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インサイト100マーケティング
> ニッチとマスの原理原則
 おはようございます。今日はニッチとマスのお話をつらつら書いてみます。

 それでね、いわゆるB2Cの大衆商材というやつは、みんなに行き渡るものです。大量生産大量消費なものです。これはね、値段はそれほど高くはならない。お客さんが適切と思える価格帯というのはそれなりに値ごろなもんです。マス広告が効いて、ガンガンそういう広告を打っている商品は、いわゆるそういう商材です。

 これに対して、ニッチなもの、専門的なもの、高級なもの、というのは値段がちょっと高い。ですが、それほど量が出ることが見込めるものではない。規模がそれほどでもないので、大手は進出の意思決定をしにくい。ですから、それほど大きいわけではない会社がこのへんの市場を行ったり来たりしています。

 この原理原則があった上で、自分の商材はどれぐらいの規模があって、どれぐらいのプレーヤーがいるのか?を見てみると、なるほど合理的な価格をしている、と思うものです。

 市場が規定できて、需要と供給がわかると、ああ、経済学ってすごいな、と思ったりするものです。

 市場規模とシェアは基本ですが、これは需要と供給と価格を調べているに他なりません。で、ミクロ経済の知見が使えるわけです。どういう要因の変化で何が起こるのか?はもはや過去のケースからいろいろとわかっているわけです。

 自由競争で情報の非対称性が少ない場合のマーケットの動きを理論でイメージした上で、そこからのずれを考えることで、そのマーケットの特徴をつかむことができます。完全に自由競争な市場なんてないし、情報が完全に対象であることなどありえませんが、そのずれの意味がわかっていれば、いろいろなことができます。

 価格付けなどはまさにミクロの知見がいきます。原理原則を踏まえた上で、自分の商材にどういう価格付けをするのか?は非常に面白い。

 でもね、最近、原理原則と外れているお話をされるような方がいたりするのを見ると、大丈夫かなあ、と思ったりするわけです。基本を踏まえた上での応用ですからね・・・。天才は独自の理論体系を持っていますので、そういう天才的な人はまた別なんですけどね。

 目覚めにサラッと書きました。メルマガでまた深く扱うかもしれません。今日のところはこのあたりで。それでは次回をお楽しみに。


 
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2012.05.30(07:17)|マーケティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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