fc2ブログ

**********************************************************************
メールマガジン「インサイト100」
週に1回配信中。
登録は⇒http://www.taii.jp/
**********************************************************************
インサイト100マネジメント
> 自分に都合のよいストーリーを作っても・・・
 今日は、インサイトナウさんにも書いてる内容です。

 記事はhttp://www.insightnow.jp/article/3809になります。

 人はなかなか、自分の失敗を認められないものです。

 私が見た中で、たちが悪いな、と思ったのは、部下を育てる能力がないことを認められない人でした。

 その人が作っているストーリーにも、気分が悪くなりました。

 自分が育てられなかった人は、誰も育てられる人ではなかったのだ!というストーリーを前提とした言動をして、そういうストーリーを定着させようとしていました。

 見ていて、気分が悪いかったですね。

 その部下の人が、誰かの手にかかってできるようになったら困りますよね。

 自分のマネジメント能力のなさを示していますから。

 ある意味、自己保全です。

 第三者的に見れば、その状況は明らかなのですが、上司本人がそのストーリーを信じ込んでいること、育たなかった部下にまで、そのストーリーを信じ込ませようとしていて、部下すら信じようとしていることが衝撃でしたね・・・。

 人はみな、自分がかわいいのです。

 これは自戒を込めて書いています。

 いつなんどき、私が同じようなことをしてしまわないとも限らないですからね。

 人の成長を願う時、自分ではない人が、ひょっとしたら、その人の能力を開花させることができるかもしれないということを、ちゃんと認識する必要があります。

 ちゃんとね。

 ちょっとしたストーリーを周囲に浸透させる力は、1つの能力ではあります。

 でもね、それを自己保身のために、人を貶めつつ使うのは、あまりいいとは思いません。

 そんなストーリーは、私が叩き壊してやりましたが・・・。

 あらゆる可能性は開かれていて、実は創れるものでもあります。

 みんながハッピーになるようなストーリーを周囲に浸透させるなら、素晴らしいリーダーなんですけどね。いや、それこそまさに偉大なリーダーシップなんですけどね。
関連記事
スポンサーサイト



2009.07.11(01:14)|マネジメントコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
Twitter
メールマガジン登録
メールマガジン「インサイト100」週に1回配信中。登録は⇒http://taii.jp/の登録窓から
プロフィール
推薦図書
経営理念
弊社のコンサルティングのポリシーです。

・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
ブロとも申請フォーム