今日もこの前と似たようなお話しを書きます。
農業革命、産業革命、IT革命と言われますが、3つとも生産性が飛躍的に高まったから、革命と言われるんだと思います。
ただ、ITはやや異質で、効率を異常なまでに高めるというところであって、バリューを生み出すわけではないことが前の2つの革命と違う点ですね。
ただ、次の革命と呼ばれる事象に対しての準備が整ったのでは?と思うのです。
それはメッセージがそのまま価値となる時代への変換だと思うんですね。何革命と呼べばいいのでしょうか?
この時代に、イエスキリストが降臨して、メッセージを発したら、すごいことになるかもしれません。寄付金はすぐに集まってしまいますし、信徒はすごい数で増えるかもしれません。
今日は、そんな時代に入った、ということに自覚的でありましょう、ということを書きますね。インサイトナウさんのほうにも記事を上げています。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/2442ですね。
ベタなお話しで恐縮ですが皆さんDHMOの脅威について知っていますか?このDHMOという物質を規制すべきか否か、この問題に関する議論から何を学ぶべきか、皆さんはどう思いますか?
DHMOは、無色、無臭、無味の化学物質で、毎年、数え切れない人々を死に至らしめているんだそうです。
知っていましたか?
そして、これらの死因のほとんどは、誤って大量のDHMOを摂取してしまったことによるそうですが、危険性はそれに留まらないんですね。
DHMOの摂取は、異常な発汗や、嘔吐の原因となりますし、DHMOの固体に長時間接触すると、皮膚組織に深刻なダメージを受け、気体の状態では強烈な爆発を引き起こすことまであるんです・・・。
また、末期癌患者の癌細胞の中から、大量のDHMOが検出されているそうですね。
恐ろしいことに、DHMOは米国北部の五大湖沿岸からも検出されていて、中西部での穀倉地帯では、DHMOに起因する何百万ドルの損害が起こっているんです。
これらの危険にもかかわらず、DHMOは規制されておらず、野放しの状態だそうです。
産業触媒や冷却材として、原子力発電所、発泡スチロールの製造、農薬の生産に使われているんですね。
経済活動には非常に有用なものだからだそうです・・・。
悲しいことに、米国政府はDHMOの規制を、今のところは、拒否する構えだそうで、陳情活動がうまくいっていることはないそうですね。
まだ遅くありません!と言って熱心に署名を集めている人もいるようですね。
皆さんは「規制すべき」という活動に協力して署名しますか?
大半の方はこのメッセージに賛同して、署名をしてくれるそうです。
1997年にこのメッセージはインターネットの普及もあって、全世界に広まりました。
環境保護もインターネットの時代ですからね、メッセージは一瞬で広まる。マーケティング的な知見をもってすれば簡単に広がります。
さて、この物質はその署名のかいあって、規制されたでしょうか?
答えはNoです。
残念ながら、Noなのです。
それはなぜか?
わかります?
賢明な皆様はもうお分かりですね。
このDHMOは何か?
と言いますと・・・、
そう、
そうなんです!
水なんですね!
2つのH:水素と、1つのO:酸素ですからね。
これは非常にベタなお話しです。
1997年にネイサンゾナーという当時14歳の少年が、人はいかにだまされやすいか?ということを検証するために署名を集めてみたところ、ほとんどの人が署名してしまい、水だということを看破した人はごく少数だったそうですね。
有害物質と信じてしまった方、署名をしたくなってしまった方、ごめんなさい。
でも、上記の文章は、大げさな書き方をしている点を除けばファクトといえてしまうものです。
同じファクトから、違う意味合い、違うアクションをもたらす報告を書くことはいくらでも可能なんですね。
コンサルタントが企業を診断して、同じファクトから、違う意味合いを読み、違うアクションを提案することはあります。
ファクトはファクトなんですが、その関係性はほぼ恣意的に提示されうるんです。
しかも、メッセージは、言語障壁はあるにせよ、簡単に世界中に広まってしまう時代です。
この文章も、それなりの数の方に読んでいただけるかもしれません。
ですから、表現する人には良心が必要ですよね。
マーケティングの世界ではメッセージが強力であれば、それは広まってしまうんですね。
環境問題であっても、同じです。
先日書きましたが、シーシェパードのエコテロリスト的な活動に対して賛否両論はありますよね。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/2430です。
ただ、そのメッセージが世界中に広まることで、ハリウッド女優まで参戦したということが広がることで、賛成する人も少なからず出てくるし、その活動に身を投じる人も少なからずいるということなんです。
世界には60億人もの人がいますから。
数が集まると、活動というのはやりやすくなりますよね?お金も10円あってもなかなか活動は難しいですが、10円を100万人から集めれば1000万円ですから。
宗教にしてもそうですよね。今の時代にイエスキリストが降臨したら、どれだけ強力なメッセージを発するんでしょう・・・。考えると怖い気がします。
当然、救われる方もいらっしゃるとは思いますけど・・・。
「DHMOの恐怖」が空気のように私たちのまわりを飛散する時代なのかもしれませんね。
こんな時代だからこそ、ビジネスナレッジを学び、マーケティングというものを学ぶことが、自己防衛という意味でも大事なのではないか?と私は思うのです。
農業革命、産業革命、IT革命と言われますが、3つとも生産性が飛躍的に高まったから、革命と言われるんだと思います。
ただ、ITはやや異質で、効率を異常なまでに高めるというところであって、バリューを生み出すわけではないことが前の2つの革命と違う点ですね。
ただ、次の革命と呼ばれる事象に対しての準備が整ったのでは?と思うのです。
それはメッセージがそのまま価値となる時代への変換だと思うんですね。何革命と呼べばいいのでしょうか?
この時代に、イエスキリストが降臨して、メッセージを発したら、すごいことになるかもしれません。寄付金はすぐに集まってしまいますし、信徒はすごい数で増えるかもしれません。
今日は、そんな時代に入った、ということに自覚的でありましょう、ということを書きますね。インサイトナウさんのほうにも記事を上げています。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/2442ですね。
ベタなお話しで恐縮ですが皆さんDHMOの脅威について知っていますか?このDHMOという物質を規制すべきか否か、この問題に関する議論から何を学ぶべきか、皆さんはどう思いますか?
DHMOは、無色、無臭、無味の化学物質で、毎年、数え切れない人々を死に至らしめているんだそうです。
知っていましたか?
そして、これらの死因のほとんどは、誤って大量のDHMOを摂取してしまったことによるそうですが、危険性はそれに留まらないんですね。
DHMOの摂取は、異常な発汗や、嘔吐の原因となりますし、DHMOの固体に長時間接触すると、皮膚組織に深刻なダメージを受け、気体の状態では強烈な爆発を引き起こすことまであるんです・・・。
また、末期癌患者の癌細胞の中から、大量のDHMOが検出されているそうですね。
恐ろしいことに、DHMOは米国北部の五大湖沿岸からも検出されていて、中西部での穀倉地帯では、DHMOに起因する何百万ドルの損害が起こっているんです。
これらの危険にもかかわらず、DHMOは規制されておらず、野放しの状態だそうです。
産業触媒や冷却材として、原子力発電所、発泡スチロールの製造、農薬の生産に使われているんですね。
経済活動には非常に有用なものだからだそうです・・・。
悲しいことに、米国政府はDHMOの規制を、今のところは、拒否する構えだそうで、陳情活動がうまくいっていることはないそうですね。
まだ遅くありません!と言って熱心に署名を集めている人もいるようですね。
皆さんは「規制すべき」という活動に協力して署名しますか?
大半の方はこのメッセージに賛同して、署名をしてくれるそうです。
1997年にこのメッセージはインターネットの普及もあって、全世界に広まりました。
環境保護もインターネットの時代ですからね、メッセージは一瞬で広まる。マーケティング的な知見をもってすれば簡単に広がります。
さて、この物質はその署名のかいあって、規制されたでしょうか?
答えはNoです。
残念ながら、Noなのです。
それはなぜか?
わかります?
賢明な皆様はもうお分かりですね。
このDHMOは何か?
と言いますと・・・、
そう、
そうなんです!
水なんですね!
2つのH:水素と、1つのO:酸素ですからね。
これは非常にベタなお話しです。
1997年にネイサンゾナーという当時14歳の少年が、人はいかにだまされやすいか?ということを検証するために署名を集めてみたところ、ほとんどの人が署名してしまい、水だということを看破した人はごく少数だったそうですね。
有害物質と信じてしまった方、署名をしたくなってしまった方、ごめんなさい。
でも、上記の文章は、大げさな書き方をしている点を除けばファクトといえてしまうものです。
同じファクトから、違う意味合い、違うアクションをもたらす報告を書くことはいくらでも可能なんですね。
コンサルタントが企業を診断して、同じファクトから、違う意味合いを読み、違うアクションを提案することはあります。
ファクトはファクトなんですが、その関係性はほぼ恣意的に提示されうるんです。
しかも、メッセージは、言語障壁はあるにせよ、簡単に世界中に広まってしまう時代です。
この文章も、それなりの数の方に読んでいただけるかもしれません。
ですから、表現する人には良心が必要ですよね。
マーケティングの世界ではメッセージが強力であれば、それは広まってしまうんですね。
環境問題であっても、同じです。
先日書きましたが、シーシェパードのエコテロリスト的な活動に対して賛否両論はありますよね。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/2430です。
ただ、そのメッセージが世界中に広まることで、ハリウッド女優まで参戦したということが広がることで、賛成する人も少なからず出てくるし、その活動に身を投じる人も少なからずいるということなんです。
世界には60億人もの人がいますから。
数が集まると、活動というのはやりやすくなりますよね?お金も10円あってもなかなか活動は難しいですが、10円を100万人から集めれば1000万円ですから。
宗教にしてもそうですよね。今の時代にイエスキリストが降臨したら、どれだけ強力なメッセージを発するんでしょう・・・。考えると怖い気がします。
当然、救われる方もいらっしゃるとは思いますけど・・・。
「DHMOの恐怖」が空気のように私たちのまわりを飛散する時代なのかもしれませんね。
こんな時代だからこそ、ビジネスナレッジを学び、マーケティングというものを学ぶことが、自己防衛という意味でも大事なのではないか?と私は思うのです。
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