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インサイト100ビジネスシステム
> バリューチェーンと現場の終わり
 こんばんは。伊藤です。

 今日の夜ご飯は京樽のタイムセールです。独り身の悲しさを感じますが、美味しいですよ。

 たまにこのブログのアクセス解析を見て、キーワードを見るとビジネスシステムという単語が多かったりします。ああ、ビジネスシステムって言われるとなんだかわからなくて引いているのね、と。

 ビジネスシステムというのは、業務プロセスと同義です。別の言葉で言えばバリューチェーンとも言います。一応、それぞれの言い方にはそれぞれの主張がこもっています。

 ビジネスシステムという言い方は7Sというフレームワークの中での言い方です。ハードの3Sの1つなので、変更可能だよ、という感覚と、ちゃんとソフトの4Sと整合性つけてね、というメッセージが入っています。

 で、今日、取り上げるバリューチェーンはマイケルポーター教授が主張した概念です。学生に「バリューチェーンって何?」と聞いたら、「価値の連鎖です」と言うので、「その意味は?」と聞くと、「わかりません」だったりして、悲しくなります。

 このバリューチェーンという考え方は、付加価値がプロセスごとに積み重なっているよ、というお話です。プロセスごとにしっかり価値があるよ、ということです。顧客に提供する価値を、少しずつ分業して生産しているよ、ということなんです。

 プロセスごとにしっかり価値がある。たとえば、営業を知らないと現場を知らないとか、管理業務ばかりやっていると現場を知らないとか、昔は言われたもんです。でもね、それぞれがそれぞれの役割で価値があるとすると、全ては現場とも言えます。

 「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!」という有名なセリフがありますね。一世を風靡しました。でも、「お前は捜査方針がなくて捜査できるとでもいうのか?」という突っ込みがあります。

 機能をしっかり分解してみると、それぞれのプロセスに顧客にとって必須の価値を生産しているわけです。ない場合もたまにありますけどね・・・。「ない」と分析されると、プロセスがおとりつぶしになったりしますが、それは今回は置いておきましょう。

 それでね、フレームワーク、用語というのは、それぞれに出来た時の考え方があります。

 そういう考え方を知ることが、「考える」ことの端緒になります。自分のオリジナルな考えがいきなり生じることなどありません。まずは他人の考えを知り、それを蓄積するプロセスがあります。そこがあるから、「考える行為」が自分の中で規定される面があるわけです。

 フレームワークには、いくつかの要素がある場合が多いですね。それぞれの中身はブランクにして、それぞれの関係を問題にしている。

 価格とか、需要とか、そういう言葉の定義を直接求めようとすると意外と難しいものです。でもね、その直接的定義をあきらめて、それぞれの要素の関係ならある程度簡単にわかったりするものですよね。

 需要と供給の関係は、需要供給曲線に映し出されます。

 バリューチェーンにおいては、1つ1つのプロセスがどういう経緯を持つとか、元々どうだったか?ということは問題にせずに、「顧客からみた価値の一連の生産要素」として見るわけです。そうすると複雑な要素は捨てられて、つながりがよく見えてくる面がありますよね。

 4Pだって、マーケティングとは何か?を問題にしていると日が暮れるますよね。この商品が売れなければ会社がつぶれる!という時に「マーケティングとは何か?」を議論していたら、阿呆としか言いようがない。だから当該商品における4つのPの関係を記述すればいいだけの形になっているわけです。

 ただ、人は楽をしたがるもので、自分で考えるとエネルギーを使うので、結果だけもってこようとするものです。それでやった気になりたがる。

 しかし、それでは今の日本のビジネス環境だと厳しい。成熟してしまって、人口は減少フェーズに入ってしまって、政府は無駄な公共事業ばかりやっている。でも、一度公共事業の権益に組み込まれると抜け出せない・・・。

 このままだと全員で沈んでいきます。それはとても悲しい。今一度、自分で考える、考え抜いてなんとかする方向に向かってほしいと思っています。

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2012.06.14(20:22)|ビジネスシステムコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

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・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

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・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

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