今年の予測をすると言って、していませんでしたね。
忘れていました。すいません。
ただ、結局は連続的な変化に終始する年になるような気がします。
でもね、下流というレッテルを貼られた人の動向が気になりますね。そういう人の怒りのエネルギーがどこへ行くのか?
京浜ホテルの従業員退去命令が出ました。法律的には当たり前なんですが、こういった理不尽な怒りのエネルギーがどんな形で表出するのかが興味深いですね。マスコミの過剰報道もありますけどね。
既得権益を得まくっている人が、権益を奪われた人をフォーカスして報道するのもなんとも不思議な感じがします。
それで、足の怪我が治らないので、ちんまりと家でテレビを見ていましたが、松山ケンイチさんの「銭ゲバ」が面白いなあと思いました。
「この今の格差社会を許せないだろ!」
「格差なんて昔からあったでしょ」
というやりとりが、そうだよなあ、と思いました。
「カネが全て!」という動きと
「カネじゃないんだ!」という動きの両方が出てきそうな2009年です。
「カネが全て!」だからこそ、儲けよう!ガツガツ儲けようという人々と、だからこそ、貧しいものに分け与えよ!という共産主義的な主張を、しかも暴力を伴う主張をする方々も出てくるでしょうね。
「カネじゃない」からこそ、下流でいいや、という人も増殖してくるでしょうね。でも、「カネじゃない」からこそ清い思いで頑張る人、いわゆる「社会起業」的な人も出てくるでしょう。
ただ、儲けるパワー、ノウハウ、技術というものを一通り習得しないと、「カネじゃない」という社会の実現をもたらす力は手に出来ないでしょうね。悲しい現実でしょう。
そういえば、豊かになって、命の実感が、生の実感が得られない社会になってきた、と言いますが、意外と若者で、命の実感をしたい人は、お金が儲からない職業について、生の実感を感じているように思います。
今年は派遣切りも相当話題でした。
ただ、派遣切りされたといっても、違う業種、例えば相当しんどいモンテローザの店員とか、農業の時給700円の仕事につく人は少ないでしょうね。
そりゃそーですよね。昨日まで溶接やっていた人が、居酒屋で接客するのは相当距離がありますよね。働ければなんでもいい、という人も少ないでしょうな・・・。
逆に過労死するような職場なんて無理ですよね。居酒屋店長がどれほど厳しいのか、体を壊す人がどれだけいるのか、知らない人は多いでしょうね・・・。
まあ、その辺は置いといて・・・。
感覚的には今年は、先送りが為されるというか、爆発の前段階のような感じがすごくします。そういう意味では今年の漢字は「滞」でしょうか。
どういうことかと言うと、いろいろと滞りが出てくる年ではないかな、と。新しい時代に向かわなくてはならないという認識をみんながしはじめて、これまでの不良が膿となって出てくる前段階として、なんかうまくいかないな、という感覚で滞るのではないかな、と。
理想論では、カネが全てではなく頑張る人が、清く正しいけれども、そういう人はおそらくうまくいかない。社会起業の人々のほとんどは失敗するでしょう。フローレンスなどの有名な会社も、詳しい知人に聞くと、「内実はボロボロやで」と言っていました。
儲けたことの無い人が社会起業と言っても、笑わせるな、と言う感じがしますよね・・・。物事を動かすには力が必要で、その力は儲ける中で培われることが多いですからね。
清いけれども、マズローの欲求階層的に言うと、代理欲求的な社会貢献なんでしょうね。本当の自己実現欲求から来る自然な社会貢献欲求ではない。
それと、日本がこれまで構築してきたやり方の不良が出てくるでしょうね。過去のやり方のいい面もありますが、さすがに時代が変わってきていて、老朽化しているものが出てきて、物事の進みが悪いような気がする。
電車の遅延が最近、頻発している気がします。何かが滞っている感じかな、と。
企業でも、中高年の給与カットへの動きが出ています。これはこれでいいことだと思います。これまで、中高年の給与をカットせずに若い世代の採用抑制を実施してきたせいで、若者がカネがない状況になっている。
そうすると、子供が生まれない。年収300万では結婚できない。世帯年収800万ぐらいないと、子供を3人も持てない。そういった子供が生まれないことによるマイナスはものすごくあるはずなのですが、誰もそういうことに着手しなかった。
実質的な若い世代の人減らしによって業績を保持してきた「ものづくり」な企業たち。それをもてはやしてきたマスコミも間違っていたということに気が付き始めるでしょうか。
人々が何かに気が付き始める予兆の年ですが、表層的には何かが滞って見えるということで、今年の漢字は「滞」かな、と。
それは、爆発の予兆、というほうがかっこいいんですけどね。「兆し(きざし)」の兆という字のほうがかっこいいと思いますが、意外と世の中表層的なので、そういう予測はしないということで。
代理欲求が積もりに積もって爆発の前段階を迎える。そんなざらついた感じと、少数の成長の階段を上れた人の違いがなんなのか?がわからなくて戸惑う人も多くなる。そんな感じです。
まあ、予測は当たらないものです。が、当たるといいな、と思う反面、こんな時代になって欲しいとも思わない自分がいますね。
それでは、次回をお楽しみに。
忘れていました。すいません。
ただ、結局は連続的な変化に終始する年になるような気がします。
でもね、下流というレッテルを貼られた人の動向が気になりますね。そういう人の怒りのエネルギーがどこへ行くのか?
京浜ホテルの従業員退去命令が出ました。法律的には当たり前なんですが、こういった理不尽な怒りのエネルギーがどんな形で表出するのかが興味深いですね。マスコミの過剰報道もありますけどね。
既得権益を得まくっている人が、権益を奪われた人をフォーカスして報道するのもなんとも不思議な感じがします。
それで、足の怪我が治らないので、ちんまりと家でテレビを見ていましたが、松山ケンイチさんの「銭ゲバ」が面白いなあと思いました。
「この今の格差社会を許せないだろ!」
「格差なんて昔からあったでしょ」
というやりとりが、そうだよなあ、と思いました。
「カネが全て!」という動きと
「カネじゃないんだ!」という動きの両方が出てきそうな2009年です。
「カネが全て!」だからこそ、儲けよう!ガツガツ儲けようという人々と、だからこそ、貧しいものに分け与えよ!という共産主義的な主張を、しかも暴力を伴う主張をする方々も出てくるでしょうね。
「カネじゃない」からこそ、下流でいいや、という人も増殖してくるでしょうね。でも、「カネじゃない」からこそ清い思いで頑張る人、いわゆる「社会起業」的な人も出てくるでしょう。
ただ、儲けるパワー、ノウハウ、技術というものを一通り習得しないと、「カネじゃない」という社会の実現をもたらす力は手に出来ないでしょうね。悲しい現実でしょう。
そういえば、豊かになって、命の実感が、生の実感が得られない社会になってきた、と言いますが、意外と若者で、命の実感をしたい人は、お金が儲からない職業について、生の実感を感じているように思います。
今年は派遣切りも相当話題でした。
ただ、派遣切りされたといっても、違う業種、例えば相当しんどいモンテローザの店員とか、農業の時給700円の仕事につく人は少ないでしょうね。
そりゃそーですよね。昨日まで溶接やっていた人が、居酒屋で接客するのは相当距離がありますよね。働ければなんでもいい、という人も少ないでしょうな・・・。
逆に過労死するような職場なんて無理ですよね。居酒屋店長がどれほど厳しいのか、体を壊す人がどれだけいるのか、知らない人は多いでしょうね・・・。
まあ、その辺は置いといて・・・。
感覚的には今年は、先送りが為されるというか、爆発の前段階のような感じがすごくします。そういう意味では今年の漢字は「滞」でしょうか。
どういうことかと言うと、いろいろと滞りが出てくる年ではないかな、と。新しい時代に向かわなくてはならないという認識をみんながしはじめて、これまでの不良が膿となって出てくる前段階として、なんかうまくいかないな、という感覚で滞るのではないかな、と。
理想論では、カネが全てではなく頑張る人が、清く正しいけれども、そういう人はおそらくうまくいかない。社会起業の人々のほとんどは失敗するでしょう。フローレンスなどの有名な会社も、詳しい知人に聞くと、「内実はボロボロやで」と言っていました。
儲けたことの無い人が社会起業と言っても、笑わせるな、と言う感じがしますよね・・・。物事を動かすには力が必要で、その力は儲ける中で培われることが多いですからね。
清いけれども、マズローの欲求階層的に言うと、代理欲求的な社会貢献なんでしょうね。本当の自己実現欲求から来る自然な社会貢献欲求ではない。
それと、日本がこれまで構築してきたやり方の不良が出てくるでしょうね。過去のやり方のいい面もありますが、さすがに時代が変わってきていて、老朽化しているものが出てきて、物事の進みが悪いような気がする。
電車の遅延が最近、頻発している気がします。何かが滞っている感じかな、と。
企業でも、中高年の給与カットへの動きが出ています。これはこれでいいことだと思います。これまで、中高年の給与をカットせずに若い世代の採用抑制を実施してきたせいで、若者がカネがない状況になっている。
そうすると、子供が生まれない。年収300万では結婚できない。世帯年収800万ぐらいないと、子供を3人も持てない。そういった子供が生まれないことによるマイナスはものすごくあるはずなのですが、誰もそういうことに着手しなかった。
実質的な若い世代の人減らしによって業績を保持してきた「ものづくり」な企業たち。それをもてはやしてきたマスコミも間違っていたということに気が付き始めるでしょうか。
人々が何かに気が付き始める予兆の年ですが、表層的には何かが滞って見えるということで、今年の漢字は「滞」かな、と。
それは、爆発の予兆、というほうがかっこいいんですけどね。「兆し(きざし)」の兆という字のほうがかっこいいと思いますが、意外と世の中表層的なので、そういう予測はしないということで。
代理欲求が積もりに積もって爆発の前段階を迎える。そんなざらついた感じと、少数の成長の階段を上れた人の違いがなんなのか?がわからなくて戸惑う人も多くなる。そんな感じです。
まあ、予測は当たらないものです。が、当たるといいな、と思う反面、こんな時代になって欲しいとも思わない自分がいますね。
それでは、次回をお楽しみに。
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