M社長は、ファイナンス系の会社を経営している。顔が大きく、背もでかい。けっこうがっちりしている。そして、異様に前向き・・・。ほぼ、何も考えないで行動するが、その情熱の根拠は無いことが多い・・・
そんなに儲かっているわけではないが、ファイナンスの会社をやっているからか、お金をひっぱるのは上手で、キャッシュはいっぱい持っている・・・。でも、よくこの業績で従業員が路頭に迷わないようにできてるなあ、と。
「こんなデータあるんですか?」とM社長に言われて、一応、データ出してあげる。でも基本的な市場規模とか、その程度のデータなのだが、「あー、こんなんなんだー。知らなかったー。」って、あなた、自分が相手にしている市場の規模感も知らないんだ・・・。よくやってるなー・・・、と。
ただ、調整は上手なので、お金持ってる団体みたいなところと仲良くして、やたらと情報を取ってきたり、お客さんを紹介してもらったりする・・・。うらやましい・・・。
そして、アクションは早い。特に深く考えずに行動に移してしまう。そして、失敗もすごく多い。「うまくいかんなー、なんでやろー?」そりゃまー・・・、もう少し考えてみたら・・・。と思う。
この社長さんは、ある意味で正しく、ある意味で間違っていると思う。何度もこのブログで書いていますが、戦略とは、「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」です。競争優位をいくら考えても、打ち手に結びつかなければ、意味がないのですね。ただ、競争優位と、リソースの限界を考えずにアクションをするところが間違っていますが・・・。
じゃあ、どうすればいいか?そのために私みたいな人間がいるんですね。メールマガジンでも書きましたが、この社長さんのやり方が、トータルで見たら、仮説検証アプローチと事象の構造化を経ている形にしてあげればいいんです。
メールマガジンでは、【経営に再現性をもたらすものは?】と題して、こういうのを書きました。
-----------------------
インサイト:
仮説検証アプローチと事象の構造化。
この2つの技術があなたの経営を一段上へと押し上げる
解説:
日本の経営者は学問的アプローチを軽視する傾向があるがそれは
間違いだ。科学がなぜここまで発達したのかといえば、仮説検証
アプローチと事象の構造化という2つの学問的アプローチを
最大限に活用したから。
あなたも仮説を立てよう、そして検証しよう。その際に、物事を
構造化し、効率的にやっていこう。あなたの会社の経営レベルは
一段上へと向かい始める
------------------------
それと、もう1つ、【仮説とは何か?】では、
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インサイト:
あてずっぽうに勘で出した答えを仮説という。
解説:
人間にはあてずっぽうに勘で言っても正解をだす力がある。
人によって精度はまちまちではあるが、偉大な発見は勘によって
なされていることが多い。「メンデルの遺伝の法則」は歴史上、
偉大な発見だが、メンデルが実験した回数では、検証できないことが
わかっている。彼は勘を信じ、検証はさておいて法則の発表を
行ったのだ。検証をさておくのはよくないが、あなたもまずは
勘で答えを出そう。
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と、書きました。M社長は、あてずっぽうに勘で答えを出す、つまり仮説を創ることはできているんです。検証は、ある意味で、自らのアクションでしています。
ただし、これだと「経営の再現性」はありません。つまり同じ失敗を何度もする恐れがあります。そうすると、リソースが疲弊します。簡単に言うと、人が疲れて、金が足りなくなる、ということです。
だから、これまでのアクションをコンサルタントは見ていて、ある意味でアクションマップのようなものを創ってあげて、社長さんに見せる見せないは別にして、情報を入れ続けるということが大事になりますね。
まあ、言い方、話し方には工夫がいりますけどね・・・。他に人がいる会議とかでは絶対いえません・・・。まあ、夜、一緒に飲みながら、ボソッと・・・。一瞬、社長は表情が引きつるけど、わっはっは、となって。でも、しっかり覚えてて、と。そんな感じです・・・。
そうそう、話しは横にずれますが、メールマガジンの登録者が20人に増えていました。発行部数を見たときに、見間違いかと思ったぐらいです・・・。はじめてから2週程度ですが、読者数は、1→4→7→20という推移を経ています。ひとえに、このブログを読んでくれている人のお陰です。ありがとうございます。
それと、人気ブログランキングでは、ビジネス/経営・マーケティングでは、トップ10に入りました。まあ、ビジネス/経営・マーケティングは登録者数は少ないのですが、上位1割に入れていただきました。ありがとうございます・・・。

そんなに儲かっているわけではないが、ファイナンスの会社をやっているからか、お金をひっぱるのは上手で、キャッシュはいっぱい持っている・・・。でも、よくこの業績で従業員が路頭に迷わないようにできてるなあ、と。
「こんなデータあるんですか?」とM社長に言われて、一応、データ出してあげる。でも基本的な市場規模とか、その程度のデータなのだが、「あー、こんなんなんだー。知らなかったー。」って、あなた、自分が相手にしている市場の規模感も知らないんだ・・・。よくやってるなー・・・、と。
ただ、調整は上手なので、お金持ってる団体みたいなところと仲良くして、やたらと情報を取ってきたり、お客さんを紹介してもらったりする・・・。うらやましい・・・。
そして、アクションは早い。特に深く考えずに行動に移してしまう。そして、失敗もすごく多い。「うまくいかんなー、なんでやろー?」そりゃまー・・・、もう少し考えてみたら・・・。と思う。
この社長さんは、ある意味で正しく、ある意味で間違っていると思う。何度もこのブログで書いていますが、戦略とは、「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」です。競争優位をいくら考えても、打ち手に結びつかなければ、意味がないのですね。ただ、競争優位と、リソースの限界を考えずにアクションをするところが間違っていますが・・・。
じゃあ、どうすればいいか?そのために私みたいな人間がいるんですね。メールマガジンでも書きましたが、この社長さんのやり方が、トータルで見たら、仮説検証アプローチと事象の構造化を経ている形にしてあげればいいんです。
メールマガジンでは、【経営に再現性をもたらすものは?】と題して、こういうのを書きました。
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インサイト:
仮説検証アプローチと事象の構造化。
この2つの技術があなたの経営を一段上へと押し上げる
解説:
日本の経営者は学問的アプローチを軽視する傾向があるがそれは
間違いだ。科学がなぜここまで発達したのかといえば、仮説検証
アプローチと事象の構造化という2つの学問的アプローチを
最大限に活用したから。
あなたも仮説を立てよう、そして検証しよう。その際に、物事を
構造化し、効率的にやっていこう。あなたの会社の経営レベルは
一段上へと向かい始める
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それと、もう1つ、【仮説とは何か?】では、
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インサイト:
あてずっぽうに勘で出した答えを仮説という。
解説:
人間にはあてずっぽうに勘で言っても正解をだす力がある。
人によって精度はまちまちではあるが、偉大な発見は勘によって
なされていることが多い。「メンデルの遺伝の法則」は歴史上、
偉大な発見だが、メンデルが実験した回数では、検証できないことが
わかっている。彼は勘を信じ、検証はさておいて法則の発表を
行ったのだ。検証をさておくのはよくないが、あなたもまずは
勘で答えを出そう。
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と、書きました。M社長は、あてずっぽうに勘で答えを出す、つまり仮説を創ることはできているんです。検証は、ある意味で、自らのアクションでしています。
ただし、これだと「経営の再現性」はありません。つまり同じ失敗を何度もする恐れがあります。そうすると、リソースが疲弊します。簡単に言うと、人が疲れて、金が足りなくなる、ということです。
だから、これまでのアクションをコンサルタントは見ていて、ある意味でアクションマップのようなものを創ってあげて、社長さんに見せる見せないは別にして、情報を入れ続けるということが大事になりますね。
まあ、言い方、話し方には工夫がいりますけどね・・・。他に人がいる会議とかでは絶対いえません・・・。まあ、夜、一緒に飲みながら、ボソッと・・・。一瞬、社長は表情が引きつるけど、わっはっは、となって。でも、しっかり覚えてて、と。そんな感じです・・・。
そうそう、話しは横にずれますが、メールマガジンの登録者が20人に増えていました。発行部数を見たときに、見間違いかと思ったぐらいです・・・。はじめてから2週程度ですが、読者数は、1→4→7→20という推移を経ています。ひとえに、このブログを読んでくれている人のお陰です。ありがとうございます。
それと、人気ブログランキングでは、ビジネス/経営・マーケティングでは、トップ10に入りました。まあ、ビジネス/経営・マーケティングは登録者数は少ないのですが、上位1割に入れていただきました。ありがとうございます・・・。


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