なんとなく気が向いたので、もう5年ぶりぐらいですが、異業種交流会なるものに参加してきました。5年前の自分と、今の自分の感じ方の違いが新鮮でした。
ホストの方が優秀だったので、こういう人を回してください、と言うと、しっかり紹介してくださいますので、安心できる交流会でした。
人の話しをうまく聞く訓練、会話の技術を磨く場としてはありえるかな、と思います。何かを一緒に作り出せる人と出会えればそれはそれでハッピーですが、それが駄目だった場合に、投資を回収する方法としては、相手を気持ちよく出来ているか?というところを考えることだと思います。
あまり、会話した方々を気持ちよくできなかった気がしましたが、また行くときは、しっかり相手の方を気持ちよくできるようにお話しを聞ければな、と思いました。
さて、今日は久々に読書案内的に書こうかな、と。
今日はこれ↓。「仕事の魔法」です。
ある意味、働く思想に近いところのお話しです。ただ、精神論のベースの部分と、その精神論がゆえにしなくてはいけないこと、がしっかり書かれているように思います。
以前、ご紹介した営業の魔法↓の続編です。
営業の魔法は、1対1の対面営業に対する考え方とスキルの初歩をまとめていますが、今回は、経営と言うか、仕事に対する考え方の初歩がまとめてあります。
やや自己啓発よりですね。「夢をかなえるゾウ」が流行りましたし、今度テレビでやるようですが、それにちょっと近いような気がしました。
が、けっこうお話しとしては面白いです。
前作、「営業の魔法」で駄目駄目営業マンだったが、紙谷さんから営業を教えてもらうことでトップ営業マンになった小笠原。札幌転勤から東京へ帰ってくるところからストーリーは始まります。
小笠原は東京へ戻ると同時に主任に昇進します。そして、水口という新人が部下につく。ただ、いわゆるイマドキな新人・・・。
東京に戻ってきた挨拶がてら、水口と共に得意先を回ることで物語は展開します。
例によって、章ごとにノウハウがまとまっています。
①挨拶の魔法
・言葉は命より強い
・礼儀の基本は挨拶にある
・挨拶は常に先手。自分から進んで行うこと
・「ハイ」という返事の実践
・クツを揃えて心を正す
・立った時は椅子を引く。椅子を引くとオフィスの心が1つに整う
②叡智の魔法
・人の心を酌める人間であること
・そして、誰よりも人の痛みの分かる人間であること
・匂いをかぎ分ける力
③夢を語り合う魔法
・部下と夢を語り合う
・部下の夢を否定しない
・どんな夢であろうとその夢を応援する
④ことばの魔法
・書いたものが平面ならことばは立体
・その人の一生を背負ってことばは発せられる
・知っている→できる→分かるまでが学びの段階
・分かるとは伝えられること
・言い訳は人生で一番の無駄
・ことばの4戒(不妄語、不悪口、不両舌、不綺語)を忘れない
⑤ただ見ている魔法
・自分のことを見ていてくれる人がいるだけで人は安心できる
・自分の苦悩を理解してくれる人がいることで人は安心できる
・いつも後ろで見守っていてくれることが感謝の心になる
⑥歴史の魔法
・歴史は誇りとなる
・仕事は歴史観を持って挑むこと
・千年、二千年続けることを考えてこそ高い志となる
・「勿体無い」と「効率」は全くの別物
・先人の叡智に、働くことへの正しい姿勢が溢れている
⑦時間の魔法
・お金はなくしてもまた稼げばいいが、時間は過ぎたら取り戻せない
・人生最大の無駄は時間の無駄遣いだ
・24時間に目的別の時間軸を用意する
・4つの時間軸(睡眠・アウトプット・インプット・プライベート)
・時間管理と言う概念を持ち、時間を自由にコントロールする
*便利というまやかしを捨てたとき、自由を手に出来る。テレビを捨てよう
⑧傍楽の魔法
・毎日誰かを喜ばすことを考える
・働くとは傍楽ということ
・誰かのために頑張るということが本当の努力を生む
・いつも誰を幸せにしたいのか
⑨ご縁の魔法
・ご縁は姿を変えて訪れる
・感謝の心の無い人には訪れない
・ご縁は運という姿が大好き
⑩即動力の魔法
・提案はすぐに返事をする
・やれるかやれないかではなく、まずやってみようとする
・返事はイエスかノーだけ。曖昧な答えは必要ない
・すぐにやる
・・・といった具合にノウハウがまとまっています。しかも、今回、主役の小笠原が主任というささやかな昇進を遂げているので、部下を育てるマネジメントのノウハウもまとまっています。
一部を紹介しますと・・・
<マネジメント>
・まず聴く。聴きながらうなずく
・褒めてあげ、自信を持たせる
・マネジメントは営業と通じるものが多い
・いつも自分に問いかけること「オマエの下で働けるか」を
・喜んで働いてくれる部下に感謝の心を持ち続けること
・自分を信じ、部下を信じ、賭ける覚悟を持つ
・命と命の呼応を意識する
・人間力を高めなければ部下の育成はできない
・・・といった具合です。物語形式で、しかもテンポがよいので、すぐに読めます。繰り返し読みたくなります。
こういう精神論とすぐに小さなことで実行し始めるという教えは効果が高いのではないでしょうか?
人間性はすぐには高まりませんが、技術を追求することで、日々考え続けることで高まるものだと思います。
イマドキな部下を抱えて困っていませんか?そんな人へのすぐに取り組めるソリューションの一助になる一冊だと思います。
是非、ご一読を。
ホストの方が優秀だったので、こういう人を回してください、と言うと、しっかり紹介してくださいますので、安心できる交流会でした。
人の話しをうまく聞く訓練、会話の技術を磨く場としてはありえるかな、と思います。何かを一緒に作り出せる人と出会えればそれはそれでハッピーですが、それが駄目だった場合に、投資を回収する方法としては、相手を気持ちよく出来ているか?というところを考えることだと思います。
あまり、会話した方々を気持ちよくできなかった気がしましたが、また行くときは、しっかり相手の方を気持ちよくできるようにお話しを聞ければな、と思いました。
さて、今日は久々に読書案内的に書こうかな、と。
今日はこれ↓。「仕事の魔法」です。
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ある意味、働く思想に近いところのお話しです。ただ、精神論のベースの部分と、その精神論がゆえにしなくてはいけないこと、がしっかり書かれているように思います。
以前、ご紹介した営業の魔法↓の続編です。
![]() | 営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する (2007/10/02) 中村 信仁 商品詳細を見る |
営業の魔法は、1対1の対面営業に対する考え方とスキルの初歩をまとめていますが、今回は、経営と言うか、仕事に対する考え方の初歩がまとめてあります。
やや自己啓発よりですね。「夢をかなえるゾウ」が流行りましたし、今度テレビでやるようですが、それにちょっと近いような気がしました。
が、けっこうお話しとしては面白いです。
前作、「営業の魔法」で駄目駄目営業マンだったが、紙谷さんから営業を教えてもらうことでトップ営業マンになった小笠原。札幌転勤から東京へ帰ってくるところからストーリーは始まります。
小笠原は東京へ戻ると同時に主任に昇進します。そして、水口という新人が部下につく。ただ、いわゆるイマドキな新人・・・。
東京に戻ってきた挨拶がてら、水口と共に得意先を回ることで物語は展開します。
例によって、章ごとにノウハウがまとまっています。
①挨拶の魔法
・言葉は命より強い
・礼儀の基本は挨拶にある
・挨拶は常に先手。自分から進んで行うこと
・「ハイ」という返事の実践
・クツを揃えて心を正す
・立った時は椅子を引く。椅子を引くとオフィスの心が1つに整う
②叡智の魔法
・人の心を酌める人間であること
・そして、誰よりも人の痛みの分かる人間であること
・匂いをかぎ分ける力
③夢を語り合う魔法
・部下と夢を語り合う
・部下の夢を否定しない
・どんな夢であろうとその夢を応援する
④ことばの魔法
・書いたものが平面ならことばは立体
・その人の一生を背負ってことばは発せられる
・知っている→できる→分かるまでが学びの段階
・分かるとは伝えられること
・言い訳は人生で一番の無駄
・ことばの4戒(不妄語、不悪口、不両舌、不綺語)を忘れない
⑤ただ見ている魔法
・自分のことを見ていてくれる人がいるだけで人は安心できる
・自分の苦悩を理解してくれる人がいることで人は安心できる
・いつも後ろで見守っていてくれることが感謝の心になる
⑥歴史の魔法
・歴史は誇りとなる
・仕事は歴史観を持って挑むこと
・千年、二千年続けることを考えてこそ高い志となる
・「勿体無い」と「効率」は全くの別物
・先人の叡智に、働くことへの正しい姿勢が溢れている
⑦時間の魔法
・お金はなくしてもまた稼げばいいが、時間は過ぎたら取り戻せない
・人生最大の無駄は時間の無駄遣いだ
・24時間に目的別の時間軸を用意する
・4つの時間軸(睡眠・アウトプット・インプット・プライベート)
・時間管理と言う概念を持ち、時間を自由にコントロールする
*便利というまやかしを捨てたとき、自由を手に出来る。テレビを捨てよう
⑧傍楽の魔法
・毎日誰かを喜ばすことを考える
・働くとは傍楽ということ
・誰かのために頑張るということが本当の努力を生む
・いつも誰を幸せにしたいのか
⑨ご縁の魔法
・ご縁は姿を変えて訪れる
・感謝の心の無い人には訪れない
・ご縁は運という姿が大好き
⑩即動力の魔法
・提案はすぐに返事をする
・やれるかやれないかではなく、まずやってみようとする
・返事はイエスかノーだけ。曖昧な答えは必要ない
・すぐにやる
・・・といった具合にノウハウがまとまっています。しかも、今回、主役の小笠原が主任というささやかな昇進を遂げているので、部下を育てるマネジメントのノウハウもまとまっています。
一部を紹介しますと・・・
<マネジメント>
・まず聴く。聴きながらうなずく
・褒めてあげ、自信を持たせる
・マネジメントは営業と通じるものが多い
・いつも自分に問いかけること「オマエの下で働けるか」を
・喜んで働いてくれる部下に感謝の心を持ち続けること
・自分を信じ、部下を信じ、賭ける覚悟を持つ
・命と命の呼応を意識する
・人間力を高めなければ部下の育成はできない
・・・といった具合です。物語形式で、しかもテンポがよいので、すぐに読めます。繰り返し読みたくなります。
こういう精神論とすぐに小さなことで実行し始めるという教えは効果が高いのではないでしょうか?
人間性はすぐには高まりませんが、技術を追求することで、日々考え続けることで高まるものだと思います。
イマドキな部下を抱えて困っていませんか?そんな人へのすぐに取り組めるソリューションの一助になる一冊だと思います。
是非、ご一読を。
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