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> 希哲学
 セミナーとして、朝会、いわゆる早朝セミナーをやってください、といわれて、朝はちょっと・・・、と言ったら夜会になりました。19時ぐらいからやるようです。

 おそらく、2月に実施予定です。テーマは何がいいでしょうか?

 先方からは、3Cフレームワークとか若手ビジネスマンが勉強するのにいいこと、とおっしゃるんですが、若手は3C,4Pといったフレームワークとかは、業務ではあんまり使わんだろう、と思うのです。

 私独自のものを伝えるのがいいのか?一般的なことがいいのか?とかも悩みますね。

 それで、私のユニークなポイントはなんだろうな、と考えてみたりもしています。本を書くにしても、自分らしいものを書かないと、意味がないですからね。

 私のバックグラウンドとしては、文学部というのがどうしてもありますね。経済学部ではないのです。

 自分はどんな学問を専攻すべき?というふうに考えた時、私は心理系のことに興味があったんですね。特にユング、フロイトに高校生の頃から興味がありました。あとはニーチェでしょうか。

 心理学を勉強しようか?とも思いましたが、予備校の先生に千葉大の講師で哲学を教えてらっしゃる方がいて、彼に相談をしてみました。

 すると、彼が言うには、ユング、フロイトが一番大きな影響を与えたのは文学だということでした。

 ディケンズの作品の登場人物は徹底的にわかりやすい。なぜなら、無意識概念が提唱される以前であるから、というようなお話しをしてもらったような気がします。

 そうか、では文学部に行けばよいのか、と思ったんですね。英語英米文学専修というところに結局は行ったんですけど。

 ただ、あんまりそういうキャラクター描写に対する、フロイト的価値観の影響といったことの研究はしませんでしたね。あの頃、もっと勉強しておけば、という思いはすごくあります。

 みんなそうなんでしょうね。

 いま、思い返せば当時の私は勉強しても、バイアスが大きくて正しい認識は得られなかったのではないか?と思います。サッカーばっかりやってましたし。

 知的な社会になればいいな、という私の思いは、なんとなくですが、フィロソフィー、知を愛するということに近いと思います。

 私自身はなんでしょう、ソクラテスになりたかったんですね。

 昔の哲学者と言いますか、そういうものになりたかった。

 哲学というと暗いですが、日本では、西周がフィロソフィーを日本語に約したとき、希哲学、かしこいとありたいと願う学問という漢字をあてたんですが、希が抜けて、哲学になったそうですね。

 フィロソフィーというと、素敵な響きですが、哲学というと暗いですね。不思議です。

 話しを元に戻すと、全てに対して、思索をめぐらせていくことを生業にしていければいいな、と幼いころから思っていましたね。そう、ソクラテスになりたかった。

 だから、学生の頃は、哲学書をたくさん読みました。現代思想の中で、ユング、フロイト、ニーチェに惹かれましたね。

 現代思想の知見は、非常に有用なものが多いのですが、いかんせん、わかりにくい。わかりにくい言葉で語ることが高尚である、というような傾向がありますね。やはり。

 でも、その知識をベースに経営学を見ると、意外と現代思想とつながっていると感じるものが多いんですね。

 インサイトナウさんに、シナジー効果の本質を探るというのを書きました。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/2517ですね。

 これも、そういうことをベースに書いてみています。

 まあ、伝わるかどうかは非常に難しいと思っていますけどね。

 最近はこんな感じでしょうか?仕事は忙しいですが、思索を止めてはいけないな、と思う日々です。

 今日はもうそろそろ寝ます。では、また次回をお楽しみに。


 
 

 
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2008.12.20(02:20)|ポエムコメント(0)トラックバック(1)TOP↑
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