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インサイト100マネジメント
> 組織の生産力
 組織の生産力は不思議なものです。

 たいてい、トップの人の生産力は尋常ではありません。特にサービス業で顕著ですが、チームの生産力の1/3から半分はトップ1人で上げられたりします。

 チームができた当初と言うのは、トップの人がからまないと数字になりません。すごいことですね。まあ、数名のチームですけどね。

 生産力の8割がトップの人に依存していたりします。

 まあ、そういうもんです。

 ただ、組織化を進めていくと、ひとり立ちする人が出てきます。

 それでも、トップへの依存度は相当高いんですけどね。

 ただ、ここでひとり立ちする人が、「俺はすごいんだ!」と周りの人を押さえつけてしまうと、結局、みんなの成長はありません。

 まあ、当然、トップの人がずっと「俺はすごいんだ!」をやっていると、ひとり立ちする人すら出てきません。

 面倒なのは、ひとり立ちした人が、トップに反発して「俺はすごい!」をやると、依存的な人、向上心の薄い人、不満な人はそちらに取り込まれます。

 そして、チームが割れますね。やめたり、協力し合わなかったり。

 いろんなことが起こります。そうすると、ちっとも生産性が上がらない。

 でもまあ、よくある図式です。

 ただ、構成員の人々は、このことに気が付かない。

 自分のトップへの反発も。自分への評価も。パターンで説明されたくはないですよね。

 そして、感情のやり取りが日々起こり、たいていは生産性を下げるほうに向かう。

 この力を全て統合しきれる人が本当のリーダーなんですけどね。

 ただ、リーダーシップというのは、メンバーの人の自覚でしか支えられないとも思います。いい部下に恵まれる、恵まれないというのはあるとは思います。

 私は、部下には恵まれたほうですけどね・・・。

 なかなか難しいものです。

 まあ、組織が10人を越えると、それまでと違うノウハウが必要です。10~20人のチームをまとめるには、優秀なマネジャーが2、3人は要ります。

 でも、そういう人を育てるのは、難しいですよね。意外とリーダーは生まれついてリーダーだったりするものです。

 元々、人を動かす力が大きい人と小さい人がいます・・・。意外と人間性に依存します。姑息な人、器の小さい人には、役職があろうと、なかろうと、人はつき従わないのです・・・。

 逆に、人間性がある人には、役職がなくても人が着き従う。依存させるのではなく、しっかりと付き従う。それはすごーく不公平なことにも思えるかもしれませんが、そういうもんですね。

 そういう人がいたら、なるべく早めにリーダー的な役割を与えてしまうことです。

 そのほうがうまくいきます。

 逆に、リーダーになりたい!と思っているけど、ちょっと、という人は面倒なのでケアがすごく要ります・・・。あーめんどくさいですね・・。

 まあでも、しょーがないです。当たり前のことをたくさん書いてしまいましたね。ごめんなさい。

 それでは次回をお楽しみに。
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2009.08.07(20:59)|マネジメントコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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