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 「人材派遣てどうだよ?それをビジネスモデルに入れられないか?どうよ?」
 T社長は独特のだみ声で、私に言う。見た感じは、その筋の方のような見た目で、相当怖い・・・。私にとっては大事なお客さんではあるのだが・・・。彼の会社は中国でビジネスを次々と立ち上げている。それいけ、どんどんという感じで。すごいなーとは思うが、みていて冷や冷やする。

 T社長の言う、ビジネスモデルって何だろう・・・。事業領域を増やしたいということか。でも、もうすでに、その都市でやっていくビジネスで、当初の切り口とすべき事業はだいたい決まったじゃん・・・。人材派遣を切り口にしたほうが、新規の法人客が取れるなら、それを切り口にすればいいじゃん。でも、一番顧客リストを得られそうな事業は、違う事業だってことになったじゃん。

 うー・・・。同時にいくつもの事業のオペレーションなんて、組めないじゃん・・・。あなたの会社にそんなに社員いないじゃん。マネジャーもまともな人を育ててないじゃん・・・。このリソースの中で1つでもビジネスシステム作るだけで、大変だなんだけどな・・・。

 「儲かりゃいいだろ?な?お前も儲けたいだろ?」

 ある意味で愛くるしい笑顔で私に語りかけてくる。いや、そんなことはないですわ・・・。儲かりそうでも、めんどくさそうな仕事は断るし、クライアントにリスクが大きそうな場合も、受けない。一応、そういうポリシーだから、ゆるーくやってるんですが・・・。まあ、ある意味、ガツガツしてない、だからかはわからないが、ガッポリ儲かってはいない・・・。

 ただ、中国は基本的に、成長市場だから、やったもん勝ちな側面は大きい。顧客獲得で大きな問題は起きにくい。あるとしたら、オペレーションがついていかないという問題だ。まあ、人材派遣に登録する人を集めるのと、派遣社員を雇いたい会社のリストを集めるのを、成長市場にあるうちにやってしまえ、というのは正しいとは思うけど。でも、ひょっとして、人材派遣はまだ導入期ではなかろうか・・・。

 そういえば、どこかのブログで、上海で人材会社をやってる、みたいなブログがあったから、見てみた。

 このブログ↓

「上海で人材紹介はじめました」 
 
 うーん。この人はどうも人材紹介をやっているようだ。「日本の人材会社が、中国に進出して日本に中国のいい人材を連れて行こうとしている」って書いてある。すごいな。日本企業、中国企業をクライアントとした人材紹介は成立しそうだ・・・。でも人材派遣に関しては何も触れてない・・・。

 これまで、見てきた感じだと、中国人ってプライド高くて、1円でも高いほうにすぐに転職しちゃう。それが雇用側からも当たり前だそうだ・・・。この前提から考えると、見ようによってはピンハネに見える人材派遣が成立するだろうか?

 ひょっとしたら、中国人でも企業にロイヤリティが芽生えるマネジメントシステムを開発して、中国企業に売ったら、売れるかもしれないけど、そんなん無理か・・・。
 

 ただ、経営者であっても、お客さんを中心に考える人は少ないなあ、というのが私の印象・・・。いや、経営者だからこそなのだろうか・・・。

 新規のお客さんを獲得する時に、どんなサービスを提供するために、どんなメッセージ、事業を切り口にして、そのお客さんの獲得にいくらかかって、期待収益がいくらなのか?そしてリピートコストがいくらで・・・。その事業で得た顧客リストに対してどんな違うサービスを提供して、その獲得コストはいくらで、期待収益はいくらで・・・。無理か。こういうふうに考えられる社長だったら、私はいりませんね・・・。

  


 

≫「人材派遣はどうだ?」の全文を読む
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2007.10.26(09:32)|ビジネスケースコメント(1)トラックバック(0)TOP↑
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・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

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