Twitterはソーシャルメディアとして成立しはじめた、と言えると思います。
フェイスブックやmixiがけっこう面倒な感じになってきます。ソーシャルメディアって何?というと、私はみんながご近所さんになっていくおはなしだと思います。
みんな、フェイスブックやTwitterで個人情報を公開して、実際にTwitterで知り合った方と会ったりします。それでお仕事に成ることもあります。
むかしは、近所の魚屋さんで、魚を買って、お肉屋さんでお肉を買って、という社会だったかもしれません。そういう感じがオンラインで演出されて、オフラインに波及するんだと思います。
だから、近所づきあいが上手な人にとっては、いい時代が来ているんじゃないかと思います。私はあんまり社交的ではないので、そんなに影響ないですけどね。
で、マーケティングが変わるだとか、いろいろ言う人もいるんですが、本質的な部分は変わりません。
基本的には、多くの人に告知して、過去にそれなりに売れているものの延長にあるなら、それなりに売れるのです。
一時期、ニッチでのバリューを出すマーケティングみたいなものが流行りました。ただ、多くの人に売れるほうがいいに決まっているのです。それは間違えてはいけない。
その資金をどうするのか?といった問題が解消できないからニッチがどうというおはなしになるのです。少ない予算で費用効果的に!というおはなしです。
そりゃそーですよね。
で、今日は、セグメンテーションって何に使うんですか?というおはなしを少し書きます。
勘違いしている人は、ニッチ市場でのマーケティングに使うためにという話しばかりにフォーカスします。
そういう人を見ると、本当にマーケティング勉強したの?と思ったりします。
そういう側面もありますが、セグメンテーションはマスマーケットを相手にする時に、広がりを持つためにも使いますよね?
これ、本当に当たり前のおはなしなんですが、意外と知らない人が多いですね。マスのマーケティングに携わる人が少ない、まともに勉強してない人が多いからだと思いますけど。
で、例としては、私は何年か前に「映画のターゲティングに学ぶ」というようなことを書きました。http://www.insightnow.jp/article/1041です。日付を見ると、2008年3月。もう2年以上経ってる・・・。そこにびっくりです。
それで、映画はマスに向けて広く広く売っていかないと回収できませんね。ある程度の投資がかかるビジネスです。ある程度大きな映画に携わっていれば、マス向けにいろいろやらざるを得ない。
で、ある映画プロデューサーさんはセグメンテーションを考えるとき、教室をイメージするそうです。教室の窓側、廊下側、前の方、後ろの方で教室を4分割します。
校庭側の人のほうが、明るめで、廊下側のほうは、漫研に入ってそうな感じで。
前の方は真面目で、後ろの方はやや不良で。
そういう人たちみんなに売っていく時のきっかけ、広がりをどう持つのか?ということをイメージするんですね。感覚的には、映像の嗜好は、窓側、廊下側での違いが鮮明で、サウンドとかの嗜好は前の方、後ろの方の違いが鮮明で。
そういうイメージで、お客さんとの接触ポイント、購買行動、アップセルの広がり、を考えて全体を設計していく。
マスへのマーケティングでは、こういうセグメンテーションの使い方が非常に重要なんですね。
ニッチマーケティングは、市場のちょっとした非効率を利用しているに過ぎません。そのセグメンテーションの考え方は全体と対象セグメントのどういう違いがあるか?です。いつかは解消されるかもしれない非効率に対してどうアプローチするか?を考えるほうにフォーカスが行っています。
でも、それはセグメンテーションの1つの側面でしかないですね。
しかも、セグメンテーションをした後は、セグメント内の1人の人をサンプルにして、徹底してその人の満足を追求するようなアプローチが取られたりします。
これは平均化の誤謬を解消するためです。尖ってないものは売れない。平均化すると丸まってしまう。だから平均化して再度尖らせるアプローチです。
セグメンテーションは使いようです。ニッチでも、マスでも、使えます。バカとはさみは使いようというように、どこで使うか?がすごく大事ですね。
では、今日のこの辺で。次回をお楽しみに。
フェイスブックやmixiがけっこう面倒な感じになってきます。ソーシャルメディアって何?というと、私はみんながご近所さんになっていくおはなしだと思います。
みんな、フェイスブックやTwitterで個人情報を公開して、実際にTwitterで知り合った方と会ったりします。それでお仕事に成ることもあります。
むかしは、近所の魚屋さんで、魚を買って、お肉屋さんでお肉を買って、という社会だったかもしれません。そういう感じがオンラインで演出されて、オフラインに波及するんだと思います。
だから、近所づきあいが上手な人にとっては、いい時代が来ているんじゃないかと思います。私はあんまり社交的ではないので、そんなに影響ないですけどね。
で、マーケティングが変わるだとか、いろいろ言う人もいるんですが、本質的な部分は変わりません。
基本的には、多くの人に告知して、過去にそれなりに売れているものの延長にあるなら、それなりに売れるのです。
一時期、ニッチでのバリューを出すマーケティングみたいなものが流行りました。ただ、多くの人に売れるほうがいいに決まっているのです。それは間違えてはいけない。
その資金をどうするのか?といった問題が解消できないからニッチがどうというおはなしになるのです。少ない予算で費用効果的に!というおはなしです。
そりゃそーですよね。
で、今日は、セグメンテーションって何に使うんですか?というおはなしを少し書きます。
勘違いしている人は、ニッチ市場でのマーケティングに使うためにという話しばかりにフォーカスします。
そういう人を見ると、本当にマーケティング勉強したの?と思ったりします。
そういう側面もありますが、セグメンテーションはマスマーケットを相手にする時に、広がりを持つためにも使いますよね?
これ、本当に当たり前のおはなしなんですが、意外と知らない人が多いですね。マスのマーケティングに携わる人が少ない、まともに勉強してない人が多いからだと思いますけど。
で、例としては、私は何年か前に「映画のターゲティングに学ぶ」というようなことを書きました。http://www.insightnow.jp/article/1041です。日付を見ると、2008年3月。もう2年以上経ってる・・・。そこにびっくりです。
それで、映画はマスに向けて広く広く売っていかないと回収できませんね。ある程度の投資がかかるビジネスです。ある程度大きな映画に携わっていれば、マス向けにいろいろやらざるを得ない。
で、ある映画プロデューサーさんはセグメンテーションを考えるとき、教室をイメージするそうです。教室の窓側、廊下側、前の方、後ろの方で教室を4分割します。
校庭側の人のほうが、明るめで、廊下側のほうは、漫研に入ってそうな感じで。
前の方は真面目で、後ろの方はやや不良で。
そういう人たちみんなに売っていく時のきっかけ、広がりをどう持つのか?ということをイメージするんですね。感覚的には、映像の嗜好は、窓側、廊下側での違いが鮮明で、サウンドとかの嗜好は前の方、後ろの方の違いが鮮明で。
そういうイメージで、お客さんとの接触ポイント、購買行動、アップセルの広がり、を考えて全体を設計していく。
マスへのマーケティングでは、こういうセグメンテーションの使い方が非常に重要なんですね。
ニッチマーケティングは、市場のちょっとした非効率を利用しているに過ぎません。そのセグメンテーションの考え方は全体と対象セグメントのどういう違いがあるか?です。いつかは解消されるかもしれない非効率に対してどうアプローチするか?を考えるほうにフォーカスが行っています。
でも、それはセグメンテーションの1つの側面でしかないですね。
しかも、セグメンテーションをした後は、セグメント内の1人の人をサンプルにして、徹底してその人の満足を追求するようなアプローチが取られたりします。
これは平均化の誤謬を解消するためです。尖ってないものは売れない。平均化すると丸まってしまう。だから平均化して再度尖らせるアプローチです。
セグメンテーションは使いようです。ニッチでも、マスでも、使えます。バカとはさみは使いようというように、どこで使うか?がすごく大事ですね。
では、今日のこの辺で。次回をお楽しみに。
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