大黒パーキングエリアをテレビでフッと見たとき、よくドライブに行ったことを思い出しました。
私の知人はBMWが好きな人が多かったような・・・。いや、親父もBMWに乗ってますね・・・。コンサルティング会社で仲が良かった友人は、真っ赤なBMWに乗って、私は助手席に乗せてもらっていましたね。そして、高速道路を激走していたと思います。
私はコンサルティングに新卒で入ったものの、なかなか大変でした。私は一応、東大なのですが、一番低学歴でしたね・・・。
たいていの方は、理系だと、博士号、修士号を持っていました。いや、文系でも修士号を持ってらっしゃる方もいらっしゃいました。
学士卒だと、経済か経営の卒業で。文学部は私だけ。
お仕事は当然、経営のお話しばかりなので、私には意味不明でした。
はじめは、しょぼいと言うとなんですが、リサーチ的な仕事ばかりで、ある程度しっかりしたプロジェクトをやらせてもらえる感じがしませんでした。他の人たちはいろいろやってるのにな、と思っていたのですが・・・。
でも、一生懸命やりました。全然だめでしたけどね。
で、真っ赤なBMWに乗った仲良しな友人は、バリバリしていました。彼は経営学科を出ていて、会計とマーケティングのゼミでした。もう、コンサルティングに入るのが自然な人でした。その会社の後、いろいろと有名企業を渡り歩いています。
そんな彼は、私を多少は評価してくれていたようで、ある大きなプロジェクトがあった時、私を巻き込んでくれました。
ディレクターに、「リサーチは伊藤さんがやっている」という半分ウソをついて、「じゃあ、このプロジェクトは伊藤さんいれようか」ということにしてくれたんですね。
それでめでたく、大きなプロジェクトの初めての経験が出来ました。当時、ありがたかったけど、その本当の意味というか、本当のありがたさはわかりませんでした。今ならわかります。私はそのプロジェクトで、はじめてコンサルティングの基礎を学んだようなものでした。
このプロジェクトがなければ、今の私はなかったように思います。
私がこの仕事に入った時、はっきり言って足手まといだったと思います。でも、必死でした。全てが新鮮でした。
事業会社に移ってからも、同じようなことがありました。
当初、コンサルティングのスタイルで仕事をしようとすると、なかなかうまくいかない。そして、上司とぶつかる。そして、干される。仕事がつまらないものばかりになる。
そうすると、暇で暇で。空手ばかりやっていました。
でも、そんな時、暇?と聞いてきてくれる人がいました。そして、いろいろと仕事をくれました。
経営層から組織改善のお仕事が、ある幹部に出て、その幹部から彼に仕事が振られていました。そして、こういうのができそうなやつということで、私にお鉢が回ってきたのでした。
こういうような仕事をひたすら処理していると、だんだんと私に仕事が来るようになりました。そして、処理すればするほど、忙しくなっていき、評価も上がっていきました。
一生懸命やっていると、見ていてくれる人がいる。それは本当にそうだと思います。
で、多少部下がつくようになってからは、仕事を自分で作り出せるようになってからは、そういう頑張っているけど、報われていない人を見てあげられればな、と思うようになりました。
私が、上司でもないのに、なぜかいつもそこにいる人たち全員のテンションやら、感覚やらを見てしまうのは、自分が見てもらっていたからかもしれません。
自分が見て欲しかったから、私は人を見ているのかもしれません。この人、元気だなとか、急に元気がなくなったけど、どうしたんだろうとか。
思うだけじゃだめかもしれませんが、いちいち声をかけるのもちょっと、とは思います。
ただ、まともな上司なら、まともな幹部なら見ています。1人1人を自分の見れる範囲で見ているものです。そして、元気がある、元気がないというのもわかっていると思います。やる気に満ちている、やる気がちょっと落ちているというのもわかっていると思います。
そして、たまーに声がかかるものです。
不思議なお仕事がふってくるものです。
私はひょっとしたら、すごく幸せで、ほとんどの人は見てもらえていないのかもしれません。でも、もしそうだとしても、私は見てあげたい、見ていてあげたいと思うのです。
ちょっと暗めのお話しでしたのでしょうか?ごめんなさい。次回はもう少し明るいお話しがしたいと思います。それでは次回をお楽しみに。
私の知人はBMWが好きな人が多かったような・・・。いや、親父もBMWに乗ってますね・・・。コンサルティング会社で仲が良かった友人は、真っ赤なBMWに乗って、私は助手席に乗せてもらっていましたね。そして、高速道路を激走していたと思います。
私はコンサルティングに新卒で入ったものの、なかなか大変でした。私は一応、東大なのですが、一番低学歴でしたね・・・。
たいていの方は、理系だと、博士号、修士号を持っていました。いや、文系でも修士号を持ってらっしゃる方もいらっしゃいました。
学士卒だと、経済か経営の卒業で。文学部は私だけ。
お仕事は当然、経営のお話しばかりなので、私には意味不明でした。
はじめは、しょぼいと言うとなんですが、リサーチ的な仕事ばかりで、ある程度しっかりしたプロジェクトをやらせてもらえる感じがしませんでした。他の人たちはいろいろやってるのにな、と思っていたのですが・・・。
でも、一生懸命やりました。全然だめでしたけどね。
で、真っ赤なBMWに乗った仲良しな友人は、バリバリしていました。彼は経営学科を出ていて、会計とマーケティングのゼミでした。もう、コンサルティングに入るのが自然な人でした。その会社の後、いろいろと有名企業を渡り歩いています。
そんな彼は、私を多少は評価してくれていたようで、ある大きなプロジェクトがあった時、私を巻き込んでくれました。
ディレクターに、「リサーチは伊藤さんがやっている」という半分ウソをついて、「じゃあ、このプロジェクトは伊藤さんいれようか」ということにしてくれたんですね。
それでめでたく、大きなプロジェクトの初めての経験が出来ました。当時、ありがたかったけど、その本当の意味というか、本当のありがたさはわかりませんでした。今ならわかります。私はそのプロジェクトで、はじめてコンサルティングの基礎を学んだようなものでした。
このプロジェクトがなければ、今の私はなかったように思います。
私がこの仕事に入った時、はっきり言って足手まといだったと思います。でも、必死でした。全てが新鮮でした。
事業会社に移ってからも、同じようなことがありました。
当初、コンサルティングのスタイルで仕事をしようとすると、なかなかうまくいかない。そして、上司とぶつかる。そして、干される。仕事がつまらないものばかりになる。
そうすると、暇で暇で。空手ばかりやっていました。
でも、そんな時、暇?と聞いてきてくれる人がいました。そして、いろいろと仕事をくれました。
経営層から組織改善のお仕事が、ある幹部に出て、その幹部から彼に仕事が振られていました。そして、こういうのができそうなやつということで、私にお鉢が回ってきたのでした。
こういうような仕事をひたすら処理していると、だんだんと私に仕事が来るようになりました。そして、処理すればするほど、忙しくなっていき、評価も上がっていきました。
一生懸命やっていると、見ていてくれる人がいる。それは本当にそうだと思います。
で、多少部下がつくようになってからは、仕事を自分で作り出せるようになってからは、そういう頑張っているけど、報われていない人を見てあげられればな、と思うようになりました。
私が、上司でもないのに、なぜかいつもそこにいる人たち全員のテンションやら、感覚やらを見てしまうのは、自分が見てもらっていたからかもしれません。
自分が見て欲しかったから、私は人を見ているのかもしれません。この人、元気だなとか、急に元気がなくなったけど、どうしたんだろうとか。
思うだけじゃだめかもしれませんが、いちいち声をかけるのもちょっと、とは思います。
ただ、まともな上司なら、まともな幹部なら見ています。1人1人を自分の見れる範囲で見ているものです。そして、元気がある、元気がないというのもわかっていると思います。やる気に満ちている、やる気がちょっと落ちているというのもわかっていると思います。
そして、たまーに声がかかるものです。
不思議なお仕事がふってくるものです。
私はひょっとしたら、すごく幸せで、ほとんどの人は見てもらえていないのかもしれません。でも、もしそうだとしても、私は見てあげたい、見ていてあげたいと思うのです。
ちょっと暗めのお話しでしたのでしょうか?ごめんなさい。次回はもう少し明るいお話しがしたいと思います。それでは次回をお楽しみに。
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