おとといはよる遅くまで飲んでいました。営業の方と一緒だったんですが、やはり営業マンというのはすごいなあ、と思いました。
昨日は、大学の同期の結婚式でした。椿山荘でしたが、素敵でした。
今日は、近くの温泉に友人と行ってきました。
おいおい、いつ仕事してるんだよ、という突っ込みが来るかもしれませんが、そう、これからやるんです。はっはっは。
おとといの飲みは厳密には仕事ですけどね・・・。 さて、今日はチャート作成について、お話ししようと思います。
下っ端でコンサルティング会社に入ると、チャート作成マシーンと化します。
1日何枚作るんだろう、というぐらい、作り続けます。A4横書きでひたすら作るんですね。
儲かっているコンサルティング会社だと、紙に書けば、プロダクションさんがきれいに清書してくれますけどね・・・。自分でエクセル、パワーポイントを書くのが好きな人は、自分で書きますが。
紙に鉛筆でひたすら書く。
推薦図書としては、「マッキンゼー流図解の技術」です。
私が下っ端のころには、この本は洋書でしかありませんでした・・・。「お前のチャートは意味がわからん!」と、マネジャーに怒鳴られながら、自分のブースで本を読んで、考えて、ということをやってました。思い出の本が↓です・・・。
チャートという表現形式に論点に対する自分の考えを落とすんですね。
チャートって何?と思うかもしれませんので、一応説明を試みますと、
コンサルティング会社でチャートと言うと、伝えたいことを紙にまとめたものです。要素としては、タイトル、メッセージ、図解の3つがあります。まず、何に関してなの?というものがタイトルに書かれ、その何に関して、何が言いたいの?というのに対する答えがメッセージ。そのメッセージを構造化して、分かりやすく、伝えやすくしたものが図解ですね。
共通フォームを守ることが義務付けられます。コンサルティング会社では、チームワークが前提なので、共通のフォーマットでないと、みんなで加工できないですからね。
チャートを束ねると、そのまま報告書にできるぐらいのレベルで常に作ります。インターナルミーティング向けでも、何を言うか?どう言うか?を考え抜いてチャート化します。
まあ、チャート作りはコンサルティングの下積みとして必須です。チャートを何百枚も、何千枚も作り続けて、科学的思考のベースを作るんですね。
そのベースがあって、クライアントを動かせて、成果が出せるようになると、マネジャーへの道が開かれますが、そこにはだいぶ断絶がありますよね。
事業会社の人は、あんまりチャート作り、科学的思考は得意でないけど、人を動かして成果を出す人が得意な人もいますね。
ただ、動かして失敗する可能性が限りなく高くても困りますので、一応、科学的に正しいことをベースに動かしたいものですが。
よく、コンサルティング会社の下っ端をやっていると、こんなにチャートを作ってるのに、マネジャーたちの給与の半分ぐらいなのはなぜだ!報告会もチャートをしゃべっているだけじゃないか!という憤りを感じることがあるでしょう。
というか、そういうことはあるのですが、それは、クライアントを動かす力があるかないかの差ですね。
それと、分析的なチャートを作れても、その分析チャートをベースにして、意味合いを紡いでいく作業はマネジャーのほうが圧倒的に強いですよね。
「この意味合いはこうで」と下っ端が説明すると、「ってことは、こういうことも総合的には言えそうってこと?」と聞かれる。そうすると、一瞬戸惑うけど、あー!そうか!となってしまう。
下っ端が出してきたバリューに対して、アドバリューしていくことができるのがマネジャーの価値ですね。
ただ、科学的思考のベースは日々のチャート作りで磨き上げられます。
マネジャーが言っていることをチャートに落としてみること、日々の気づきをチャートに落としてみること、クライアントのいる業界について、調べてひたすらチャートに落とし続けること。
そのベースがあって、初めて科学的思考の基礎ができあがってきます。
プロジェクトミーティングの中で、無視されてしまうチャートや、シュレッダー直行のチャートもたくさん出てきますが、それも自分の血肉になってきます。
私の友人で、戦略コンサルティング会社でマネジャーになれなくて、投資会社に移った人が言っていました。
「もっとマネジャーが言うように、チャートに落とせばよかったな。意味のあるものを作る努力も必要だけど、なんでもチャートに落とすことが大事だったな。」、と。
私が一緒にプロジェクトをやって、一番イライラするのは、新米のコンサルタントが何でもチャートにしようという気構えを持っていない時ですね。
くだらないと思っても、全てチャートに落とすことが、プロジェクトでの知見につながるんです。
チャートに落とせないことは、理解できていないんです。口頭だけでで説明できたと思っても、説明できていないんです。
もう一度言います。
チャートに落とせないことは理解できていません。
つべこべ言わずに、タイトル、メッセージ、図解という3つの領域に、自分の考えを落としてください。
それをやり続けることが、プロジェクトでの知見を生み出し、クライアントに対するバリューにつながります。
全ての新米コンサルタントにこの言葉を贈ります。つべこべ言わずにチャートに落とせ!感じたことから、気づきから、マネジャーが言ってることから、とにかく全てをチャートに落とせ、と。
昨日は、大学の同期の結婚式でした。椿山荘でしたが、素敵でした。
今日は、近くの温泉に友人と行ってきました。
おいおい、いつ仕事してるんだよ、という突っ込みが来るかもしれませんが、そう、これからやるんです。はっはっは。
おとといの飲みは厳密には仕事ですけどね・・・。 さて、今日はチャート作成について、お話ししようと思います。
下っ端でコンサルティング会社に入ると、チャート作成マシーンと化します。
1日何枚作るんだろう、というぐらい、作り続けます。A4横書きでひたすら作るんですね。
儲かっているコンサルティング会社だと、紙に書けば、プロダクションさんがきれいに清書してくれますけどね・・・。自分でエクセル、パワーポイントを書くのが好きな人は、自分で書きますが。
紙に鉛筆でひたすら書く。
推薦図書としては、「マッキンゼー流図解の技術」です。
![]() | マッキンゼー流図解の技術 (2004/08/20) ジーン ゼラズニー数江 良一 商品詳細を見る |
私が下っ端のころには、この本は洋書でしかありませんでした・・・。「お前のチャートは意味がわからん!」と、マネジャーに怒鳴られながら、自分のブースで本を読んで、考えて、ということをやってました。思い出の本が↓です・・・。
![]() | Say It With Charts: The Executive's Guide to Visual Communication (2001/02/22) Gene Zelazny 商品詳細を見る |
チャートという表現形式に論点に対する自分の考えを落とすんですね。
チャートって何?と思うかもしれませんので、一応説明を試みますと、
コンサルティング会社でチャートと言うと、伝えたいことを紙にまとめたものです。要素としては、タイトル、メッセージ、図解の3つがあります。まず、何に関してなの?というものがタイトルに書かれ、その何に関して、何が言いたいの?というのに対する答えがメッセージ。そのメッセージを構造化して、分かりやすく、伝えやすくしたものが図解ですね。
共通フォームを守ることが義務付けられます。コンサルティング会社では、チームワークが前提なので、共通のフォーマットでないと、みんなで加工できないですからね。
チャートを束ねると、そのまま報告書にできるぐらいのレベルで常に作ります。インターナルミーティング向けでも、何を言うか?どう言うか?を考え抜いてチャート化します。
まあ、チャート作りはコンサルティングの下積みとして必須です。チャートを何百枚も、何千枚も作り続けて、科学的思考のベースを作るんですね。
そのベースがあって、クライアントを動かせて、成果が出せるようになると、マネジャーへの道が開かれますが、そこにはだいぶ断絶がありますよね。
事業会社の人は、あんまりチャート作り、科学的思考は得意でないけど、人を動かして成果を出す人が得意な人もいますね。
ただ、動かして失敗する可能性が限りなく高くても困りますので、一応、科学的に正しいことをベースに動かしたいものですが。
よく、コンサルティング会社の下っ端をやっていると、こんなにチャートを作ってるのに、マネジャーたちの給与の半分ぐらいなのはなぜだ!報告会もチャートをしゃべっているだけじゃないか!という憤りを感じることがあるでしょう。
というか、そういうことはあるのですが、それは、クライアントを動かす力があるかないかの差ですね。
それと、分析的なチャートを作れても、その分析チャートをベースにして、意味合いを紡いでいく作業はマネジャーのほうが圧倒的に強いですよね。
「この意味合いはこうで」と下っ端が説明すると、「ってことは、こういうことも総合的には言えそうってこと?」と聞かれる。そうすると、一瞬戸惑うけど、あー!そうか!となってしまう。
下っ端が出してきたバリューに対して、アドバリューしていくことができるのがマネジャーの価値ですね。
ただ、科学的思考のベースは日々のチャート作りで磨き上げられます。
マネジャーが言っていることをチャートに落としてみること、日々の気づきをチャートに落としてみること、クライアントのいる業界について、調べてひたすらチャートに落とし続けること。
そのベースがあって、初めて科学的思考の基礎ができあがってきます。
プロジェクトミーティングの中で、無視されてしまうチャートや、シュレッダー直行のチャートもたくさん出てきますが、それも自分の血肉になってきます。
私の友人で、戦略コンサルティング会社でマネジャーになれなくて、投資会社に移った人が言っていました。
「もっとマネジャーが言うように、チャートに落とせばよかったな。意味のあるものを作る努力も必要だけど、なんでもチャートに落とすことが大事だったな。」、と。
私が一緒にプロジェクトをやって、一番イライラするのは、新米のコンサルタントが何でもチャートにしようという気構えを持っていない時ですね。
くだらないと思っても、全てチャートに落とすことが、プロジェクトでの知見につながるんです。
チャートに落とせないことは、理解できていないんです。口頭だけでで説明できたと思っても、説明できていないんです。
もう一度言います。
チャートに落とせないことは理解できていません。
つべこべ言わずに、タイトル、メッセージ、図解という3つの領域に、自分の考えを落としてください。
それをやり続けることが、プロジェクトでの知見を生み出し、クライアントに対するバリューにつながります。
全ての新米コンサルタントにこの言葉を贈ります。つべこべ言わずにチャートに落とせ!感じたことから、気づきから、マネジャーが言ってることから、とにかく全てをチャートに落とせ、と。
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