おはようございます。伊藤です。
年度初めですね。
今年度も頑張ります。
さて、今日は戦略のお話です。
コアコンピタンス、ケイパビリティを捉えなおします。
コア・コンピタンスはハメルとプラハードが提唱したコアな競争力という概念ですが、
これはリソース重視派の考え方ですね。
リソース重視派である以上、パワー論だと私は思って
この概念を私は眺めます。
パワー論とは権力論です。
いかに人に言うことを聞かせるか?です。
人とは誰かと言えば、主に従業員です。
当然、社外的にどう権力を獲得するか?という論点もあり、
そのベースになる概念を作るという話はありますが、それはまた別の機会に書きます。
それでね、
元々、コアコンピタンスというのは、複数事業を展開している企業において、
その複数事業展開のベースとなる要素技術やノウハウを指します。
だから、そのコアコンピタンスをベースにいろいろ横展開できますよ、
というのが、メッセージです。
ここから、技術だけではなく、経営ナレッジ全般に捉えなおしたのが、
ケイパビリティです。その会社ができること、です。
できることに集中して頑張ろう!と言うものです。
この背景としては米国企業がよくわからん多角化をし過ぎていたというものがあります。
電話会社が駐車場を経営したり。
最近の日本であったのは、ガソリンスタンドがコンビニをやったりという話でしょうか。
だから、コアな技術などをベースとしたものに絞るべし、新規で展開するにも核を持つべし、
というお話です。
ただね、現実的にこの核というものは何なのか?
なぜ、企業は本業と「無関係」と思える事業をやると失敗するのか?
ということをちゃんと問う人は少ない。
これはね、企業活動をどう捉えるのか?によるわけですが
企業とは、お客さんが価値だと感じる商品・サービスを、業務を組んで、組織を作って提供するためのもの、
だとしましょう。
そうするとね、業務を組んで、組織を作ってのところで、
命令する、されるの関係が必ず出てくる。
ここで当たり前の話をすれば、いかにやれと言われても、やったことのないことはできない。
電話会社の仕事をしていた人に、駐車場をやれと言っても難しい。
やれと言う側も、どういうふうにやれと言えばいいのか?がわからない。
電話会社でどう利益を上げる行動を命令すればいいかはわかりますが、駐車場ではわかりませんよね。
やれと言う方も、言われるほうもできないという状況ができてしまうわけです。
人間はやれることは限られています。
ここにコアコンピタンス、ケイパビリティの話が集約してくるわけです。
競争力とは業務の遂行能力の話であって、バリューの話ではないのです。
確かに、お客さんが価値だと思うことをやるという話はあるわけですが、
電話会社をやる際にお客さんが価値だと思うことをやる能力と、
駐車場会社をやる際にお客さんが価値だと思うことをやる能力は違う。
やったことのないことはできません。
そして、もう少し言えば、できることは放っておいてもやるんです。
従業員は命令の仕方にそれほど工夫をしなくてもできることはやる。
逆にできないことは命令の仕方を相当工夫しないとやろうともしないし、できないのです。
この、従業員ができること、放っておいてもやること。
更に、経営側が命令の仕方がわかっていること。
これをコアコンピタンス、ケイパビリティと言うと考えるとわかってきます。
やったことないことは、権力行使にどうしても問題が出るんです。
命令する側も、される側もね。
まとめると、できることにフォーカスして稼げるだけ稼ぐ。
メインの市場で儲けられるだけ儲けるけど、似た市場で、似たできることで儲けられるなら、それも限界までやろう、なのです。
それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
年度初めですね。
今年度も頑張ります。
さて、今日は戦略のお話です。
コアコンピタンス、ケイパビリティを捉えなおします。
コア・コンピタンスはハメルとプラハードが提唱したコアな競争力という概念ですが、
これはリソース重視派の考え方ですね。
リソース重視派である以上、パワー論だと私は思って
この概念を私は眺めます。
パワー論とは権力論です。
いかに人に言うことを聞かせるか?です。
人とは誰かと言えば、主に従業員です。
当然、社外的にどう権力を獲得するか?という論点もあり、
そのベースになる概念を作るという話はありますが、それはまた別の機会に書きます。
それでね、
元々、コアコンピタンスというのは、複数事業を展開している企業において、
その複数事業展開のベースとなる要素技術やノウハウを指します。
だから、そのコアコンピタンスをベースにいろいろ横展開できますよ、
というのが、メッセージです。
ここから、技術だけではなく、経営ナレッジ全般に捉えなおしたのが、
ケイパビリティです。その会社ができること、です。
できることに集中して頑張ろう!と言うものです。
この背景としては米国企業がよくわからん多角化をし過ぎていたというものがあります。
電話会社が駐車場を経営したり。
最近の日本であったのは、ガソリンスタンドがコンビニをやったりという話でしょうか。
だから、コアな技術などをベースとしたものに絞るべし、新規で展開するにも核を持つべし、
というお話です。
ただね、現実的にこの核というものは何なのか?
なぜ、企業は本業と「無関係」と思える事業をやると失敗するのか?
ということをちゃんと問う人は少ない。
これはね、企業活動をどう捉えるのか?によるわけですが
企業とは、お客さんが価値だと感じる商品・サービスを、業務を組んで、組織を作って提供するためのもの、
だとしましょう。
そうするとね、業務を組んで、組織を作ってのところで、
命令する、されるの関係が必ず出てくる。
ここで当たり前の話をすれば、いかにやれと言われても、やったことのないことはできない。
電話会社の仕事をしていた人に、駐車場をやれと言っても難しい。
やれと言う側も、どういうふうにやれと言えばいいのか?がわからない。
電話会社でどう利益を上げる行動を命令すればいいかはわかりますが、駐車場ではわかりませんよね。
やれと言う方も、言われるほうもできないという状況ができてしまうわけです。
人間はやれることは限られています。
ここにコアコンピタンス、ケイパビリティの話が集約してくるわけです。
競争力とは業務の遂行能力の話であって、バリューの話ではないのです。
確かに、お客さんが価値だと思うことをやるという話はあるわけですが、
電話会社をやる際にお客さんが価値だと思うことをやる能力と、
駐車場会社をやる際にお客さんが価値だと思うことをやる能力は違う。
やったことのないことはできません。
そして、もう少し言えば、できることは放っておいてもやるんです。
従業員は命令の仕方にそれほど工夫をしなくてもできることはやる。
逆にできないことは命令の仕方を相当工夫しないとやろうともしないし、できないのです。
この、従業員ができること、放っておいてもやること。
更に、経営側が命令の仕方がわかっていること。
これをコアコンピタンス、ケイパビリティと言うと考えるとわかってきます。
やったことないことは、権力行使にどうしても問題が出るんです。
命令する側も、される側もね。
まとめると、できることにフォーカスして稼げるだけ稼ぐ。
メインの市場で儲けられるだけ儲けるけど、似た市場で、似たできることで儲けられるなら、それも限界までやろう、なのです。
それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
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