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インサイト100シンキングメソッド
> 「考える」ことに関して。意思、問い、答えの関係
 いつも私が言っていることですが、考えることに関して、入力を軽視する傾向が非常に大きく、ますます考えない人々が生産される世界にやや失望しています。

 ソフトバンクの孫さんがTwitterやってるのは有名ですが、彼もまた、「暗記が意味なきものに・・・」みたいなことを言っていて、悲しい気持ちになりました。

 その一連のことをTweetしたので掲載します。

①おいおい、インデックス概念を無視してないか?RT @masason: 検索の進化は、暗記中心の教育を無意味なものとなす。

②それともtwitterを検索の進化とみなしてるのか?RT @mellowconsultan: おいおい、インデックス概念を無視してないか?RT @masason: 検索の進化は、暗記中心の教育を無意味なものとなす。

③おえらい人がこういうこと言うから、入力量の軽視がはじまるんだよねー。RT @mellowconsultan: おいおい、インデックス概念を無視してないか?RT @masason: 検索の進化は、暗記中心の教育を無意味なものとなす。

 ここは導入部分。孫さんの発言ですね。調べるには、ラベルがわからないといけないんですね。そういうラベルをインデックスと言いますね。知らないと調べられないのです。全く知らないことを調べるのは、無理ですね・・・。

 でまあ、ここからまとまったTweetをしています。

①「考える」ということが、記憶と無縁か?というと、そうではないことは誰でもわかると思います。ここを納得できない人に語る言葉は持ちません・・・。

②端折りますが、「考える」ということは「問いを立てて、答えを出す」一連のプロセスの全体または部分を指しますよね。

③ただまあ、一番はじめの「問いをたてる」は、意思がないとできません。なんかしたい!こういうことしたい!という意思がないと、その意思を達成するためには?という問いが立ちません。

④子供向けの教育の批判としてありえるのは、「問いを立てる」がおろそかになって、「答えを出す」ばかりにフォーカスしている!ということです。答えを出すのは一応考えていることになります。頭の中で、情報空間で運動してエンティティを持ってきてます。

⑤「問いを立てる」は、「○○したい!」、「遊びにいきたい!」でも「楽しいことしたい!」でもなんでもいいですが、意思があって、ではそうなるには、そうするには?と問いが立ちますね。

⑥哲学者は「世界を知りたい!」という意思があって、「世界とは何か?」みたいな問いを立てる人たちです。でもまあ、そこから派生して学問が生まれてます。「生き物はなんだろう?」という問いから生き物を扱うのは生物だし、「建物を建てたい!」という問いから建築学みたいなもんが生れてますよね。

⑦「意思、問い、答え」のワンセットがあるけど、意外と、前の2つは抜け落ちて、答えを出すばかりになってしまう理由は、ある程度、人間は問いをたくさん考えてきて、答えをたくさん出してきて、その出してきた答えを前提として、次から次へと問いを積み上げてきたんですね。

⑧前提となっている解を知らないと、今の世界に意味ある問いを考えて、答えを出すのは難しいですよね。だから、ひたすら過去のあたまいい人たちが考えた問いと答えを学ぶことに時間があてられるんですね・・・。

⑨問いと解の結びつき、問いと問いの関係を知らないと有用な問い、有用な答えが出せません。大量の入力は、関係を作り出す素地になります。すごく単純に言うと、2つの箱があったとして、結びつき方はいろいろあるにせよ、パターンは少ない。でももし、3つの箱があったら、4つの箱があったら?

⑩3つの箱、4つの箱と、箱が増えれば増えるほど、結べる関係は増加します。簡単な算数の問題ですね。その過去に結びつけた結びつき方から、新たな結びつきを作る力が養われると思います。入力量を軽視して、考える力を!などというのは戯言です。

⑪ただ、過去の意思から生まれるのは、その意思をベースにした問いと答えの関係です。だから、意思をリニューアルすると、同じネタを使っても、結びつき方ががらっと変わってくるんですね。だから、意思を変えることがすごーく大事なのです。

⑫未来を志向するということは、意思を変えることです。新しい意思を発することです。過去にとらわれることは、過去の意思の中にあることです。過去の意思の中で、関係を微修正したとして、さしたるインパクトはありません。

⑬過去の意思、問い、答えの関係をひたすら学ぶことで、自分の新たな意思を発し、その中にある問いと答えを出す、それが意味ある考えるということですね。新たな意思を発して、そこから問いを立てる訓練は大学で学ぶはずのことです。

⑭小学校の頃から、意思をもとに、問いをたてて、答えを出せる人もいるでしょうけど、既存の問題と答えを学ぶことにいっぱいいっぱいなぐらい、過去の人々は多くのことを考えてきたと思います。それを軽視するのはどうかな、と思います。

 ここまでで、だいたい「考える」とは?ということに答えているかなあ、と。意思があって、その意思を実現するための問いを立てて、その問いの解を発想する。それでおしまいです。ただ、問いが漠然としている場合には、問いを細かく分けていく作業が必要になりますね。

 その時に必要なのは論理的思考力と巷で言われるもので、解を出すのは、クリエイティビティという曖昧な言葉か、他の人が出した答えを持ってくるか。もしくはその組み合わせか。その組み合わせパターンは入力量に比例します。それがわからんと、入力を軽視しますね。

 これ以降は、企業で求められることに関して批判的に書いています。企業は本当に考えられる人間を求めている場合はすごく少ないです、というお話しです。求めているのは、兵隊と参謀であり、自由意志を持った、自由な思考ができる人間ではないですね。

①というか、「意思を持ち、問いを立て、答えを出す」という行為を求められる人自体がすごく少ない社会だと思います。企業ではひたすら、「言われたことを言われた型でやって」ということが求められていると思います。

②新たな意思を企業体の中で持たれても困りますよね。ある意思の元にあるのが企業ですから。そして、ティピカルな問いは既にある。それが見える人と見えない人もいますけど、見える人は人でかえってしんどいのではないかな、と。

③もしも、1人1人の表現手段として、ビジネスが成立するなら、人の数だけ意思がある状況、つまり全員経営者みたいな状況も実現するかもしれません。企業がなくなる世界が実現するかどうかは知りませんけどね。

④インターネットは、1人1人が意思を持てる手段を提供しているようにも思います。意思の元に問いに答えるためにビジネスを使っている人がたくさんいますよね・・・。まあ、お金がインセンティブになっているはいるのですが。

⑤企業にいるということは、人の意思、ビジョンにとりあえず共感して、あわせて、その上で問いを発し、答えをだし、実行するのですが、意外と実行要員以外を必要としていなかったりもします。

⑥考えられる人が欲しいとかいいつつ、新たな意思と新たな問いはそんなにいらなくて、既存の問いに答えを出すことだけを都合よく求めても、あんまりそんな人はいませんね。

⑦企画部門で扱う問いなんて、経営者の意思が読めていれば、楽勝でわかります。その答えを次から次へと提示するだけで、経営者は口ではなんと言おうと、それでいいと思います。新たな意思を持たれると、経営者はすごーく怖がりますけど。

⑧ビジョン系のお仕事がある意味でめんどくさいというか、しんどいのは、経営者の意思を問い、そこを明らかにするお仕事だからです。そこからその絵を実現しつつ、経済的な成長をするには?という問いを立てますが、その自分の意思が明らかになることを経営者は本当は怖がったりしています。

 NHK教育テレビの「はたらくひと」をよく学校を休んで見ていました。面白かったのですが、取り上げられるのは、きまってブルーカラー的な仕事をするひとたちでした。求められるのはオペレーター、みたいな感じ。それを作るための教育が施されてますよね。そして、その前提から逃れられてないように見えます。

 ゆとりの教育と言って生産されたのは、オペレーションすらできない労働者ですけどね。ましてや今後のナレッジが通貨となるような時代に対応できるような教育ではない。むしろ、徹底して詰め込んで、考える素地を作って欲しいものだと思います。

 私が書いていることは少数派の意見ですし、「社会人」の代表ではないです。そもそもサラリーマンになりたい人にはこんな知識はいらないので、要注意ですよ。私と一緒にやっていると、サラリーマンの人は会社やめちゃったりしますので。

 それでは次回をお楽しみに。






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2010.01.23(21:34)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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