ビジネスシステムの話しをしているうちに、なかなか終わらなくなって、戦略の話しとビジネスシステムの話しを関連付けて説明せざるを得なくなっている状況ですね・・・。説明が長くて、本当にごめんなさい。
これまで、2回に渡ってしてきたビジネスシステムの説明をまとめると・・・
・すごく優秀なメンバーが集えば、そのたびにベストな判断をしていけるので、決め事がなくてもいい場合もある・・・。
・ただ、必ずしも、メンバー全員がその場その場で最高の判断力を発揮できるわけではない
・すると、決め事を作って、それに従うほうが、その場その場で個人が判断するよりも、ビジネスが再現性を持ってまわっていく
・ただ、7Sの考え方にもあるように、今いるメンバーのレベルを無視した決め事を作ってもうまくいかない
・社長は、今いるメンバーを無視したビジネスシステム作り、属人性の排除ができるかもしれないという幻想を抱くことが多々ある
・そして、システムコンサルティングの会社に騙される・・・
・ただ、小規模な会社で社長一人が踊り続ければいいようなビジネスをし続けていくなら、別にビジネスシステムなんて、考える必要もない
・そういう社長は、ランチェスター的に、外部環境を重視した戦略を考えて実行し続けるだけでいい。そして、社長が踊れなくなるとともに、会社も終わる
・でも、組織としての持続性を持って、自分が踊り続けないで、会社というものを長期的に発展させていきたいなら、内部環境と外部環境の調和した形での戦略を考えて、ビジネスシステムに落としていくということが必要
長かったですね・・・。ギュッとまとめると、こんな感じでしょうか?で、今日は具体でどう考えるか?みたいなことを書きます、と、この前のブログに書いたんですね。
うーん。そうすると、具体的に、戦略立案というお話しをしないといけないことになってきますね・・・。内部環境と外部環境の調和した形での戦略って何?そこからビジネスシステムに落としていくってどういうこと?というのに答えないといけませんので。
なんとか説明を試みてみますね。皆さんには何度も、戦略の定義をお伝えしてきました。「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」です。この中身も以前に少し触れました。ギュッとまとめると、
・まず、企業がどこに向かっているのか?意思としてどこに行きたいのか?、といった論点がある。
・そして、そこに向かっていくための打ち手があり、それは持続的競争優位をもたらすものでないといけない。
・その意味としては、その打ち手の効果は外部環境によっても変わる、言い換えれば、競合が何をやっているかによっても変わってくるので、競合とどう棲み分けるのか、もしくは意図的にかぶせていくのか、ということも大事になる。
・当然、企業の内部を見ると、資源は有限なので、方向性に向かってやるべきことは無限にありえるのですが、その中から優先順位を決めて、企業の資源を各アクションに割り当てていかなくてはならない。
・だから、戦略のお話しには、必ず「方向性」「ポジショニング」「リソース配分」のお話しが出てくる。
ここから、考えると、内部環境と外部環境の調和って、どういうことと言うと、競合との戦いとか、現在の相対的戦力の差ということばっかり考えるのではなくて、内部の資源を考えなくてはいけない。特に、人には恒常性、ホメオスタシスのようなものが働くから、その施策を実行していくであろうメンバーのことをちゃんと考えましょう、ということですね。
具体で言うと、あなたの会社はどこに行きたいのでしょう?何がしたいのでしょう?そこはどこなんでしょう?
たとえば、有名な「ワタミ」さんを例に出すと、テレビによく出ている渡辺さんは、ニューヨークに行った時に、自分は将来、何をするんだろう?という思いで歩いていた時、白人、黒人や東洋人などいろんな人種の老若男女が、一緒に楽しそう話したりしているバーを見かけたそうです。
その時、こういう空間を作り出したい!と思ったそうです。この場合、意思として行きたいところは、ここですね。
で、渡辺さんははじめに、居酒屋チェーンに加盟して、フランチャイジーとして、居酒屋を経営することになりました。その時に、どのように持続的に競争優位を保持したのでしょう?
当時の居酒屋は、接客は最悪でしたね。今で言うホスピタリティの無い状態です。競合は、安かろう、悪かろう、酒が飲めればいいんだろ、というような状況だった。
そこに、渡辺さんは、ホスピタリティを作ろうとした。従業員がお客さんに楽しい時間をすごしてもらうために、ひざまずいて、おしぼりを渡す、まずそういう打ち手をやった。
ひざまずいておしぼりを渡すだけなら、バイト君でも出来ますからね・・・。出来るけど、徹底するには、社長の時間を相当使わないと・・・。当然、そんなのやらないというやつが出てくるでしょうから、徹底するには時間がかかったでしょうけどね。
すさまじく単純化して、まとめると・・・、
・方向性:ニューヨークで見たような空間を作りたい!
・ポジショニング:安かろう、接客が悪かろうの居酒屋の中で、ホスピタリティを高いポジションを取る!
・リソース配分:バイト君を教育だ!ホスピタリティを出すための打ち手(ひざまずく)を徹底させるために、社長(渡辺さん)の時間をたくさん使うぞ!
ぐらいでしょうか。(ワタミさん、ごめんなさい。そして、知的なコンサルタントの方々、ごめんなさい。ちょっと格調、品位を下げました・・・。)
で、それを元に、ビジネスシステムを作っていったんですね。やっと、具体のビジネスシステム作りのお話しに入れますね!
しかーし!またちょっと長いので、そして、ちょっともう出かけないといけないのです・・・。ごめんなさい。ここまででとりあえず、アップいたします。
(次回は、これまでの要約にはあまりスペースを使わないようにしますので・・・。)

これまで、2回に渡ってしてきたビジネスシステムの説明をまとめると・・・
・すごく優秀なメンバーが集えば、そのたびにベストな判断をしていけるので、決め事がなくてもいい場合もある・・・。
・ただ、必ずしも、メンバー全員がその場その場で最高の判断力を発揮できるわけではない
・すると、決め事を作って、それに従うほうが、その場その場で個人が判断するよりも、ビジネスが再現性を持ってまわっていく
・ただ、7Sの考え方にもあるように、今いるメンバーのレベルを無視した決め事を作ってもうまくいかない
・社長は、今いるメンバーを無視したビジネスシステム作り、属人性の排除ができるかもしれないという幻想を抱くことが多々ある
・そして、システムコンサルティングの会社に騙される・・・
・ただ、小規模な会社で社長一人が踊り続ければいいようなビジネスをし続けていくなら、別にビジネスシステムなんて、考える必要もない
・そういう社長は、ランチェスター的に、外部環境を重視した戦略を考えて実行し続けるだけでいい。そして、社長が踊れなくなるとともに、会社も終わる
・でも、組織としての持続性を持って、自分が踊り続けないで、会社というものを長期的に発展させていきたいなら、内部環境と外部環境の調和した形での戦略を考えて、ビジネスシステムに落としていくということが必要
長かったですね・・・。ギュッとまとめると、こんな感じでしょうか?で、今日は具体でどう考えるか?みたいなことを書きます、と、この前のブログに書いたんですね。
うーん。そうすると、具体的に、戦略立案というお話しをしないといけないことになってきますね・・・。内部環境と外部環境の調和した形での戦略って何?そこからビジネスシステムに落としていくってどういうこと?というのに答えないといけませんので。
なんとか説明を試みてみますね。皆さんには何度も、戦略の定義をお伝えしてきました。「持続的競争優位を保持するための打ち手の束」です。この中身も以前に少し触れました。ギュッとまとめると、
・まず、企業がどこに向かっているのか?意思としてどこに行きたいのか?、といった論点がある。
・そして、そこに向かっていくための打ち手があり、それは持続的競争優位をもたらすものでないといけない。
・その意味としては、その打ち手の効果は外部環境によっても変わる、言い換えれば、競合が何をやっているかによっても変わってくるので、競合とどう棲み分けるのか、もしくは意図的にかぶせていくのか、ということも大事になる。
・当然、企業の内部を見ると、資源は有限なので、方向性に向かってやるべきことは無限にありえるのですが、その中から優先順位を決めて、企業の資源を各アクションに割り当てていかなくてはならない。
・だから、戦略のお話しには、必ず「方向性」「ポジショニング」「リソース配分」のお話しが出てくる。
ここから、考えると、内部環境と外部環境の調和って、どういうことと言うと、競合との戦いとか、現在の相対的戦力の差ということばっかり考えるのではなくて、内部の資源を考えなくてはいけない。特に、人には恒常性、ホメオスタシスのようなものが働くから、その施策を実行していくであろうメンバーのことをちゃんと考えましょう、ということですね。
具体で言うと、あなたの会社はどこに行きたいのでしょう?何がしたいのでしょう?そこはどこなんでしょう?
たとえば、有名な「ワタミ」さんを例に出すと、テレビによく出ている渡辺さんは、ニューヨークに行った時に、自分は将来、何をするんだろう?という思いで歩いていた時、白人、黒人や東洋人などいろんな人種の老若男女が、一緒に楽しそう話したりしているバーを見かけたそうです。
その時、こういう空間を作り出したい!と思ったそうです。この場合、意思として行きたいところは、ここですね。
で、渡辺さんははじめに、居酒屋チェーンに加盟して、フランチャイジーとして、居酒屋を経営することになりました。その時に、どのように持続的に競争優位を保持したのでしょう?
当時の居酒屋は、接客は最悪でしたね。今で言うホスピタリティの無い状態です。競合は、安かろう、悪かろう、酒が飲めればいいんだろ、というような状況だった。
そこに、渡辺さんは、ホスピタリティを作ろうとした。従業員がお客さんに楽しい時間をすごしてもらうために、ひざまずいて、おしぼりを渡す、まずそういう打ち手をやった。
ひざまずいておしぼりを渡すだけなら、バイト君でも出来ますからね・・・。出来るけど、徹底するには、社長の時間を相当使わないと・・・。当然、そんなのやらないというやつが出てくるでしょうから、徹底するには時間がかかったでしょうけどね。
すさまじく単純化して、まとめると・・・、
・方向性:ニューヨークで見たような空間を作りたい!
・ポジショニング:安かろう、接客が悪かろうの居酒屋の中で、ホスピタリティを高いポジションを取る!
・リソース配分:バイト君を教育だ!ホスピタリティを出すための打ち手(ひざまずく)を徹底させるために、社長(渡辺さん)の時間をたくさん使うぞ!
ぐらいでしょうか。(ワタミさん、ごめんなさい。そして、知的なコンサルタントの方々、ごめんなさい。ちょっと格調、品位を下げました・・・。)
で、それを元に、ビジネスシステムを作っていったんですね。やっと、具体のビジネスシステム作りのお話しに入れますね!
しかーし!またちょっと長いので、そして、ちょっともう出かけないといけないのです・・・。ごめんなさい。ここまででとりあえず、アップいたします。
(次回は、これまでの要約にはあまりスペースを使わないようにしますので・・・。)


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