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インサイト100コンサルティング
> コンサルティングバリュー
 忙しいです。

 頭の中に、案件分の玉を思い浮かべて、横に並べている。今は7つ。下に4つ、上に3つを思い浮かべる。じゃないと、どれかに偏って考えちゃうので。

 ただ、忙しいと、あんまり優しくなくなるので、それは控えたい・・・。忙しいと早口になり、アンサーファーストになり、まったりとしたしゃべりができなくなる。経営者、決済者相手だと、どんなに早口でもよいのですが、メンバーだとついてこれないので、それは本当に控えたい。

 さて、今日はコンサルティングバリューについてです。

 業界特化型とか、機能特化型のコンサルが増える中、私はかたくなにジェネラルと言い続けています。絞りません。

 そして、カスタムと言います。つまり、パッケージ売りはしません。

 業界の常識に凝り固まると、本当にバリュー出るの?

 パッケージ的なコンサルで本当にバリュー出るの?

 という問いに対する私の答えは常にNoだからです。

 バリューって?といわれれば、クライアントが持続的に高いプロフィタビリティーを出すことです。要は儲かること。バリューを出すは、「儲けを出す」です。短期も長期も含みます。

 まあ、リスクヘッジでボラティリティー下げるというのもバリューではありますが、ある程度大きな企業にしかそんなもんはいらんので、とりあえず私は「儲ける」にフォーカスしてますけどね。儲かってない中小企業ががリスクヘッジとかボラティリティー低下とか言い出したら終わりですよね・・・。

 で、当然、反社会的なことをやって儲ける人は私は嫌いだし・・・。

 いや、全てを相対化して、ゼロベースにすれば今の社会常識なんていらんだろ!という考え方もあるのですけどね。

 まあ、自分なりの倫理観の線引きは持っておかないとね、というマイナスを避ける意味、ある意味性悪的に自分を見た場合の抑止という意味合いと・・・

 企業のバリュー自体が社会性を持っているほうが自然でしょ?私のプランも社会的バリューを含んでて当然だよという、自分を性善説的に見た場合の特徴という意味合いで・・・、

 ソーシャル、と言っているんですね。

 別に、その業界のことなんて、知らなくていいのです。勉強すればたいていのことはわかります。そりゃまあ、わからなければ、具体に落ちすぎなのです。その具体はクライアントが一番強いはずなのです。そこで勝負しても無駄で。

 そこより少し上のレイヤで、儲かるという構造を作る。そして、具体と突合せていく。まあ、うまく合わなければ、パッケージを無理やりあてはめようとしているのでしょうけど。

 ただ、クライアントさんとお話しができるぐらいの知識は、本を20冊ぐらい読めば、楽勝で。

 たいていの場合、その業界を捉えるきれいな枠組みはないので、自分でフレーム創ったほうがよっぽどいいです。

 だから、本を読むにしても、構造とエンティティの両方を別々に取り出して。

 本にある構造はたいていねじれていて。

 で、自分で構造をうまく作って。そこにエンティティをはめて、業界を把握していく感じです。無理やり難しい言葉を使って、参入障壁を高めているとしか思えない業界もあります。

 リースの仕事をした時に、「レッシーのデータがアトラス上に」とか言われてもね、と思ったこともありますが、まあ、そんなん別になんでもないのです。抽象的なレイヤで捉えれば、なんでもないことなのです。

 そして、私は意思をlクライアントに求めます。何でどう儲けたいの?って。まあ、社会的価値がどうこうでもいいですよ。どんな価値を提供して、どんな対価を得て、どう社会が変わるの?でもいいのです。でもシンプルに言うと、何でどう儲けたいの?です。

 まあ、意思がないことが問題といった官僚的な企業もあります。大企業病はある意味、意思のなさだと思います。未来がなく、過去に築いた資産でキャッシュは回ってしまっている状態。従業員は過去に流され続け、少しずつ、疲弊していく。誰もそれを止められない。なぜなら、誰も未来への意思を持っていないから・・・。

 そんな大企業はある意味、ハッピーです。だって、ある程度高給だし。福利は充実しているし。でも、衰退は始まっていて、巨大な船が過去に押し流され始めていることも、誰にとってもどうでもよくなってる。

 まあ、そんな会社は何社か見たことがありますが、それはそれでいいのでしょう。勝手にしなさい、と思ったりもします。でもね、発注者が本当に変わりたいと思うのならば、私はお人好しに助けようとしてしまいますけどね・・・。

 私の意思で発生したプランなんて、意味がありません。目線を合わせる。同じ景色を見るということをしないと、実行可能性が著しく下がります。それではいかんのです。見えているものによって、実行力は全然違ってくるのですね。

 それを多少わざとらしく言ったものがビジョンになります。そのビジョンをシェアしていなければ、その組織にいてもしょーがないですよね。

 意思のない企業に意思をもってもらうのは、すごーく大変で、そんなもん引き受けてたら身がもたんのですが、お人よしなので、けっこうやったりもしますね・・・。

 意思があるけど、うまく明確化できていない人は、なんとかなりますけどね。

 バリューは儲かる結果を出すことで、その結果を出すにしても、意思のお話しにはじまって、いろいろなプロセスがあって。

 まあ、セールス領域に直接手をつけるのが一番簡単で。それ以前のビジネスのモデルの組み方から、オペレーションのシステムの組み方からいろいろあって。マネジメントの問題、組織の問題はけっこう根が深くて、もぐらたたきになりやすくて、というのもありますが。

 まあ、ざっくりコンサルティングバリューについて語りました。また、ロジカルじゃない文章を書いていますね。はっはっは。

 でもまあ、こんな感じです。うまく伝わりますでしょうか?

 それでは次回をお楽しみに。
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2009.10.15(20:09)|コンサルティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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