fc2ブログ

**********************************************************************
メールマガジン「インサイト100」
週に1回配信中。
登録は⇒http://www.taii.jp/
**********************************************************************
インサイト100書籍
> PEにいる方とランチ
 今日はPE、プライベートエクイティの方と大手町でランチしました。

 ファイナンス領域の知人はけっこういます。

 先日、シティーの友人と、目指せバフェットで一緒にバリュー投資をしようよ!というお誘いを大戸屋でされてました。

 「お前が勉強してバリュー投資を学んで銘柄選んだら投資するからさ」

 って、俺がこれから勉強するのか・・・、と思いつつ、まあ、勉強は好きだからいいか、と思いつつ。

 バフェットとバリュー投資について本を読んでみたんですが、突出した理屈でもないことが少し驚きました。

バフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブルバフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル
(2000/01)
ローレンス A カニンガム増沢 浩一

商品詳細を見る


 バフェットが言っていることって、すごく普通ですよね。安い時は買い時で、高い時は買っちゃ駄目。長期保有での利益を目指す。

 これで世界一の資産家で、しかも尊敬を集めるのか、と思いつつ。

 ソロスはちょっと山師っぽいけど、バフェットは違うんでしょうね・・・。

 まあ、それでそのプライベートエクイティーの友人は、デューデリをゴリゴリやっているそうで。

 基本的にプライベートエクイティーだから、未上場の成熟企業が対象ですよね。だから、ベンチャーほどハイリスクではないし、デューデリの意味がすごくあるでしょうね。

 アーリーステージのベンチャーに投資するといっても、デューデリしたとしても、「で、この会社っていくらの価値?」というのは、海千山千の世界ですよね。

 ただ、最近、プライベートエクイティーが増えてきてしまって、株価の基準値が高くなりすぎてペイしないような状況になっているそうです。

 プライマリーのマーケットは、セカンダリーと全然違う様相を呈しているんですね。

 株価は一時、日経平均が1万円を割り込んでいるような状況ですからね。

 バフェットなら、「ここが買いだ!」と言うでしょうね。

 バフェットなら、今、この市況でどの日本企業の株を買うのでしょう?

 やはりメーカーでしょうか?製薬でしょうか?

 あとは、インフラ系でしょうか?

 鉄道、ガス、電力?

 これからちょっとファイナンスの勉強を本格的に開始して、もし知見が得られたら公開していこうかな、と思います。

 ただ、あんまり山々したことを書くというよりは、業界自体のシナリオプランニングをした上で、業界の格付け動向オプションを提示した上で、現在の格付けとの乖離がどう起こるのか?というのをシミュレーションして、というようなまわりくどいことをしようかな、と思ってます。

 まあ、いわゆる業界アナリストとそんなに変わらないかも知れないですけどね。

 ただ、株式投資に関する本で、私が一番好きなのは、「ウォール街のランダムウォーカー」です。↓ですね。

 
ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
(1999/12)
バートン マルキール

商品詳細を見る


 著者の主張は、すごくバランスが取れています。株価は砂上の楼閣的な側面もあるが、ファンダメンタルズも反映している面がある、というところです。

 どういう投資が理想か?ということに関しては、インデックス連動商品を買って長期的に保有しておきなさいという主張でした。

 長期保有という点ではバフェットと同じですが、インデックス商品というところが違いますね。

 まあ、インデックス連動商品だと経営関与できませんもんね・・・。

 ファイナンス寄りの人々と、お給料のお話しをするとげんなりする面があるので、お給料のお話しはあまりしないほうがいいですよね。

 今回の、リーマンの破綻、おそらくモルガンもやばいことになってますが、そういうことをマスコミではざまーみろ的に書いているところもありますよね。

 ただ、米国の証券会社は基本的にリスクテイカー的な役割を担っているんですね。

 FRBが監督する銀行は、非常に固く、規制されています。銀行はリスクをそんなに取ってはいけないポジションです。

 証券会社は、証券取引委員会管轄ですから、規制面でも、ハイリスクハイリターンを取りなさいというような世界ですね。

 今回の金融危機でFRB管轄になる会社がいっぱいありますので、これまでみたいにハイリスクハイリターンでない証券会社の形を模索するようになるのかな、とも思います。

 これまでの証券会社は宿命的にハイリスクハイリターンだった。だから、お給料はいいけど、リストラも厳しい。

 一生いるような職場でもない。そういうものだった。

 それが、今回の金融危機でどう変わるのか?

 他業界、経済への影響はどうなるのか?はまた別の機会に書きますね。

 今日は、これから徹夜で資料作りをすることが確定しているので、気晴らしに書いています。まあ、そういう日もいいかな、と。

 では、このあたりで。また次回をお楽しみに。 
関連記事
スポンサーサイト



2008.10.07(21:45)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
Twitter
メールマガジン登録
メールマガジン「インサイト100」週に1回配信中。登録は⇒http://taii.jp/の登録窓から
プロフィール
推薦図書
経営理念
弊社のコンサルティングのポリシーです。

・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
ブロとも申請フォーム