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> 現代催眠と古典に出てくるあやかしの不思議な符合
 今日は、なんとなく息抜き?的なお話しをします。

 でも、意外と皆さん興味ある分野です。

 前にエッチな暗示の入れ方というお話しをしました。まあ、あの技術だけでは暗示は入りませんけどね。ラポール形成ができてない人がどんな暗示を打ち込んでも無駄です。

 ラポールの形成というのはもはや常識的な単語になりつつありますよね。

 信頼関係を作るぐらいの言葉に置き換わります。ただ、相当深い世界ではあります。お互いの認識の空間を共有するぐらいのイメージです。

 そのための技法として、ミラーリングやら、ペーシングやら、そういった技法が存在します。

 あと、Yesセットもそうですね。

 これを小難しく説明しようとすると、いくらでも小難しくできると思います。

 現象学的に言えば、数名の間で表象空間を共有するということです。また、小難しいことを・・・、とお思いですか?

 フッサールを乱暴に説明すると、結局、「物自体」、我々が認識している世界の大元になっているものはあるのだろうけど、我々はそれを直接認識できないでしょう、と。青い机が目の前にあったとして、その青い机が指し示すものが、本当に他人同士で同じか?ということの確証はないですよね。

 大元のモノはあるみたいだけど、それは人によって、認識のされ方は違いますよね。ある女性を見て、かわいいと言う人もいれば、おぶす、という人もいるのです。ある絵を見て、感激の涙を流す人もいれば、どうでもいいと思う人もいるのです。

 人によって、見え方はおそらく違っている。

 では、客観とはなにか?といえば、多数の人の認識の重なる部分が多いところが客観に近いのでは?というお話しですよね。絶対的な客観なんてない。

 小難しいですね。

 で、ひとそれぞれ違う認識の空間を共有するのが、ラポール形成ぐらいに思ってください。

 本当はもっと深いのですが、これぐらいにしましょう。

 認識が同じような感じがする、議論の土俵が同じような感じがすると、話しがかみあいますし、楽しく話せますよね。

 そういう状況を作るために、同じ認識をしているように相手に伝えるんですね。

 で、そのラポールが形成されていると、暗示をかけられます。理性の目をかいくぐって、相手の認識に作用できる。

 古典的なものだと、まぶたが重くなーる、だとか、そういう儀式的なことをしますよね。ただ、現代催眠だと、それと気が付かないような方法でやりますよね。

 ここにペンがありますよね?とか、そういうものから入っていく。そのうち、質問によって相手の頭に浮かぶことなどを操作することもできます。

 で、ここでいわゆる古典で出てくるあやかしへの対処法を思い出してみましょう。

 「言葉に耳を貸してはならない」とか、「相手の質問に答えてはならない」とか。そういうの、よくありますよね?

 これって、暗示をかけようとする術者の話にのってはいけないということです。いわゆるラポールを拒絶しなさいというお話しですよね?

 あと、「あやかしの目をみてはならない」とか。

 確かに、目に作用する暗示のかけ方もありますよね。

 こういう符合を見るに、意外と現代催眠の知見と言われるものは、昔から一部伝承されていたんでは?と考えるのが自然ではないか、と。

 意外と、修行僧やら、シャーマンやらの修行って、ラポール形成の時、自分の認識の空間をできるだけ強固にしておく、相手にコントロールされないために、独自の体系を心に作っておく、というお話しではないかな、と思うのです。

 また、自分より認識空間の小さな相手に暗示をかけるのは、かんたんですよ、ということかな、と。

 そういうことを考えると、「ぼくらの洗脳社会」という本が出て久しいですが、現在、脳科学ブームでありますが、個人ベースで、古典に出てくるあやかしや修行僧のような暗示技法が巷にあふれ、逆に身を守るためにも、言葉に耳を貸してはならぬ的な話しがでてくるのかな、と。

ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫)ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫)
(1998/10)
岡田 斗司夫

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 ちょっと、飛躍しているかもしれませんが、今と言うのは、本当にそういう時代なのではないかな、と思うのです。 
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2009.06.25(06:32)|読み物コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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