こんばんは。伊藤です。
久しぶりのメルマガです。
すいません。午前の予定がぶっとんだので、
陸の孤島みたいなところにいるので、
ベンチに座ってメルマガ書いています。
喫茶店が探せないのです。
それでね、本を書くと、
文章を書く欲みたいなものが満たされちゃって、
書く気分が減退しますね。すいません。言い訳です。
村上春樹が、小説家はエッセーとか書くもんじゃない、
と言っているのが、そうかなあ、と思いましたが、
そうかもしれないと思うようになりました。
これも言い訳です。
で、今日は、ストラテジーへの正しいスタンスみたいなものを
書こうと思います。
それでね、人材がダメだから日本は成長しないんだ!みたいな
ことを言うのが流行っているみたいです。
うーむ。と思いますね。これはこれで、自分に戒めるなら、
その気概は買いますが、本当にそうなんですかね?
じゃあ、インドは人材がいいから成長するんですかね?
ちょっと前の中国は人材がいいから成長したんですかね?
先進国で衰退の気配を見せないのはアメリカぐらいな気がするのは
気のせいでしょうか?
確かに、ストラテジーを考える人材は常に欠乏しています。
世紀の大発明をするような人材も常に欠乏しています。
そりゃあ、ジョブズみたいな人間は常に欠乏していますわ。
でもね、そういう人が次々と生み出される必要があるか?というと、
それもどうなんだろうと思うわけです。
たいていの人は、組織で実行を支えています。
エグゼキューションはそれはそれで奥が深い領域です。
そこを支える人材は常に大量に必要ですが、それに比べれば、
ジョブズみたいな人が大量に必要ではないのではないかなあ、と。
そんな人が育てられるなら見てみたいですが。
そういう人を育てるかのように言う人もいますけど、
お前、そういう人を育てたことあるの?と聞いてみたいですね。
グローバル人材も似たようなもんだと思います・・・。
グローバルリーダーを作るんだ!とか言うと特にね、あれですね・・・。
その気概は買うけど、それは再現性がある方法であるわけがないわけですね。
「ジョブズに日本を任された」とかは聞きますけど、
「俺はジョブズを育てた」とかいう人は聞きませんよね。
当たり前です。
ジョブズは里親に出されて、肉体労働者の家庭で育って、
大学を中退してますよね。うーん。やはり真似するモデルでもなさそうな気がしますけど。
人間がギリギリの状態で試行錯誤を繰り返すと、確かに新たなものが稀に生まれたりしますし、
それが自由なマーケットの醍醐味でしょう。たいていの産業政策はゴミみたいなもんで、
利権だけを生み、産業を衰退させます。
ストラテジーを考える役割になっちゃったら、必死で考えるしかないわけです。
そして、正しいかわからないけど、試行錯誤をするしかないんです。
そして、そのストラテジーを実行する組織を支える人々も必要ですが、
彼らはその繰り返しの実行を支えてくれればそれでいいのです。
ホリエモンの出所インタビューで共感できたのは、
「無理して儲けようとして太っていた」というところでした。
私もサラリーマン最後の年は77キロでしたよ。
ストラテジーみたいなもんを考えるのは、体に良くない。
そんなことを健やかにやるやつはおかしいと思いますよ・・・。
それこそビジョナリーリーダーなんて私は病気みたいなもんだと思っています。
そういう難しいこと、不健康なことは、経営者が引き受ければいいんですよ。
そして、実行を支えてくれる人には、日々の繰り返し業務をやってくれているだけで
感謝すべきなんです。
人が成長をもたらすとか言い出すと、従業員がボロボロになっていきますよ。
そして、離脱が止まらないですよ。コンサルティングの離職率が高いのってそういうことじゃないですかね・・・。
ストラテジーにかなった施策を考えることなどは、プランニングのスタッフにやらせてもいいとは思います。
でも、そこに耐えうる人も少数派ですよ・・・。
「やりたい」って言うならやらせてみればいいですけど、
たいていはすぐに根を上げます・・・。
そんなもんでいいんじゃないでしょうか?
今の日本では、新たな産業が生まれないこと、新たなストラテジーを考えられないことが問題ではありますが、
そこは、志があって、そこにクオリファイな人が頑張ればいいんじゃないかなあ、と。
それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
久しぶりのメルマガです。
すいません。午前の予定がぶっとんだので、
陸の孤島みたいなところにいるので、
ベンチに座ってメルマガ書いています。
喫茶店が探せないのです。
それでね、本を書くと、
文章を書く欲みたいなものが満たされちゃって、
書く気分が減退しますね。すいません。言い訳です。
村上春樹が、小説家はエッセーとか書くもんじゃない、
と言っているのが、そうかなあ、と思いましたが、
そうかもしれないと思うようになりました。
これも言い訳です。
で、今日は、ストラテジーへの正しいスタンスみたいなものを
書こうと思います。
それでね、人材がダメだから日本は成長しないんだ!みたいな
ことを言うのが流行っているみたいです。
うーむ。と思いますね。これはこれで、自分に戒めるなら、
その気概は買いますが、本当にそうなんですかね?
じゃあ、インドは人材がいいから成長するんですかね?
ちょっと前の中国は人材がいいから成長したんですかね?
先進国で衰退の気配を見せないのはアメリカぐらいな気がするのは
気のせいでしょうか?
確かに、ストラテジーを考える人材は常に欠乏しています。
世紀の大発明をするような人材も常に欠乏しています。
そりゃあ、ジョブズみたいな人間は常に欠乏していますわ。
でもね、そういう人が次々と生み出される必要があるか?というと、
それもどうなんだろうと思うわけです。
たいていの人は、組織で実行を支えています。
エグゼキューションはそれはそれで奥が深い領域です。
そこを支える人材は常に大量に必要ですが、それに比べれば、
ジョブズみたいな人が大量に必要ではないのではないかなあ、と。
そんな人が育てられるなら見てみたいですが。
そういう人を育てるかのように言う人もいますけど、
お前、そういう人を育てたことあるの?と聞いてみたいですね。
グローバル人材も似たようなもんだと思います・・・。
グローバルリーダーを作るんだ!とか言うと特にね、あれですね・・・。
その気概は買うけど、それは再現性がある方法であるわけがないわけですね。
「ジョブズに日本を任された」とかは聞きますけど、
「俺はジョブズを育てた」とかいう人は聞きませんよね。
当たり前です。
ジョブズは里親に出されて、肉体労働者の家庭で育って、
大学を中退してますよね。うーん。やはり真似するモデルでもなさそうな気がしますけど。
人間がギリギリの状態で試行錯誤を繰り返すと、確かに新たなものが稀に生まれたりしますし、
それが自由なマーケットの醍醐味でしょう。たいていの産業政策はゴミみたいなもんで、
利権だけを生み、産業を衰退させます。
ストラテジーを考える役割になっちゃったら、必死で考えるしかないわけです。
そして、正しいかわからないけど、試行錯誤をするしかないんです。
そして、そのストラテジーを実行する組織を支える人々も必要ですが、
彼らはその繰り返しの実行を支えてくれればそれでいいのです。
ホリエモンの出所インタビューで共感できたのは、
「無理して儲けようとして太っていた」というところでした。
私もサラリーマン最後の年は77キロでしたよ。
ストラテジーみたいなもんを考えるのは、体に良くない。
そんなことを健やかにやるやつはおかしいと思いますよ・・・。
それこそビジョナリーリーダーなんて私は病気みたいなもんだと思っています。
そういう難しいこと、不健康なことは、経営者が引き受ければいいんですよ。
そして、実行を支えてくれる人には、日々の繰り返し業務をやってくれているだけで
感謝すべきなんです。
人が成長をもたらすとか言い出すと、従業員がボロボロになっていきますよ。
そして、離脱が止まらないですよ。コンサルティングの離職率が高いのってそういうことじゃないですかね・・・。
ストラテジーにかなった施策を考えることなどは、プランニングのスタッフにやらせてもいいとは思います。
でも、そこに耐えうる人も少数派ですよ・・・。
「やりたい」って言うならやらせてみればいいですけど、
たいていはすぐに根を上げます・・・。
そんなもんでいいんじゃないでしょうか?
今の日本では、新たな産業が生まれないこと、新たなストラテジーを考えられないことが問題ではありますが、
そこは、志があって、そこにクオリファイな人が頑張ればいいんじゃないかなあ、と。
それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
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