不況、不況とすごい報道ぶりですね。
ただ、不況だから、売上が下がった!といっても、それはトートロジーで何の解決ももたらしません。
不況と言うのは、お金のめぐりが全体として悪くなる、儲かっていない企業が増える、などのことかもしれませんが、儲かっていない企業が増えたから、儲からなくなった、といっても無意味ですね。
あなたの会社は、そのはじめの儲かっていない企業の1つなのか、儲かっていない企業と取引をしていて、取引を切られたから儲からなくなったのか?それによっても全然違うでしょうね。
不況だから儲からない、は何の情報価値もありません。
でもまあ、不況、不況というので、景気が回復することもあるでしょう。
ただ、自動車は回復するのか?というと、多分、しなさそうですよね?
みなさん、自動車はもう持ってますし、移動するという価値は享受できています。
車がステータスをあらわす時代も、ちょっと終わり始めています。
「車なんて、環境にはよくない!」という認識が一般化していますし。車をみせびらかす時代でもないですし。
機能的価値以外の部分、情緒的な部分の価値も充分に満たされてしまっている状況ですからね。
新興国に売ればいいんだ!ビッグ3が潰れた後に売るから、日本の自動車メーカーは安泰なんだ!という理屈もありますが、新興国市場ってどれぐらいの大きさなんでしょうね?そして、ビッグ3が潰れた後の北米市場がこれまでのような、堅調な推移を見せるんでしょうか?
情報、サービス業が産業の中心になるであろう、と言われて相当長いのですが、なかなかそういった企業が雇用の中心になっていないような気がします。正確な数は調べていないので感覚論の域を出ませんけどね。
新興市場は確かにそういう企業がいっぱいだし、政府も支援しているのに、未だにメーカーが日本は強いんだ!的な論調が強いですよね?
雇用の重心がいつまでも自動車等のメーカーさんにあることが問題のように思います・・・。
キャッシュの移転が、産業間で起こっていくべきなのに、それがどの程度進んでいるのか?はすごーく心配ですね。
意外と、新しい産業が巨大にはなっていかない感がありますよね。
旧来の産業が巨大なままで来てしまい、雇用、キャッシュの移転が急速に起こるのでしょうか?その急速な移転がいま、起こりつつあって、あまりに急速なので、社会問題にもつながっているのでしょうか?
正規雇用と非正規雇用の問題もあります。中高年は正規雇用で、若年層が非正規雇用という側面もなくはないので、世代間でのキャッシュの移転が起きないという構造の1つですね。
若者がやたらと搾取される構造だったのが、ようやく管理職の賃金カットなどの、これまで聖域だった中年、高年者の給与カットにつながっているのでしょうか?これで、若手へのキャッシュの移転がしっかり起こるのでしょうか?
これが若手の労働環境向上にいかに長期的につながるか?というポイントが達成されずに起こってはならないんですよね。
ただ、情報・サービス事業は若手のほうが有利な面は多々あるとは思いますけどね。
あと、景気の減速というのは、リスクテイカーの市場からの退場によって、確実に起こるでしょうね。
投資銀行業務の管轄がFRBになってしまったことによって、リスクテイカーのポジションが取れなくなってきますよね。相対的に取るリスクが低くなります。そうすると、相対的に得られるリターンも薄くなります。
私はリスクテイカーが強欲だとは思わないんですよね。そういうポジションを取る企業も大事です。
景況感の悪化と、リスクテイカーの退場は関係性はありますよね?
絶対的によい、などというものは、なかなか世の中に存在しませんよね。今後、投資銀行業務をやったからといって、年俸数億円にはならなくなっていくでしょうが、景気を前のめりに推し進めることもなくなるでしょうね。
あと、心の時代と言われて久しいですが、私たちは心のことがわかっているのでしょうか?うつに倒れる部下を前にして、無力感に囚われていませんか?
不謹慎な言い方ですが、ようやく心の時代に、心に対する知見が広まる下地、素地ができてきたんだと思います。人は、本当の痛みを知らないとなかなか動くものではありませんからね。
メンタルヘルスソリューションを扱うような企業が出てきて、急成長していくかもしれません。
つらつらと書きましたが、2009年の大予測と、去年の2008年予測の検証はまたの機会にやっていこうと思います。
今日はもう寝ます。おやすみなさい。
ただ、不況だから、売上が下がった!といっても、それはトートロジーで何の解決ももたらしません。
不況と言うのは、お金のめぐりが全体として悪くなる、儲かっていない企業が増える、などのことかもしれませんが、儲かっていない企業が増えたから、儲からなくなった、といっても無意味ですね。
あなたの会社は、そのはじめの儲かっていない企業の1つなのか、儲かっていない企業と取引をしていて、取引を切られたから儲からなくなったのか?それによっても全然違うでしょうね。
不況だから儲からない、は何の情報価値もありません。
でもまあ、不況、不況というので、景気が回復することもあるでしょう。
ただ、自動車は回復するのか?というと、多分、しなさそうですよね?
みなさん、自動車はもう持ってますし、移動するという価値は享受できています。
車がステータスをあらわす時代も、ちょっと終わり始めています。
「車なんて、環境にはよくない!」という認識が一般化していますし。車をみせびらかす時代でもないですし。
機能的価値以外の部分、情緒的な部分の価値も充分に満たされてしまっている状況ですからね。
新興国に売ればいいんだ!ビッグ3が潰れた後に売るから、日本の自動車メーカーは安泰なんだ!という理屈もありますが、新興国市場ってどれぐらいの大きさなんでしょうね?そして、ビッグ3が潰れた後の北米市場がこれまでのような、堅調な推移を見せるんでしょうか?
情報、サービス業が産業の中心になるであろう、と言われて相当長いのですが、なかなかそういった企業が雇用の中心になっていないような気がします。正確な数は調べていないので感覚論の域を出ませんけどね。
新興市場は確かにそういう企業がいっぱいだし、政府も支援しているのに、未だにメーカーが日本は強いんだ!的な論調が強いですよね?
雇用の重心がいつまでも自動車等のメーカーさんにあることが問題のように思います・・・。
キャッシュの移転が、産業間で起こっていくべきなのに、それがどの程度進んでいるのか?はすごーく心配ですね。
意外と、新しい産業が巨大にはなっていかない感がありますよね。
旧来の産業が巨大なままで来てしまい、雇用、キャッシュの移転が急速に起こるのでしょうか?その急速な移転がいま、起こりつつあって、あまりに急速なので、社会問題にもつながっているのでしょうか?
正規雇用と非正規雇用の問題もあります。中高年は正規雇用で、若年層が非正規雇用という側面もなくはないので、世代間でのキャッシュの移転が起きないという構造の1つですね。
若者がやたらと搾取される構造だったのが、ようやく管理職の賃金カットなどの、これまで聖域だった中年、高年者の給与カットにつながっているのでしょうか?これで、若手へのキャッシュの移転がしっかり起こるのでしょうか?
これが若手の労働環境向上にいかに長期的につながるか?というポイントが達成されずに起こってはならないんですよね。
ただ、情報・サービス事業は若手のほうが有利な面は多々あるとは思いますけどね。
あと、景気の減速というのは、リスクテイカーの市場からの退場によって、確実に起こるでしょうね。
投資銀行業務の管轄がFRBになってしまったことによって、リスクテイカーのポジションが取れなくなってきますよね。相対的に取るリスクが低くなります。そうすると、相対的に得られるリターンも薄くなります。
私はリスクテイカーが強欲だとは思わないんですよね。そういうポジションを取る企業も大事です。
景況感の悪化と、リスクテイカーの退場は関係性はありますよね?
絶対的によい、などというものは、なかなか世の中に存在しませんよね。今後、投資銀行業務をやったからといって、年俸数億円にはならなくなっていくでしょうが、景気を前のめりに推し進めることもなくなるでしょうね。
あと、心の時代と言われて久しいですが、私たちは心のことがわかっているのでしょうか?うつに倒れる部下を前にして、無力感に囚われていませんか?
不謹慎な言い方ですが、ようやく心の時代に、心に対する知見が広まる下地、素地ができてきたんだと思います。人は、本当の痛みを知らないとなかなか動くものではありませんからね。
メンタルヘルスソリューションを扱うような企業が出てきて、急成長していくかもしれません。
つらつらと書きましたが、2009年の大予測と、去年の2008年予測の検証はまたの機会にやっていこうと思います。
今日はもう寝ます。おやすみなさい。
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