さて、今日はなんとなく、アービトラージを考えようと思います。
当然、ビジネスにおけるアービトラージですね。証券用語のアービトラージではなく・・・。
ちなみに、証券用語のアービトラージは、裁定取引のことですよね。金利が市場Aと市場Bで違ったとします。市場Aでは、5%でお金を借りる相場になっている。市場Bでは、10%でお金を借りる相場になっている。
だったら、市場Aで資金を借りて、市場Bで貸せばいい!証券の世界ではこんな感じですな。
ビジネスだと、もう少し拡張された考え方になると思います。
わかりやすいのは、「砂漠では水が高い」ですね。
そりゃ、砂漠には水が少ないから・・・。日本は水が安いですよね。水が豊富だから。
地域によって、格差があると、そこにビジネスチャンスがある。そういう格差を利用するのがアービトラージです。
スポーツイベントでいきますと、トヨタカップもアービトラージのワンオブゼムだったと私は思っています。
スポーツマーケティングの巨人に、「J坂崎さん」という人がいます。彼は、英語がぺらぺら、まあJはジャックのJですから。
日本には、スポーツイベントってあんまりなかったですよね。野球ぐらいしかなかった。そんな日本にサッカーイベントを持ってくれば高く売れるのでは?というお話しですよね。
ジャックさんはラグビーイベントやら、いろいろ日本にもって来ました。アジアサッカー協会からアジアカップ、ワールドカップ予選の放映権をもってきたり。日本のスポーツマーケティングでは伝説の人ですね・・・。
もっと巨人にマーク・マコーマックがいます。言わずと知れたIMGという世界一のスポーツマーケティング会社の創始者です。未だと、フィギュアスケートの安藤美姫さんが、所属していたと思います。
1960年代にゴルフのビッグスリーといわれたジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤーなどの選手を日本に持ってきた。スポーツのスター選手はその人しかいないので、人間がコンテンツ化すると全てのイベントがアービトラージ的になりますよね。
さて、ここからが本当に書きたいことです。
アービトラージが富を産むと言った時に、一番、複製して売るのが安上がりなものは何か?と言いますと、情報ですね。
情報が一番、複製が簡単です。情報起業、インフォプレナーというのは、そういうもんですね。マニュアル作って、ダウンローディングで課金。買う人が知らない情報があるはず!ということで。
求人情報を集めることで成功したのがリクルートさんです。
生データを集めて、整理して、求人情報が欲しい人に渡す。まあ、求人広告という形なので、求人を出す企業からお金を取っていますが・・・。
ただ、もはや今は、情報はWeb検索すれば出てきます。求人情報を自社サイトにしか上げてない会社もありますし。本当に能動的な人にとっては、調べりゃ出てくる時代なのです。
生データに近いものは、オープン化してくる。これがWeb2.0の世界ですよね。
データを公開ばかりしたら、アービトラージが効かなくなる!と警鐘を鳴らす人もいて。それがWeb2.0の罠というものだそうで。ただ、生レベルのデータでアービトラージして儲けようとするせこい根性の人が言うことのように思います・・・。
調べ方を知ってれば、たいていの生のデータは出てきます。生データレベルでは、アービトラージで儲けるのは難しくなるでしょう。生データのレベルでは、情報の非対称性が昔よりは薄くなってくるでしょう。
でも、調べまくるのも、相当面倒なことは事実。
だから、ポータル系の企業は儲かってますね。価格コムさんとかね。テーマに絞って、情報を集めることに成功したポータルは儲かってます。これも生データを集積して、インフォメーション化、カテゴリわけして見やすくしているから儲かっているんでしょうね。
まだまだ、専門ポータル系のビジネスはあると思いますけどね。意外とないな、と思えるポータルもありますから。
で、次に来るのはなんでしょうか?こすい人々が「Web2.0の罠」とか言った時に、いや、こうすればいいというのはなんでしょうか?
ちょっと長くなってきたので、次回に私が思うことをつらつら書こうと思います。では、また。
当然、ビジネスにおけるアービトラージですね。証券用語のアービトラージではなく・・・。
ちなみに、証券用語のアービトラージは、裁定取引のことですよね。金利が市場Aと市場Bで違ったとします。市場Aでは、5%でお金を借りる相場になっている。市場Bでは、10%でお金を借りる相場になっている。
だったら、市場Aで資金を借りて、市場Bで貸せばいい!証券の世界ではこんな感じですな。
ビジネスだと、もう少し拡張された考え方になると思います。
わかりやすいのは、「砂漠では水が高い」ですね。
そりゃ、砂漠には水が少ないから・・・。日本は水が安いですよね。水が豊富だから。
地域によって、格差があると、そこにビジネスチャンスがある。そういう格差を利用するのがアービトラージです。
スポーツイベントでいきますと、トヨタカップもアービトラージのワンオブゼムだったと私は思っています。
スポーツマーケティングの巨人に、「J坂崎さん」という人がいます。彼は、英語がぺらぺら、まあJはジャックのJですから。
日本には、スポーツイベントってあんまりなかったですよね。野球ぐらいしかなかった。そんな日本にサッカーイベントを持ってくれば高く売れるのでは?というお話しですよね。
ジャックさんはラグビーイベントやら、いろいろ日本にもって来ました。アジアサッカー協会からアジアカップ、ワールドカップ予選の放映権をもってきたり。日本のスポーツマーケティングでは伝説の人ですね・・・。
もっと巨人にマーク・マコーマックがいます。言わずと知れたIMGという世界一のスポーツマーケティング会社の創始者です。未だと、フィギュアスケートの安藤美姫さんが、所属していたと思います。
1960年代にゴルフのビッグスリーといわれたジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤーなどの選手を日本に持ってきた。スポーツのスター選手はその人しかいないので、人間がコンテンツ化すると全てのイベントがアービトラージ的になりますよね。
さて、ここからが本当に書きたいことです。
アービトラージが富を産むと言った時に、一番、複製して売るのが安上がりなものは何か?と言いますと、情報ですね。
情報が一番、複製が簡単です。情報起業、インフォプレナーというのは、そういうもんですね。マニュアル作って、ダウンローディングで課金。買う人が知らない情報があるはず!ということで。
求人情報を集めることで成功したのがリクルートさんです。
生データを集めて、整理して、求人情報が欲しい人に渡す。まあ、求人広告という形なので、求人を出す企業からお金を取っていますが・・・。
ただ、もはや今は、情報はWeb検索すれば出てきます。求人情報を自社サイトにしか上げてない会社もありますし。本当に能動的な人にとっては、調べりゃ出てくる時代なのです。
生データに近いものは、オープン化してくる。これがWeb2.0の世界ですよね。
データを公開ばかりしたら、アービトラージが効かなくなる!と警鐘を鳴らす人もいて。それがWeb2.0の罠というものだそうで。ただ、生レベルのデータでアービトラージして儲けようとするせこい根性の人が言うことのように思います・・・。
調べ方を知ってれば、たいていの生のデータは出てきます。生データレベルでは、アービトラージで儲けるのは難しくなるでしょう。生データのレベルでは、情報の非対称性が昔よりは薄くなってくるでしょう。
でも、調べまくるのも、相当面倒なことは事実。
だから、ポータル系の企業は儲かってますね。価格コムさんとかね。テーマに絞って、情報を集めることに成功したポータルは儲かってます。これも生データを集積して、インフォメーション化、カテゴリわけして見やすくしているから儲かっているんでしょうね。
まだまだ、専門ポータル系のビジネスはあると思いますけどね。意外とないな、と思えるポータルもありますから。
で、次に来るのはなんでしょうか?こすい人々が「Web2.0の罠」とか言った時に、いや、こうすればいいというのはなんでしょうか?
ちょっと長くなってきたので、次回に私が思うことをつらつら書こうと思います。では、また。
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