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インサイト100戦略
> ベンチャーキャピタルの方と・・・
 先日、ベンチャーキャピタルの方から突然お問い合わせがあって、お話ししたいとのことだったので、お会いしました。

 起業して、1年半。いろいろとありましたが、3年はお問い合わせがあれば、お会いするポリシーは貫こうと思っておりまして。

 別に当社に出資していただくと言うことでもなかったですが。

 シナリオプランニング、コンサルティングというキーワードで検索すると、当社はけっこう上位に位置するそうです。

 シナリオプランニングをやっているコンサルタントに興味があったようですね・・・。

 あんまりシナリオプランニングの本意というか、そういうものは流通しませんね。

 なぜでしょうか?

 人は、自分の認識は正しいと思いたいものだからでしょうか・・・。

  私の認識で恐縮ですが、たいていの場合は、何かがうまく行かない時、なかなかうまく行かない時は、リーダーの認識が間違っています。

 リーダーだけではなく、関係者の認識が間違っています。

 よくコンサルタントの方が、経営者の方は、絵は描けるけど、実行ができないんです、とおっしゃるのは、すごく違和感があります。

 正しい絵をかけば、実行できます・・・。認識が間違っているから、絵が間違っているから実行できないんだと思います。

 ただ、あなたの認識は間違っています、とは直接的には言えません。

 人は、自分の欠点を指摘されると、怒り狂ったりするものです。

 なかなか、自分の認識が間違っていることは、人は認められないものです。

 非常にパラドキシカルな言説を書いてますね。自分で笑えます。

 ただ、私自身のことを書きますと、意外とストレートなもの言い、言われること、が好きではあるんです。

 こういう人は少ないらしいですね。

 このことに自覚的でないと、コミュニケーションや、セールスなどはうまく行きません。

 たいていの人はストレートにモノを言いませんし、言われることが好きではないんですね・・・。

 まあ、このタイプ、なんと言いましょう、ストレートタイプとでも言いましょうか?そういう人が、こういうことに気が付くと、非常にコミュニケーションがうまくいきますね。

 行間を読めるようになります。

 はじめは、ちょっと難しいのですし、技術としては、奥が深いですので、簡単とは言いません。

 ただ、一般レベルまで行くのはそんなに難しいことではないと思います。

 シナリオプランニングにお話しを戻しましょうね。

 シナリオプランニングは、いくつかの未来の揺れというか、幅をしっかり認識することで、当社が打たねばならない打ち手の幅と言うものを認識できます。

 その上で、今、どんな判断をし、どんな打ち手を打つべきなのか?を考えるんですね。

 自分の判断がどんな意味を持つのか?に対し自覚的であれます。

 そして、そのプロセスをプランニングのスタッフがシェアできるんですね。

 そういうヘッドクオーターを持つ会社は強いですよね。

 ただ、ある程度大きい会社じゃないと、意味はないですね。

 今、走り続けないといけない会社は、そんなことをやっている時間も意味もないです。

 未来の揺れる幅を認識することで、打ち手の可能性を考えるためにやりますが、自分の認識、未来の読みが正しいと思っていると、なかなかやれませんからね。

 自分の思う未来を否定する未来像を描くことを拒絶する人もいます・・・。なんとういうか、誤ったポジティブシンキングの信奉者と言いますか、そういう経営者の方もいらっしゃいますね。

 自分が思う未来以外有り得ないといった進み方を、ベンチャー企業はしないと走れない面もあります。ただ、事業が成熟してきて、次の展開を考えるには、シナリオプランニングのアプローチも有効ではあるんですよ。

 今度、シナリオプランニングの実務に関して、まじめに書こうと思いますので、お楽しみに。

 今日はこのぐらいにしておきます。

 では、また、お会いしましょう。
 
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2008.12.12(15:13)|戦略コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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経営理念
弊社のコンサルティングのポリシーです。

・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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