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インサイト100マネジメント
> リーダーシップとわがままと・・・。
 さて、今日はリーダーシップについてです。

 どうも、リーダーシップとわがままなのを混同している人が多くて困ります。

 よきリーダーはよきフォロアーとなるものです。

 誰がリーダーになるのがいいのかを判断できない人は、マネジメント能力が著しく欠けているケースが多いです。俺が俺がという心意気は悪くはないですけど、誰が何を考えている、感じている、というのがわからない人は、リーダーには向いていません・・・。

 でも、別にリーダー経験は等しく多くの人にもってもらいたい。

 よきリーダー経験はよきフォロアーを産みます。誰でもリーダー的な役割を担うことはあるのです。家族でどこにご飯に行くか?友達同士で何をするか?この程度のことでも、リーダーシップはありえます。

 こういったケースのほうが困った自称リーダーのイメージがつきやすいかもしれません。声高に自分の主張をすることは、リーダーシップを発揮しているのではなく、意見を述べているに過ぎません。

 単に、わがままを言っている場合、「こいつがめんどうくさいから、一応、立てておこう」と思われているのは、まったくもってリーダーシップではないのです。

 そういう人がリーダーをやっていると、だんだん人が集わなくなります。当たり前のことですね・・・。

 それでね、大学のほうで、どんな小さいことでもいいから、企画してごらん。お友達に賛同してもらって、手伝ってもらってごらん、という試みをやっています。

 なかなか企画を作ってくる大学生は少ないですけど。

 で、これね、リーダーシップ経験を小さくてもいいから積んでごらん、と言っているわけです。

 企画した人がジャイアンで、賛同する人がスネオという人間関係を恒久化するものではなく、プロジェクトに応じて、役割が入れ替わる。その経験の1つです。

 コマンドアンドコントロールが画一的では、組織の生存確率が最大化しませんので、米軍でも、このプロジェクトではこの人がリーダーで、このプロジェクトでは、この人がリーダーで、というようなやり方を採用しています。

 ただ、なかなかこのあたりのことに自覚的になる人は少なくて。

 リーダーシップはすごいことで、自分にはとても無理だと思いこんでいたり、

 リーダーシップは俺様にこそふさわしい、とジャイアンのような思い込みをしていたり、

 といった人が後を絶ちません。これ、とても困ったことです。

 チームリーダーをやって、人がちゃんとついてきて、ある程度の長期で生産性を最大化させたことがない人は厳しいですが、これは、40ぐらいの人の評価基準のお話で、大学生だったら、どんどんいろんな人がリーダー、フォロアーをやって、いろいろな視点で組織で何かするということを見てほしいものですね・・・。

 と、ひさびさにブログにマネジメントのことを書きました。それでは次回をお楽しみに。
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2011.10.12(20:53)|マネジメントコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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