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インサイト100マネジメント
> 子供集団の崩壊
おはようございます。伊藤です。

少しずつ、秋の気配が漂ってきています。
私はちょっとだけ忙しくて、メルマガが書けなくて
すいません。

来週は伊豆大島で合宿研修をしてきます。
遊びを通じて、思考の原体験量を増やす、というのが
コンセプトです。

今後10年、多くの企業はおそろしいことになると思っています。

若者が要求スペックを満たしていないことに気づき、
愕然とする。おそろしい企業の崩壊が待っていると思っています。

根本原因は何かと言えば、子供の集団が崩壊していることです。
外で集団で遊ぶ体験量が減っている。

お猿さん、チンパンジーですら、子供は集団を形成し、
その中で、遊ぶことを通じて社会形成の術を学んでいきます。
今は、外が危ないとか、親がそういうものの重要性がわかっていないということで、
そういう集団ができていない。

学校は、知識を学ぶ場かもしれませんが、集団を形成し、細かいアクションのフィードバックの
密度が確保されていることに意味があります。

私はいつも、ひよこ診断士のお話をします。
ひよこはオスとメスを目視で分けなくてはいけません。

オス、メス、オス、メスと、黙々と分けていく彼らはものすごいノウハウの持ち主です。
肛門付近の形で判別しているわけですが、それはマニュアル化できないほど繊細な差だそうです。
しかし、熟練のひよこ診断士は瞬時に見分けていくわけです。

これはもう、ひたすらやるしかないそうです。後ろに熟練の人がついて、とりあえずやらせる。
とりあえず、オス、メスを判別しろと。あっていたらそうだと言うし、間違っていたら違うという。

これを延々と繰り返すことで、何で判断しているかわからないけど、
人はオス、メスがわかるようになる。

施行回数が重要なわけです。

集団のフィードバック回数は尋常ではありません。
細かい挙動の1つ1つにみんながいろいろな反応を示す。

その反応に対して、また一つ一つのアクションが行われていく。
これの繰り返しが、遊びを楽しんでいる中で起こるのです。

経営者は企業の中では、最も多くのアクションを知り、そのアクションの結果を知ることができる
唯一の人間です。それだけのフィードバックがあれば、判断力は向上するでしょう。

研修でいろいろなアプローチがあります。
しかし、多くの研修では、子供集団での体験量がある程度ある人、というのが前提になっています。
その前提が崩れていることに気づいている人は、ごくごく少数です。

子供集団がなくなっているのに、そこでの体験量が減少しているのに、その体験をベースに理解するしかないような
研修をやっても的外れなだけです。

抽象概念の理解には、具体的体験の理解が必須です。
具体的体験を通じて、その体験が抽象化される。それが学問における一般化です。

でも、その具体的体験が減っているのに、抽象概念を言ってもしょうがない面がある。

理解とは、自分の体験に照らして、新たな体験を位置づける作業だと思います。
誤解であるかは、その位置づけの外れかたです。程度問題なわけです。

でもね、今は誤解すらできない「わからない」が横行しているのです。
いいですか、これは過去の世代が言っていた「わからない」ではないのです。
そもそも、理解の概念が違っている。つまり「わかった」も過去の世代が言っていた「わかった」ではない。

この現状に対して、100マス計算とか、いわゆる知識を入れ込む手法で対応しようとしている人が
ものすごく多い。でも、彼らのそういった知識の「理解」は我々の知っている「理解」ではないのです。

背筋が凍ってきませんか?
もはやジェネレーションギャップという言葉では片づけられない、おさるさんですら通過しているプロセスを通過していない
「若者」たちが入社してくるんですよ?この恐ろしさがわかりますか?

と、恐怖を煽ったところで終わります。
長い目で見れば効果的な新人研修をしたい企業の方はご連絡ください(笑)。

それでは次回をお楽しみに。
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2012.09.15(08:06)|マネジメントコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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