまじめに解説している本は少ないですが、マーケットでお客さんが重視する要素が多くて、その組み合わせが多様に存在する市場では、勝負が簡単にはつかないのです。そういったことも書いてあります。これも、一般にはあまり知られていません。

 現在の日本では、ビジョン策定とCRMが常識となっていますが、何度でも書きますが、これは日本が成熟市場だからです。そこが分かっていない人がたくさんいて、また、新興国でボロボロになって帰ってくるわけです。そして、ビジョン策定やら、情緒的価値やら、経験経済的価値みたいなバリューが、市場が成熟しているからこそ必要だという割り切りがないと、真面目にやっても失敗します。

 そして、ある程度大きくなった会社が、さも意味ありげにやる、細かい数値化がほぼ無駄なこと語っています。客観的意思決定に逃げるのは経営者の弱さであること、デュープロセスの明確化ならば意味があることを言っています。このあたりも、一般的にはあまり知られていないことですね。

 また、マネジメントで道徳的な教え、格言集などが最近は流行っていますが、それは、道徳が弱まった社会で弱者への慰めが必要だからということも書いてあります。これがわかっていないと、進捗管理を厳しくやって、離脱を生むので、結局、どんな全社的戦略立案と施策実行プロジェクトもうまく行きません。

 あとは、自称ファシリテーターが増えているので、ブレストやっても無駄だよ、というようなことも触れました。

 本当に、中小企業をターゲットとした、会計士事務所、中小企業診断士、コーチング、ファシリテーター、コンサルタントなどなどいろんな名前を名乗り、いろんなアドバイスをしますが、そもそもそれは大丈夫なの?という疑問を呈しているわけですね。

 真面目に書くと、こんなことがSWOT分析に関連付けて書かれています。

 でね、文章はめちゃくちゃ読みやすいのでさらさら読めます。でも、全てを理解するのは正直、1回読んだだけでは無理です。最後に要約が書いてありますが、要約がすんなり読めなければ、理解できていません。

 ただ、読み物として、さらさら字を追うなら、簡単ですし、それなりに読めるようですね。

 どう読むかは読み手次第ではあります。

 ぐらいでしょうか。おまけなので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、そんな感じです。それでは、また。今度こそ、最後です!

2013.06.08(06:01)|これだけ!SWOT分析コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 おはようございます。伊藤です。

 またまた増刷が決まったそうなので、おまけで書きます。6/23の日経新聞に広告が出るそうです。ということで、おまけのおまけです。

これだけ!  SWOT分析これだけ! SWOT分析
(2013/05/22)
伊藤達夫

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 それでね、この本は、すごーく読みやすいように書きました。すらすら読めます。

 でもね、そんな簡単に理解できないようなことを書きました。

 戦略の立案、実行を真面目にやっている人が読めば、けっこうわかるように書いてあります。が、経営戦略をそんなにやったことがない人は、この本全体のメッセージはわからないように書いてあります。

 ただ、心配しなくてもいいのは、「SWOT分析は、戦略立案にほとんど使わないけれど、中小企業で、戦略などをそれほど考えたことがない人でも、使える面があって、どう使えばいいか?」が書いてあります。そこは誰でもわかるように書いてあります。

 でもね、KFS、いわゆる市場における成功のカギをどう考えるのか?などは、すごく読み込まないとわからないように書いてあります。字面を追っているだけではわからないし、部分的な理解ではわからない・・・。

 語用論的な理解が非常に問われるように書いてあります。

 語用論ってなんだよ!と思うかもしれませんね。そういう名前では書いてありませんが、ジャケットがクリーニングから帰ってきたお姉ちゃんと、妹のお話がこの本に書いてありましたね。あれがまさに語用論です。

 文脈を共有すれば、言葉が直接示す以上の情報が伝わる。単に「クリーニングに出していたお姉ちゃんのジャケット返ってきた?」だけで、妹が何を欲しているか?が姉にはわかる。

 この本も、部分部分は必然的役割があって書いています。その部分だけではなく、全体でどのようなメッセージなのか?がわかれば、部分の理解が更に深まるように、深く読めるように書いています。

 でも、古典と言われる本はたいていそのように書いてあると思います。文字を追うだけでも面白く読めて、全体のつながり、コンテクストがわかって読むと、更に深い味わいがある。

 それが実現できたか?と言えば、私の力量も不足もあり、できていないかもしれませんが、その意図が伝わるといいなあ、と思って書いているわけです。

 戦略は、戦略っぽい部分だけを考えていればできるんだ、と思っているライフハック的な人を批判する意味も込めて書いています。この本は正直、何かしらを批判しまくる意図で書いています。表現としてはソフトですけどね・・・。

 だから、レビューではぼろくそ書かれんだろうなあ、と思ってびびっています。無用に敵を作ってもしょうがないんですけどね。ただ、安易に経営戦略がどうとか語るのも、そこでSWOT分析とか言うのもおかしいでしょう、と私は思っています。ええ。

 ただ、○○ハック的な感覚でも読めるとは思います。

 そこが、私の臆病なところですね・・・。一応、読み切った感が味わえればいいなあ、と。

 でも、わからないだろうなあ、と。

 あんまり本音を書く書き手はいないかもしれませんね。著者の人は、おそらく、それなりに心をこめて書くものだと思っておりますが、それをメタから語るよりは、評価は他者に委ねるべきでしょう。だから、今、私が書いているのはとてもかっこ悪いことかもしれません。

 ただ、全体性、コンテクスト、つながり、こういったものがわからずに、経営戦略がどうということを語ることも、理解することも、ふれることも、できないと私は思っています。

 コインの裏返しをずっと続けるのなら続ければいいかもしれません。しかし、そうではない深い世界。経験を積み重ねてしかわからない世界があるということを垣間見て欲しいと思い、いつも、いろいろと書いています。

 偉そうですね。ごめんなさい。長くなってきたので、今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
2013.06.22(11:27)|これだけ!SWOT分析コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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