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インサイト100シンキングメソッド
> ロジカルシンキングという誤解
 執筆でふらふらな伊藤です。

 でも、企業がお休みの時期なので、この時期に書くしかないのです・・・。

 「ロジカルシンキングというのは誤解だ」、みたいなことを書いているのですが、いわゆる普通のビジネスマンにうまく伝わる形でまとめるのは、すごく難しい。

 で、なんで誤解かと言うと、乱暴に言うと、思考と論理は別物だ、という話が一番大きいと思います。

 論理は「伝え方」の話です。

 思考は私がいつも言う言葉で言うと、「事態の想定」ですね。でも、面倒なので、頭が働けば「思考」ぐらいに思ってください。

 ここは、知覚、認知、記憶、思考、と説明しだすととまらない領域ではありますが、なんとなくでいいので、頭が働きゃ思考です、ぐらいの理解が一番わかりやすいかと思います。

 伝わるための、頭の働かせ方的なことがロジカルシンキングでしょうか?でもね、伝わることにフォーカスすると、何を考えるの部分で誤った方向に行くのです。

 伝わるけど、つまらん企画が出来上がる。MECEとロジックツリーではクオリティの高い企画はできんのです。

 コンサルティングに新卒で行くような人間は、ベースが高いので、伝わることにフォーカスすれば、それなりのものができます。

 でもね、あんまりベースがない人(ごめんなさい)が伝わることにフォーカスしても、スッカスカの企画しかできないのです。

 最近では、役員候補とかの方々でも、ベースがなくない?と思うようなことが多い感じです。というか、MECEやらロジックツリーやらやってりゃOKといった感じになっているから、ベースの部分が置き去りになっているような印象です。

 だから、「ベースの部分を鍛えましょうね」、「それはいわゆる「ロジカルシンキング」じゃないよ」ということがメッセージなのです。

 こういうことを言うとすぐに、想像力だとか言い出す人もいるんですが、それはどうやって鍛えるの?という観点が決定的にオカルティックな感じなのです。それじゃダメでしょ、ということを主張したいので、どうすればいいかを書いています。

 私の研修で使うネタとか、過去に部下に使っていたネタとか、いっぱい詰め込みます。研修は本業ではないので、別にパクられてもいいか、と言う感じです・・・。

 ちゃんと教えられるもんならパクってみやがれ!ぐらいな感じです。

 世の中には、さも正しい顔をした誤解がやまほどあります。ロジカルシンキング周辺で、そういった誤解を退治したところで、私のテーマが少し違うところに行くだけです。

 と、こんな感じのストレス状態なのです。

 ま、こんなのをメルマガに書くと悪いなあ、と言う感じでブログに書いておるのです。

 この執筆のために、イメージ力養成講座を東京、名古屋、福岡でやって、今度大阪でやるのです。私のケツに火をつけるというか、書かざるを得ない状況にするというか、そういうところでやってみたんですけどね。どういう語りがどういう反応になるのかは大体わかりました。

 大阪には、お世話になった方もいるので、挨拶も兼ねて行こうと思ってます。詳細は↓です。
 http://taii.jp/imagetraning_landing_oosaka.html

 それでは次回をお楽しみに。
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2011.08.13(10:12)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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