昔の苦い思い出をなんとなく思い出します。
彼は、けっこうな年齢でした。40ぐらいでしたでしょうか。
しゃべりは社内的には上手で、女子社員とすごく仲良しでした。でも、仕事しなかった。頭は決して悪いわけではなくて・・・。
できることは、すごーく狭かったのですが、ありました。でも、仕事をそんなにマジメにはやらない。ほどほど。
で、困ったのは、若い人に、仕事はこんなもんだ的なことを吹くこと。
若い人から見ると、彼はそれなりに出来るように見えてしまうので、そうなんだ!的に受け取る人もいました・・・。
私は悩みました。彼は明らかに悪影響でした。そして、どう考えても伸びる芽はありませんでした・・・。心を入れ替えて、必死でやるなら、自分が引き受けてもよかったのです。でもねえ、そんな姿は想像できませんでした。
彼がそういう人であることに気が付いている人は、どちらかと言うと、少数でした。しかもできる人だけが気が付いていました。
そうでもない人は、彼がやばいことには気が付かず、なついている人もけっこういました・・・。おいおい、大丈夫かよ・・・、と私はいつも思っていました。
彼のことはずっと見ていて、仕事で何度もからんだので、どういう人かはわかっていました。決して悪い人ではない、コミュニケーションは社内的には取る。いや、社外に出すと使い物にならなかったのですが・・・。
で、私が正式に昇進した時、苦渋の決断でしたが、異動させました。彼のことをよく知らない役員がいて、「彼、いいじゃん」というので、「欲しいならどうぞ」と。
まあ、しばらくして、移動先の直接の上司と、飲み会で話をしたら、「あいつ、やらねーんだよ。若いやつに悪影響なことばっかり言うけど、それに気が付いてないやつが多くて困るんだよ・・・」と。
「いや、だから異動させたんだけど・・・。ごめんね。」と私が言うと・・・
「いやー、どうしようかと・・・。本当に。えらいもん押し付けてくれたよね・・・」といわれました。
しばらくして、彼は辞めたようでした。
彼の話しを、昔の仲間とすると、「俺の職場にもいるよ」と、みな言います。
「追い詰めてやってもらうしかないでしょ。1人で完結する仕事を与えて、みんなの前でしゃべらせれば、みんな気が付くから。」
確かにそうですね。私は、その努力をせずに彼を異動させてしまいました。それは、いいことではなかったのかもしれません。
まあ、彼に似た人を見ると思うのです。ひょっとしたら、違う手段があったのではないか?彼の人生の芽を自分が摘んでしまった面があるのではないか?と。
彼は、けっこうな年齢でした。40ぐらいでしたでしょうか。
しゃべりは社内的には上手で、女子社員とすごく仲良しでした。でも、仕事しなかった。頭は決して悪いわけではなくて・・・。
できることは、すごーく狭かったのですが、ありました。でも、仕事をそんなにマジメにはやらない。ほどほど。
で、困ったのは、若い人に、仕事はこんなもんだ的なことを吹くこと。
若い人から見ると、彼はそれなりに出来るように見えてしまうので、そうなんだ!的に受け取る人もいました・・・。
私は悩みました。彼は明らかに悪影響でした。そして、どう考えても伸びる芽はありませんでした・・・。心を入れ替えて、必死でやるなら、自分が引き受けてもよかったのです。でもねえ、そんな姿は想像できませんでした。
彼がそういう人であることに気が付いている人は、どちらかと言うと、少数でした。しかもできる人だけが気が付いていました。
そうでもない人は、彼がやばいことには気が付かず、なついている人もけっこういました・・・。おいおい、大丈夫かよ・・・、と私はいつも思っていました。
彼のことはずっと見ていて、仕事で何度もからんだので、どういう人かはわかっていました。決して悪い人ではない、コミュニケーションは社内的には取る。いや、社外に出すと使い物にならなかったのですが・・・。
で、私が正式に昇進した時、苦渋の決断でしたが、異動させました。彼のことをよく知らない役員がいて、「彼、いいじゃん」というので、「欲しいならどうぞ」と。
まあ、しばらくして、移動先の直接の上司と、飲み会で話をしたら、「あいつ、やらねーんだよ。若いやつに悪影響なことばっかり言うけど、それに気が付いてないやつが多くて困るんだよ・・・」と。
「いや、だから異動させたんだけど・・・。ごめんね。」と私が言うと・・・
「いやー、どうしようかと・・・。本当に。えらいもん押し付けてくれたよね・・・」といわれました。
しばらくして、彼は辞めたようでした。
彼の話しを、昔の仲間とすると、「俺の職場にもいるよ」と、みな言います。
「追い詰めてやってもらうしかないでしょ。1人で完結する仕事を与えて、みんなの前でしゃべらせれば、みんな気が付くから。」
確かにそうですね。私は、その努力をせずに彼を異動させてしまいました。それは、いいことではなかったのかもしれません。
まあ、彼に似た人を見ると思うのです。ひょっとしたら、違う手段があったのではないか?彼の人生の芽を自分が摘んでしまった面があるのではないか?と。
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