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インサイト100シンキングメソッド
> メールマガジンをはじめることにしました
 「インサイト100」と題して、メールマガジンをはじめることにしました。自分なりに自分が得た知見をまとめておきたいことと、それをギュッとまとめて、純度の高い言葉にして残しておきたいという思いがあって。まあ、そんなに肩に力を入れているわけでもありませんが。

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 インサイトというのは、「洞察」という意味ですが、コンサルティング会社で使う、「意味合い」という意味ですね。「空を見て、雨が降りそうだから、傘を持っていこう」に当てはめると、「雨がふりそう」というのを、見出す部分です。

 いわゆるコンシューマーインサイトという単語でご存知の方も多いかもしれません。お客さんが望んでいる気持ちの深層みたいな部分を、クリエイティブに見出すみたいな語感で使われますね。広告代理店でよく使われてた言葉ですが・・・。

 私がビジネスプランニングに関わる中で、おお、これは!と思い、普遍的に使えそう、と思ったものをメールマガジンのほうに書いていこうかな、と。あと、その前提の知識を伝えることでしょうか。
 
 私はこれまで、プランニングワークとは?ということを、事業会社時代は部下や他部門の人間に、コンサルティングに従事している時は、お客さんやセミナーの出席者の方に伝えてきました。

 でも、なかなか伝わらないのです。日々の業務で手取り足取りで、ようやく少しだけ伝わる感じなんですね。私の伝え方が悪いのだろうか?と思いつつ、ロジカルシンキングとか、ビジネスプランニングの書籍は、書店で相変わらず平積みになっていますよね?

 それはつまり、みんなわかるようになりたいし、わかるようになることを企業側も求めているけど、なかなかできるようにならないことを示しているのかもしれません。

 企画、プランニングって何だか本当に知っていますか?ビジネスの場面場面で企画、プランニングができていますか?

 プランニングを語るとき、エグゼキューションとの対比の中で語るのがわかりやすいかもしれません。エグゼキューションとは、実行、執行と訳されますね。何かを淡々とするのは、オペレーションという言葉を使いますが、エグゼキューションという言葉を使う意味は、考えながら実行するという側面を少し強調するからだと思います。

 何を実行するかを考えるのが、企画、プランニングでしょうか?それって計画のこと?と思うかもしれませんが、計画やアクションプランと言われるものは、何がしたいのかが明確な場合、それに向かう時に多く使われますね。計画やアクションプランも、企画概念に含まれますが、企画、プランニング概念のほうが大きいでしょうね。

 「日本を明るくしよう計画」だったら、文字通り日本を明るくする計画のことですし、「小麦生産量増大のための5カ年計画」だったら、小麦の生産量を増加させるための今後5年間の計画のことでしょう。

 そもそも何するの?何するべきなの?何するのが自然なの?というところを考える概念も企画、プランニングに入りますね。というか、そっちの色合いが濃いですね。 

 前に触れましたが、戦略とは「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」のことです。ビジネスでは、「持続的に競争優位を保つべき」というのが前提ですよね。それと会社の今の立ち居地とか、今後どうありたいか?どうしたいか?といった条件をもとに、何を打ち手としてやるの?というのを決めるという意味、と読めますね。

 全社レベル、事業レベルで何するの?何するべきなの?何するのが自然なの?というところを考えるのは、戦略寄りのビジネスプランニングなんですね。

 若者たちの「自分探し」がバブル期以降、流行したような気がしますが、自分が何をしたいかわからない、でも食っていかないといけないから仕事している、みたいな状況は、企業に置き換えると、戦略不在な状況ですね。

 やりたいことが明確な人は少ないと思います。本当にこれが私がやりたいことなのだろうか?というのは至極まっとうな問いです。日々みんな疑問に感じるでしょう。私も感じています。

 中小企業のコンサルティングになると、社長さん、何したいの?どう生きたいの?という論点に結局行ってしまう理由はこういうことですね。社長個人がある意味で会社と一心同体の状態ですので、コンサルティングが社長の個人カウンセリングになるんですね・・・。とほほほほ・・・。

 気を取り直して、私がいいと思ったビジネスプランニングの本は、「ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」」です。著者の方が、外資コンサルドットコムという就職サイトをやってましたね。私も、よく掲示板を見てました。本の内容は、とてもわかりやすくて、しかも深いものだと思います。

 何度か書いていますが、私の思いとしては、「自分の活動を通じて、より社会が知的になっていく」なんですね。そして、できれば、情報の非対称性をいいことに悪意でアービトラージをしている人々がいる状況を無くしていければいいな、と思っています。
 
 メールマガジンはそういう思いの延長上の活動ですね。ある意味、このブログは日々のストレス解消的な部分もありますが、メールマガジンは将来に向けて自分なりに自分の知見をまとめなおすことに主眼を置こうと思っています。

 まあ、多くはすでに世の中で語られているものだし、私がオリジナルでもありませんけどね。気が向いたら読んでみてください。



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2007.11.11(01:00)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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