「会社を設立した思いはなんですか?」と、最近になって、聞かれることが多くなりました。なぜ、そういうことを聞かれるようになったのかはわかりませんが。

 プロフィールのところに、ビジネスの本質を究めるため、と書いてあって、確かにそういうもののためなのですが、なんでしょう・・・、別に、その本質を究めて、独り占めしたい!とか、そういうことではなくて、ビジネスナレッジがもっと広く、世の中に行き渡っていけばいいな、という思いというほうが正しいと思います・・・。

 ビジネスに関して、人類が考えてきたことというのは、多くの知見を生み、その知見は活用されてはいると思うのですが、意外と偏在していると思うのです。

 特にシステム開発の領域はひどいですね。騙されるほうも悪くないわけではないのですが、情報の非対称性をいいことに、それを悪用するのもひどいし、期待した成果が実現しないことが多々あることが問題だと思います。


≫「ターゲット&提供価値のお話し・・・」の全文を読む
2007.12.01(13:48)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 ビジネスナレッジとして、ターゲティングは普及してきましたが、提供価値はあまり普及していない、ということを先日のブログで書いたんですね。

 それで、今日は提供価値に関して説明していこうと思います。

 提供価値には、機能的価値と情緒的価値の大きく2つがあると考えるとわかりやすいと思います。モノが無い時代は、機能的な価値だけで充分ですが、モノが行き渡ると、つまり世の中に機能的価値が行き渡ってくると、競争のポイントは情緒的価値の大きさに移行してきます。

 ドラえもんの「どこでもドア」が発明されたら、「どこでもドア」の機能的価値、つまりどこでも好きな場所に瞬時に移動できるという価値、それを人は求めるでしょう。デザインがどうとか、体験がどうとか、そういうことは気にせずに、買いに走るでしょう。

 でも、これもみんな持ってるよ、というお話しになると、デザイン性とか、安全性とか、そういうものが競争のポイントになってきたりするんでしょうね・・・。



≫「ターゲット&提供価値(その2)」の全文を読む
2007.12.03(22:20)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 ターゲットと提供価値のお話しをしていたんですね・・・。今日で3回目です。

 提供価値には機能的価値と情緒的価値があって、機能的価値が行き渡ると、情緒的価値が競争のポイントになってくる。これは、市場の成熟と同じだと考えてくれればいいです。日本は全体として成熟市場に入っていますから、普通のものを売る場合には、情緒的価値が重要になってくるんですね。

 当然、突発的に出てくる新機能は一気に成長しますよ・・・。コエンザイムQ10とか。アミノ酸飲料とか・・・。でも、みんな出してくるから、競合が多くなって、機能的価値だけでは売れなくなって、プラスアルファが必要になる、という道を辿ります。

 話しを元に戻すと、情緒的価値というのは人の感情的側面に直接作用する価値だと捉えると、映画とか、そういうものを参考に考えるとわかりやすいのでは?と。


≫「ターゲット&提供価値(その3)」の全文を読む
2007.12.04(10:28)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 今日で4回目ですね。ターゲット&提供価値のお話しです。多少古くて申し訳ないのですが、「私をスキーに連れてって」を例に、インサイトを起点にして、情緒的価値を設計していくというのを、説明していたと思います。

 ちゃんと説明できているかは、少し不安ですが・・・。

 昨日、さらっと書いたところをもう少し深めていきますね。「ターゲット層を広く取っていくやり方」という言葉遣いがちょっと説明不足だったので、書きますね。

 どう説明しましょうか・・・。広い層に強い力で訴求することは非常に難しいことだ、ということは理解していただけますよね?弱者はニッチ市場への集中すべしという考え方がありますが、その考え方自体が、そのことを物語っていると思います。

 広い層に深く訴求はできなくても、狭い層になら深く訴求できるかもしれないと思いません?まあ、すごく深くなかったとしても、購買するためのポイントをギリギリ超えることができるぐらいの訴求ができるかもしれないとか・・・。


≫「ターゲット&提供価値(その4)」の全文を読む
2007.12.05(14:31)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 もう5回目ですね。ターゲットと提供価値のお話しです。長いです・・・。ただ、このあたりの論点はマーケティング的なことを教えるときの必須のポイントで、しかもわかりにくいところなんです。こういうことがわかっていれば、商品の企画が楽にできますね。

 事業の企画にしても、同じですね。自分のお話しで恐縮ですが、何日か前のブログに書きました・・・。

----------------------(以下引用)--------------------------
 
 プロフィールのところに、ビジネスの本質を究めるため、と書いてあって、確かにそういうもののためなのですが、なんでしょう・・・、別に、その本質を究めて、独り占めしたい!とか、そういうことではなくて、ビジネスナレッジがもっと広く、世の中に行き渡っていけばいいな、という思いというほうが正しいと思います・・・。

 ビジネスに関して、人類が考えてきたことというのは、多くの知見を生み、その知見は活用されてはいると思うのですが、意外と偏在していると思うのです。

(中略)

 こういう不幸は、ビジネスナレッジがあまりに偏在しているせいではないかな、と思うのです。そういったナレッジが、世の中に広まっていけば、あまりにひどい状況というのが、少しは少なくなるのではないかな、と。そういう思いで、今のお仕事を始めたんですね・・・。

----------------------(引用終わり)-----------------------------


≫「ターゲット&提供価値(その5)」の全文を読む
2007.12.07(09:35)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 かつて、一緒に仕事をした友人から電話がかかってきました。

 私:「久しぶりです。元気ですか?」
 
 友人:「おー。元気元気。でさ、俺、転職するんだ。中国のゲーム会社でさ、商品寄りのことやることになってるから、もし暇なら、一緒にいろいろとやらない?と思って。」

 私:「まー、そんなに忙しくはないですけど・・・。」

 友人:「俺さー、持ち駒少ないんだよね。マーケティング寄りのことを投げる外注がいなくてね。入社の時に、元にいた会社のマーケティング部門の部門長が独立して、コンサルティングの会社やってるから、そこに頼めばいろいろできますって言っちゃってさ。」


≫「中国資本の日本進出・・・」の全文を読む
2007.12.08(18:12)|ビジネスケースコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 システムコンサルティングの戦略グループにいる友人と食事をした。以前のブログにも書いたが、彼はのんびりした会社にずっといたのだが、何を思ったのか、突然、コンサルティングへと転職した。それから1年ぐらいだろうか。この前、会ってから1ヶ月ぐらい。だいぶ参っている様子だった・・・。

友人:「シェアードサービスのプロジェクトが現場の抵抗でうまく行ってないんだよね。業務改革自体は現場がすごく抵抗するもんだっていうのはわかっているんだけどさ・・・。」

私:「俺は、現場が抵抗するような業務改革自体に問題があると思うけど・・・。ベストプラクティスなんて幻想だと思っているからね。」

友人:「そうかな。経営陣が従業員を管理するために、KPIの設定とか、管理会計とか、そういうのは必要で、従業員は管理されるのが嫌なんだとは思うけど。それで、今回のプロジェクトではディレクターが、ヒューマンリソースに問題があるって言い出してさ。次のフェーズでチェンジマネジメントの提案を経営陣にすることになってるのが、ちょっとおかしい気はしてるんだけど。」

私:「チェンジマネジメントって、具体的にどうしろってこと?」


≫「ピュアだった頃・・・」の全文を読む
2007.12.10(13:18)|コンサルティングコメント(0)トラックバック(1)TOP↑
 ありがとうございます!カウンターの数字が500を記録しました!ブログをはじめて2ヶ月になりますが、こんなに読んでいただけるとは思っていませんでした。

 だいぶ前に、祝100ヒット!というのを書いて・・・。300の時は気がついたらだいぶ超過していたので、書きませんでしたが、まあひとつの節目ですね。

 顧客が考える意味ある数字をご存知ですか?1、3、5、10、の4つだと言われています。どういうことかと言うと、100円、300円、500円、1000円がお客さんが買う目安になるということですね。まあ、1000円、3000円、5000円、1万円もそうですが・・・。

 だから、200円とか、400円、700円とか、中途半端なプライシングは効果的でない、ということですね。

 まあ、±17%ぐらいの誤差は許容されるそうですけどね。人はキリがいいと感じる数字を真ん中にして判断してしまうみたいです。アメリカでのマーケティングのための実験の知見ですね・・・。



≫「祝!500カウント!!」の全文を読む
2007.12.12(16:34)|ブログ雑感コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 「どんな経営者がいいと思います?」

と聞かれました・・・。私が「経営者は・・・」という話しばかりしているからかもしれないですね。暑苦しく見えるのは嫌なので、あんまり主張はしていないつもりなのですが・・・。

 冷静に考えると、企業の数と同じぐらい経営者はいますよね。企業って、気が遠くなるほど、たくさんあると思います。

 上記の質問は、ある意味で、

 「どんな人間がいいと思います?」

と言われているのと同じような印象を受けました・・・。

 もしも、そういう問いだとすると、

 「なんだっていいんじゃないの?」

というのが私の中での正しい答えにはなります・・・。

  
≫「連続性と非連続性」の全文を読む
2007.12.15(20:29)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 連続性と非連続性のお話しをしていたんですね。「明日書きます」といいつつ、日が開いてしまいました・・・。ちょっと忙しくなってきて・・・。

 ゆるくない・・・、カツカツなスケジュール。せわしないコンサルタントな日々を送ってしまっています。コンセプトからはずれてるなー、と思いつつ、お金は稼がないとなー、と思いつつ。

 単価を一気に10倍にしようかな・・・。

 良心価格でやりすぎかな・・・。でも、それは理念からはずれるし・・・。

 と、日々の心情の吐露は横に置いておいて、連続性と非連続性にお話しを戻します。


≫「連続性と非連続性(その2)」の全文を読む
2007.12.19(20:41)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 連続性と非連続性の3回目です。前回は、意味不明な言葉がいっぱい出てきてしまいましたね。そんなの、意思決定に必要なのか?、難しく考えすぎなのでは?と思うかもしれません。

 ええ、確かに難しく考えすぎです・・・。

 ただ、コンサルティングのバリューはたどり着いた結論を伝えることではなく、そのプロセスを可視化することによって、経営者がそのロジックを自由に組み直し、まったく違うことにたどり着けるようになること、だと思うからです。

 結論としては、この前も書いたように、未来を作り出す時には、「非連続性」が、組織マネジメントの際には「連続性」が重要なんですね。この結論は、おそらく正しいと思っています。

 この結論にたどり着くもっとシンプルな道はあるかもしれませんが、私が納得感を感じる道筋は、けっこう難しく考えすぎに見える道だということですね。


≫「連続性と非連続性(その3)」の全文を読む
2007.12.21(09:06)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 この前は、「ゲシュタルト概念」について説明しましたね。連続性と非連続性を説明してもう4回目です。

 ていうか、クリスマスイブですね・・・。

 時間はある意味で幻想だと私は思っていますが、今日、そんなことを言ったら、ひねくれていると思われてしまうでしょう・・・。

 時間概念に関しては、また後日、「タイムベース競争」とか、「リアルオプション」とか、ファイナンスがらみの意思決定?期待収益と金利がどうとか、企業のバリュエーションとか、そういうお話しをいつかこのブログで説明するかもしれない時に、取っておきます。

 思わず連続性のないことを書いてしまいましたが・・・。そう、今日は「複雑系」のお話しです。



≫「連続性と非連続性(その4)」の全文を読む
2007.12.24(16:34)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 今日で、5回目ですね。ある意味でマニアックなテーマですが、5回も書けるものですね・・・。

 意思決定の不思議に魅了されている人?ぐらいしか興味ないのではないかな、と思ってしまいますが・・・。意外と、見てくれているようで。でもですね・・・、 

 普通にやるなら、意味はないかも・・・。

 ごめんなさい。ただ、未来を作る際の発想として、こういう考え方を持っているほうが、柔軟な発想ができるのではないかと思っています。経営を続けていると、縮小均衡に陥るのでは?と思うことがありませんか?そう、そういう時に、少し役立つのかな、と。

 まあ、経営者はなんでも勉強しておいて損はないですからね・・・。今日は、「未来が作られる瞬間」や、「一連の議論を取り扱う際の留意事項」のお話しです。


≫「連続性と非連続性(その5)」の全文を読む
2007.12.27(15:23)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 今日で、6回目です。連続性と非連続性のお話しですね。今日で終わらせるぞ!という決意を込めて、最終回と書いてしまいました。

 もう、年末ですね。いろいろとあった1年でした・・・。ブログとしては、10大ニュースとか、来年を読むとか、そういうことが季節感があっていいと思うのですけど、今日の説明が終わってからですね。

 光の観測に関して、コペンハーゲン解釈の説明をしたんですね。その上で、「シュレディンガーの猫」や、「多世界解釈」とか、「観測問題」のお話しをするんですね。

 簡単に説明するのは難しいですね・・・。

 このあたりのお話しを、適当に解説しているWebページは山ほどあります・・・。妙にまじめな自分が悲しい?ですが、誠意をもって、極論や曲解をはらみつつ、ご説明いたします。


≫「連続性と非連続性(最終回)」の全文を読む
2007.12.31(14:46)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
推薦図書
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「7つの誓い」
私のコンサルティングのポリシーです。ちょっと堅苦しいかもしれませんけど・・・。

・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂くこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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