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インサイト100マーケティング
> 森林ファンド
 今日は、知人の会社が立ち上げた日本初の森林ファンドの説明会を聞いてきました。

 でも、まあ、話しが中途半端でしたね。

 ターゲットは明らかに個人投資家でした。

 ただ、中途半端に賢い話しが入っていて、おかしいな、という感じでした。

 機関投資家に向けるならば、お金の話とマーケティングプランのみでいいですよね。

 ただ、個人に対して、森林に投資し、日本の森を守るといったお話しならば、情というか、そういうものに訴えればいいと思います。もっと、映像炸裂で涙を誘う話しをいれまくっておけばいいと思うのです。

 ちょっと、どっちつかずでしたね。どうも、機関投資家からは集めるつもりはないようでしたが・・・。

 1億円集めたいみたいですが、小口の個人投資家から1億円集めるのは至難の業だと思います。

 私がしかけるんだったら、
 
 個人投資家向け説明会では、森林イメージ炸裂なVTRを流して、

 機関投資家向けの説明会もやって、そこでは数字とマーケティングプランの話しだけをする。

 それでお金を集めますね。

 で、個人も上場企業の役員などの富裕なチャネルと、一般のチャネルを分けますね。

 富裕なチャネルにはCSR的に、ノブレスオブリージ的に訴えて、

 一般人のチャネルには、森を再生することの素晴らしさとそれに参加できる喜びで訴える。

 そんな感じでしょうか?

 やるなら徹底してやって欲しいものです。でも、なかなか徹底は難しいものです。なかなかマーケティングセンスを感じる施策って世の中にないものです。

 最近、マーケティングセンスを一番感じたのは、矢島美容室ですね。あれ、すごいセンスですよね・・・。

 でもまあ、森林ファンドが成立して、田舎にキャッシュが流れる仕組みが出来上がること自体はいいことだと思います。

 キャッシュは都心に集中してしまっていますから。

 地方と林業をスキームの中に組み込むこと自体が、都市と地方の共存の可能性の模索のような気がしました。

 国が収益の再配分をするよりも、それ以前のスキームの中に都市と地方を両立させる、旧産業と新産業を両立させる、そのことによって、お金がぐるぐる回る。

 これ、新しいですよね、と。

 概念の中に組み入れるエンティティに、都市と地方、新産業と旧産業、といった一見両立しにくい、ともすれば対立しているかに見えるものを使う。そして、それを包み込む概念が考えられる。まさにこれからの企画ではあるんですよね。

 でも、そこにお金を引っ張り込むマーケティングにセンスがない。

 それは悲しいことですが、しょーがないですね。

 ちょっと、批判しすぎでしょうか?

 ごめんなさいね。でも、期待しているので。愛のムチということで。

 今日も中途半端な内容でしたね。ごめんなさい。でも、もう眠いので寝ます。それでは次回をお楽しみに。
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2009.04.17(01:21)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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