「商品戦略があって、そこから、広報戦略、販促戦略、営業戦略とか、そういうものが決まっていくんだと思うけど、そういったものを戦略的に考えていく際のあるべき体制というか、姿みたいなものを提案しないといけないんだけど・・・。いろいろ、アドバイスしてくれないかな?仕事になるかもしれないし。」
戦略って何回言っただろう?正直聞いているのがきつい・・・。Aさんは、昔、お仕事を何度か一緒にやったのだが、イベントとか、そういうのは強いんだけど、いわゆるビジネスプランニングは強くない。正直あんまりかかわりたくない・・・。
「えーと、アドバイスしてから仕事になる、というのは基本的には受けないことにしているんです。顧問契約とか結んでいれば別ですけど。アドバイス商売なので、無料でアドバイスしちゃうと、ちょっと苦しいじゃないですか・・・。」
「俺と君の仲じゃない。そんなこと言ったら、俺だって、君にアドバイスできるかもしれないけど、それは無料だよ。そうでしょ?」
いや、私は、アドバイスで報酬をもらう仕事をしていて、あなたは別のところで、報酬をもらう仕事をしているという点が違うと言っているのですが・・・。
断りきれなかったので、お友達の日系のコンサルティング会社を紹介してあげて、さよならしました。クライアントサイドが成果物イメージがわかない、お金の支払いもよくわからないお仕事って最悪だし・・・。私のゆるーい生活が脅かされそうで・・・。
戦略ってみんな連呼するけど、定義がわかっている人は、すごく少ないと思います。戦略の定義は確かにあいまいですよね。「戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)」によると、10のスクールがあって、10の定義があるよね、ということになっているようですが・・・。私、この本好きですよ。ミンツバーグの物事をやや斜めから見る視線もいいですし、コラムも面白い。戦略とは?という問いに答えているようで、よくわからないところも、好きです・・・。
ただ、よくコンサルティング会社で使われる戦略の定義は、「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」という定義です。長いですね。ただ、非常に練られた定義なので、考えると奥が深いです。
まず、「持続的な競争優位を保持」という箇所ですが、競争相手に対して中長期のスパンで競争して勝てる、という意味ですね。当然、最強の競争戦略は戦わずして勝つことですが、現状では、競争の一切無い市場なんてほぼありません。戦って勝てるの?そのポイントは?という論点、つまり差別化のポイント、ポジションの取り方を明確化しましょうね、しかも中長期で使えるものですよ、ということを言ってます。
あと、「打ち手の束」という部分ですが、打ち手が束になっているというのはどういうことでしょうか?それは、企業がある方向を向いていて、その方向に行くためにいくつもの打ち手がある、ということです。その方向が明確でないといけない。
方向が明確であるということは、どこにどのように向かっていくのか?というのが分かるということです。それでいて、束の中の打ち手は無限じゃなくて、有限なんですね。いくつかの打ち手、つまりアクションプランですが、それによって方向性が構成されているということです。ということは、やること、やらないことが決まっているということです。当然、企業のリソースは有限ですから、やれることは限られている。それは全て打ち手の束の中に入っているんです。
ちょっと強引ではありますが、こんな感じでしょうか・・・。上記のAさんのお話しは、ビジネスプロセスに戦略って付けてるように見えますが、戦略はそういうものではないですね・・・。まあ、7Sのフレームの中でも、ストラテジーと、ビジネスシステムは別論点ですが・・・。(これは説明しだすと長いので、別の機会に、じっくりお話しします。ごめんなさい。)
戦略概論をまともに語ったいい本は、あんまり見たことがありません。ただ、リソース配分とポジショニングの問題に結局は帰着するということを語った本があったような気がしますが、どの本だっけ?ごめんなさい、忘れてしまいました。
まあ、小さい会社の社長さんたちに、こんなことを言っても、あんまり意味がありません・・・。よっぽど勉強熱心な人なら別ですが・・・。事業会社の経営企画の人でも、こういうお話しが好きな人で無いと、あんまり意味がないですね。
一応、コンサルティング側の自分としては、考えないといけない場合、それなりにまじめに考えるので、フレームワークにある程度はまってることは確認はしますけど、そのまま見せても、あまり響かないですね。チャートでプレゼンしないで、ワードに全部文章で箇条書きで書いたりしたほうが、伝わる感じがしますね・・・。

戦略って何回言っただろう?正直聞いているのがきつい・・・。Aさんは、昔、お仕事を何度か一緒にやったのだが、イベントとか、そういうのは強いんだけど、いわゆるビジネスプランニングは強くない。正直あんまりかかわりたくない・・・。
「えーと、アドバイスしてから仕事になる、というのは基本的には受けないことにしているんです。顧問契約とか結んでいれば別ですけど。アドバイス商売なので、無料でアドバイスしちゃうと、ちょっと苦しいじゃないですか・・・。」
「俺と君の仲じゃない。そんなこと言ったら、俺だって、君にアドバイスできるかもしれないけど、それは無料だよ。そうでしょ?」
いや、私は、アドバイスで報酬をもらう仕事をしていて、あなたは別のところで、報酬をもらう仕事をしているという点が違うと言っているのですが・・・。
断りきれなかったので、お友達の日系のコンサルティング会社を紹介してあげて、さよならしました。クライアントサイドが成果物イメージがわかない、お金の支払いもよくわからないお仕事って最悪だし・・・。私のゆるーい生活が脅かされそうで・・・。
戦略ってみんな連呼するけど、定義がわかっている人は、すごく少ないと思います。戦略の定義は確かにあいまいですよね。「戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)」によると、10のスクールがあって、10の定義があるよね、ということになっているようですが・・・。私、この本好きですよ。ミンツバーグの物事をやや斜めから見る視線もいいですし、コラムも面白い。戦略とは?という問いに答えているようで、よくわからないところも、好きです・・・。
ただ、よくコンサルティング会社で使われる戦略の定義は、「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」という定義です。長いですね。ただ、非常に練られた定義なので、考えると奥が深いです。
まず、「持続的な競争優位を保持」という箇所ですが、競争相手に対して中長期のスパンで競争して勝てる、という意味ですね。当然、最強の競争戦略は戦わずして勝つことですが、現状では、競争の一切無い市場なんてほぼありません。戦って勝てるの?そのポイントは?という論点、つまり差別化のポイント、ポジションの取り方を明確化しましょうね、しかも中長期で使えるものですよ、ということを言ってます。
あと、「打ち手の束」という部分ですが、打ち手が束になっているというのはどういうことでしょうか?それは、企業がある方向を向いていて、その方向に行くためにいくつもの打ち手がある、ということです。その方向が明確でないといけない。
方向が明確であるということは、どこにどのように向かっていくのか?というのが分かるということです。それでいて、束の中の打ち手は無限じゃなくて、有限なんですね。いくつかの打ち手、つまりアクションプランですが、それによって方向性が構成されているということです。ということは、やること、やらないことが決まっているということです。当然、企業のリソースは有限ですから、やれることは限られている。それは全て打ち手の束の中に入っているんです。
ちょっと強引ではありますが、こんな感じでしょうか・・・。上記のAさんのお話しは、ビジネスプロセスに戦略って付けてるように見えますが、戦略はそういうものではないですね・・・。まあ、7Sのフレームの中でも、ストラテジーと、ビジネスシステムは別論点ですが・・・。(これは説明しだすと長いので、別の機会に、じっくりお話しします。ごめんなさい。)
戦略概論をまともに語ったいい本は、あんまり見たことがありません。ただ、リソース配分とポジショニングの問題に結局は帰着するということを語った本があったような気がしますが、どの本だっけ?ごめんなさい、忘れてしまいました。
まあ、小さい会社の社長さんたちに、こんなことを言っても、あんまり意味がありません・・・。よっぽど勉強熱心な人なら別ですが・・・。事業会社の経営企画の人でも、こういうお話しが好きな人で無いと、あんまり意味がないですね。
一応、コンサルティング側の自分としては、考えないといけない場合、それなりにまじめに考えるので、フレームワークにある程度はまってることは確認はしますけど、そのまま見せても、あまり響かないですね。チャートでプレゼンしないで、ワードに全部文章で箇条書きで書いたりしたほうが、伝わる感じがしますね・・・。


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