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 ブログの更新が久々です。ごめんなさい。

 さて、今日は思考について、書きます。

 でね、思考とは何か?というと難しいので、どうすれば思考をしたことになるのか?というところから入ります。

 私がいつも言うのは、「事実から事態を作れば思考になるよ」ということです。

 事実は事実ですよね。わかりますよね。

 事態とは何か?というと、起こりうる可能性のことです。

 非常事態というのは、常ならざることが起こることですね。こんな事態になるなんて!とか、こういう事態を想定したほうがいいのではないか?とか、使いますね。

 で、事態を作るにはどうすればいいか?

 簡単です。事実を少し変えればいい。

 今座っている椅子を見てください。それで、色を変えてください。それで、事態ですよね。

 今、住んでいる部屋を思い浮かべてください。模様替えをしてみてください。3パターンぐらい。これで十分に事態ですよね。

 頭の中で、机やいす、ベットを動かす。けっこうしんどいです。でも、これをやると、このアナロジーでいろいろなことができます。

 例えば、コンビニで一人の人が入口から入って、品物を選んで、買って、出ていくまでを見てみる。それを10人ぐらい見る。

 その上で、この男の人が女の人だったら、このTシャツの人がジャケットを着ていたら、とか、いろいろ変えてみる。それで、行動も少しずつ変えてみる。これで思考したことになります。

 コンビニ経営者なら、簡単にできるでしょう。

 じゃあね、この人が5歳年を取ったら、どういうふうに入ってきて、どういうふうに選んで、どういうふうに買って、出ていくのか?とかを考えてみる。

 いくらでもやりようはあります。

 こういうのを思考と言うと思っておけばいいです。事実から事態を想定すれば思考だよ、と私は教えます。上級者には内的表象の操作だよ、と教えますが、理解するのに、すごく知識が必要になるので、普通は事態を想定するでいいと思います。

 それでは、今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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2013.07.07(21:25)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 仮説が検証できません、という人がいたりします。

 そりゃあ、できないでしょう、と思います。

 仮説はどこまで行っても、仮説ですからね。

 市場がどうであるという仮説であれば、その仮説でどれぐらい事象を説明可能か?ということに尽きると思います。

 アクションの仮説を検証するには、実際にやってみるしかないですよね・・・。同じことをライバル会社がやって失敗していれば、失敗する可能性は非常に高いです・・・。

 それで、やってみて、カネの無駄だったのか、そうでなかったのか、を考えればいいと思います。

 でね、市場に関する仮説に戻ると、その仮説がどれぐらい事象を説明できるか?というのが、使える仮説なのか、そうでないのかの判断基準です。

 例えばね、天気予報で考えてみましょう。

 前の日と同じ予報をする、がド素人でも天気を当てる方法としてあります。これは、「前の日と同じ天気が繰り返しやすい」という仮説で物事を見ています。

 でもね、もうちょっと科学的に行きたいじゃないですか。

 そうすると、雲の動きを予測する、とか、そういう方法を取ってみる。これは、「雲が天気を決める大きな要因であり、その動きがわかれば天気がわかる」という仮説で物事を見ているわけです。

 そうすると、晴れなのか、雨/曇り、なのかは予報できそうな気もします。

 でも、難しいのは曇りと雨の判別でしょうけどね。あと、風向きがすごく変わりやすくて、予測しにくい地域では、あんまり使えないかもしれません。

 でね、その仮説がどれぐらい事象を説明できるのか?どれぐらいの期間、説明可能なのか、というのを過去を見て調べてみます。

 天気だったら、過去3年ぐらいを見てみるとか。

 それで、いろいろと説明できそうだったら、その仮説には説明する力があって、使える、となるわけです。

 ただ、変化は環境において常に常に起こりますので、その仮説が説明する力が失われることもあるかもしれません。そうしたら、新しい仮説を作ってみないといけませんね。

 それで、その市場に関する仮説が自分のアクションに変化をもたらすのか?というところも大事です。

 天気予報で、雨と曇りを判別できないと、傘を無駄に持っていくことが多くなりそうです。そうすると、あんまり使えない仮説ということになりますよね?

 もしも、雨を判別することが可能な仮説ならば、無駄に傘を持っていかずに済みそうです。

 そういう仮説をちゃんと作れているでしょうか?そして、どれぐらい事象を説明できるか?という視点で評価できているでしょうか?

 それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。




2013.07.12(00:36)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
おはようございます。伊藤です。

今日まで暑いようですね。
ただ、これぐらい暑い方が私は楽です。
寒くなると緊張しますからね。

さて、今日は語用論のお話をまたします。

何度も何度も書いていますが、
なかなか普及しません。

語用論というのは、論理学の一分野で、
人が自然に意味を理解する時に使っているメカニズム的な
「正しさ」に関する研究ですね。

昔、シンクタンクの報告書には主語がないと
揶揄するコンサルタントがいました。

これは、語用論的に意味合いがわかっていない、
ということと同義です。

例えばね、とある重電会社はエアコン事業を持っています。
でもこれ、無駄だと言われたりしますよね。

500億円のコンシューマー事業は「無駄」という
意味合いで見えるわけです。

数兆円レベルで売上があるような会社で、
メインはもっとでっかいB2Bの重電ですからね。

なんでコンシューマーだけやるんだよ、という感覚でしょう。

事実としては、500億円の事業がある。
それが大きいか小さいか。
有効な事業なのか、無駄な事業なのか。
この解釈が戦略上は大事ですよね。

スポーツの例でも見てみましょう。
サッカーのグラウンドは68M×105Mです。
敵味方に分かれて、90分で試合をします。

このグラウンドを、「広い」と考えるか、「狭い」と考えるかで、
サッカーのやり方がだいぶ変わってきます。

90分を「長い」と捉えるか、「短い」と捉えるか、でも
サッカーのやり方はだいぶ変わってきます。

グラウンドは狭い、90分は短いだと、
とにかく走ってボールを追い続けるサッカーになりますよね。

グラウンドは広い、90分は長いだと、
パスでボールをキープして、相手を疲れさせるサッカーになりますよね。

事実をどう解釈するか?というのは、戦略によるわけです。

しかし、何もこれは戦略だけの話ではないのです。
普段から、物事を意味合い優位で私たちは認知しています。

これは、人間の認知メカニズムからわかっていることですが、
私たちは生データをそのまま見ているわけではない。

通常は、何かを知覚したら、それが自分の生存に意味があるか、ないか、で、
認知する、しないが決められています。

食べ物が大きく見えるのは、このメカニズムによっています。
食べ物は生存に大きな意味合いを持ちますからね。

そして、何かを認知する時、
知覚対象と似ている過去の体験をひっぱり出してきて、
物事を認知している。

犬を見る時、私たちは過去の犬体験をひっぱり出してきて、
重ねあわせてみている。

これをちゃんと指摘したのは、
アブダクションで有名なパースですけどね。

そもそもね、私たちは自分たちの生存に最大限有利になるように世界の情報を認知しているんです。
でも、ビジネスだとなぜできないんでしょうね?

答えは簡単です。自分は会社と一体ではないからです。
経営者は、会社と一心同体の場合がけっこうありますので、
自社にとっての意味合いで環境が見えています。
だから、戦略的に事実の意味合いが見えるのは当たり前です。

そして、この見え方は経験量に依存します。
そうすると、従業員と歴史の共有ができていないと、
会社にとっての意味合いで環境を見るんだ!と言っても無駄なわけです。

そうすると、外部環境の「機会」も「脅威」も従業員には見えないことになります。
経営者って孤独ですね。

そして、これを理屈で教えるのは非常に難しい。
ロジックとか論理と言うと、アリストテレス以降2000年の歴史がある構文論的なこと、
命題論理などに依拠することしかできない人たちであふれているからですね・・・。

と、憂鬱になりますが、
わかっていると、個人レベルでも企業レベルでも競争優位になるので、それはそれで
いいのですが、さすがに話が通じない人ばかりでもさみしい人生なので、
こうやってメルマガやブログを書き続けるわけですね。

それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
2013.07.14(09:56)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 こんにちは。伊藤です。

 今日は世間的には祝日でお休みですね。今日から多少涼しいそうです。

 今朝、久々にこのブログの検索キーワードを見たら、要約とか、そういう言葉がけっこうあったので、今日は要約とかそういうことに関して書いてみます。

 それでね、要約というと、文章を見て、言葉を短く言い換えればいいんだ!というアプローチの人がたくさんいます。確かに、頭を使わないでやるならそういうやり方もあるかもしれません。

 でもね、それだとあんまりちゃんとした要約はできないと思います。

 結局ね、文章は指し示している具体的な状況があることがほとんどです。

 そうするとね、その状況がちゃんと、非言語的にわかっていないと、それを言語に落とせませんよね。

 例えばね、サッカーの試合があったとして、スポーツ紙がそれをまとめていたとします。そのまとめた文章を更に短くまとめたりして、要約することもできるでしょう。

 それで1000字の文章になっていたとします。

 その1000字を見て、500字に要約してみて、200字に要約してみて、100字に要約してみて、とやる訓練もあるかもしれません。

 でもね、サッカーの試合をちゃんと最後まで見て、1000字、500字、200字、100字でまとめると、だいぶ違うと思いませんか?

 伝わります?

 あとね、要約する時には、要約の目的があります。○○さんが楽しむために要約するとか、そういう目的で要約したり。

 市場の動向を、マーケティングの部長向けに要約するなら、ちゃんと、部長が考えている今後の方向性を踏まえた要約をしないといけないですよね。

 文章が示している具体的な状況、言語ではない具体的な状況をイメージして、目的に沿って書く。

 この感覚が腑に落ちていれば、別に要約なんて難しくないでしょう、と思ったりします。

 もう少し考えてみましょう。マネジメント寄りの話に向かって掘って行きます。

 ただね、こういうことがちゃんとわかって、実行できる人は、2割いればいいほうです。

 たいていの人は、具体的状況をイメージできないか、イメージできるにしても、その情報量は小さいですね。

 そうするとね、全員がわかるために、言葉が指し示す情報量を極限まで小さくして、コインの裏返し的に分かった感を持てるように指示をすると言うやり方が1つあります。

 例えばね、飲食店で、お客さんにお茶を注ぐタイミングは、飲んでいる湯呑の角度が深くなった時だとマニュアルに書くのは、こういう言葉が指し示す情報量を極限まで小さくするアプローチです。

 マシーンのように、湯呑の角度だけを見て、お茶を注ぐ。

 そういった小さい指示を積み上げて、全体を成立させるアプローチが1つの極にあります。

 もう1つの極では、大きな目的と、いくつかの原理原則だけを伝えて、行動は自由に考えさせるというアプローチがあります。

 前者はどんな従業員が来ても、決め事を守らせればいいので、従業員の能力を全く信用しないアプローチです。どちらかというと時代はこっちのほうに来ているように思います。近年のビジネス書のコインの裏返し的な、薄っぺらいビジネス書が売れる的な様相を見ても、そういう感じでしょう。

 でもね、企画とか、そういうことが大事なのであれば、考える作業をやることは必須なので、後者のアプローチを取らないと、会社の考える能力が下がって行きますね・・・。

 教育は間違いなく後者を目指すべきですが、ビジネスシステムを組む際には、現在の従業員の能力をベースに組まざるを得ないので、前者の要素もしっかり考えていくべきですね。

 で、前半で要約の話、後半でマネジメントの話をしていますが、この2つはとても似ていると思います。伝わりますか?伝わらないでしょうか?

 長くなってきたので今日はこのあたりで。

 次回をお楽しみに。
2013.07.15(10:46)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 こんばんは。伊藤です。

 今日も暑かったですね。さて、今日は仮説の話です。

 たまに見かけます。『仮説があれば効率的な検討ができる』という主張を見かけます。

 これね、私も正しいと思います。でもね、「仮説があれば」が要注意で、仮説はどうやって出すの?というのが大きな問題になります。

 仮説が難しいか?と言えば、何度も書いているように難しいわけではない。期待と同じです。『彼女がプレゼントをくれるんじゃないか?』と期待する。それと同じ作用です。そう思って過ごして、彼女と会ったら、彼女の挙動が全てプレゼントをくれそうか否か?で見えてくる。

 それと同じで市場に対して期待することを中心として仮説が組み上がる。

 でもね、そういった仮説を出すには、それなりのそのマーケットにおける経験が必要です。何も経験がないのに出せるか?というとそこは難しい。

 そこを越えるためには、アナロジーという考え方が有効です。アナロジーとは似ているというところから、考える方法です。

 あの業界とこの業界は似ている。だからあの業界で成立したことが、成立しうるんじゃないか?と。

 成功事例を集めたがる人もいますが、似ていない業界で成立したことはあまり意味はありません。どういった側面で似ているのか?がわからないと適用の仕方がわかりません。

 ただ、他業界に知見があるのなら、そこから仮説を持ってくることはできなくはない。

 できた仮説が、そのマーケットにおいて説明力を持つか?をある程度見てみないと、それを基にしたアクションを考えるのは不安です。

 未来はわからない。

 その施策アイデアが使えるかどうかは使ってみないとわからない。ただ、市場を説明力があるモデル、仮説で捉えられるのならば、その仮説が正しいとして、正しそうなアクションを考えることはできます。

 どの道、経験は必要です。それが自分の業界なのか、他の業界なのか、というところだけです。

 他業界での成功事例はとっかかりにはなり得ますが、それ以上ではありません。それがどのようにマーケットを説明する仮説によっているのか?がわからないときつい。

 このあたりは、アクションとマーケットの関係をいつも考えていないとわかるようにはなりません。マーケットがこうだから、こういうアクションが効きそうだ。こういうアクションがこの業界で効いたということはマーケットがこうだったのではないか?

 このあたりのことをいつもいつも考えていればわかるようにはなりますけどね。

 もし、こういうことをする余裕がないのなら、正しいマーケットの分析をしようと思わないことです。SWOT分析でもして施策アイデアを出すだけでなんとかすればいいと思います。

 それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。

 
2013.07.18(20:22)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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