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> 「考えさせる授業をやりたい」の欺瞞
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 大学に来てはや2年と半年ぐらいが過ぎようとしています。

 たいていのことには驚かなくなりましたが、それでも驚くことが多いですね。

 教職志望の人は口をそろえて、「考えさせる授業がしたいです!」と言います。「そりゃあ結構なことですね」と思うわけですが、私は一ミリもこういった言葉を信用しなくなりました。

 なぜなら、本人たちが知らないことを問うと、じっくり考えたりしないで「答えを知らない」で済ませようとするからです。

 知ってるか知らないかなんて、正直、どうでもいいです。そんなことは知ればいい。

 でもね、人に考えさせることをしたいとおっしゃる方々が、「それはきっとこういうことじゃないか?」といった仮説を全く考えようとしないのって、不思議じゃありません?

 彼らは、考えるという作業がどういう作業なのかがおそらくわかっていない。それなのに、それを神聖視し、それをやりたいと言う。「それをやるためにはどうすればいいの?」と聞くと、「問いかければいい」とおっしゃる。

 そりゃあ、そうだけど。「じゃあ、俺も君に問いかけよう。なんでだと思う?」と聞いて、しばらく考える素振りをみせて、「わかりません」と言う。

 「今、考えたの?」と聞くと、「はい」と言う。

 これはもうシュールなお笑いの世界ではないでしょうか?

 彼らは形として、質問技法などを習ったとして、考えるという行為がわからない。

 まあ、確かにサポートする質問もありえますよ。

 「簡単にわかるとしたら何だと思う?」とか「似ている問題は何だと思う?」とか。

 でも、そんなテクニカルな問題じゃないんですよ。

 彼らはこの世界の未知の事象を知りたいとも思っていないし、それを知ろうとする時に生じる苦しみや努力のようなものを自分は経なくていいと思っている。

 モチベーションを上げると称するセミナー講師の弊害は、「知りたいです!」と言葉では言わせる。それをプラグマティックにどういう行為か?まで落とせない。そりゃあ、そうでしょうね。そういうことをやる講師自体が考えたりしない人だからでしょう・・・。

 もはや、末期症状ですね。

 大学入試やら、就職試験やら、なんでもいいのですが、「知っているか知らないか?」を問う問題も一定量出してもいい。

 でも、知らないに決まっていることをどう考えるのか?をうんうん唸らせる。その様子を観察しないと、形だけ考えるとか、形だけ考えた風にすることを揃えて、合格しようとするわけですね。

 考えることは難しいと言うつもりもないですが、安易で軽い人が多くて、とほほほほ、と思います。害悪は、個性の評価や意欲の評価、穴埋め勉強の3つだと思っています。

 形だけの意欲の提示方法を提示しようとする人が増えているし。

 「個性」という名の元に、何かができなくてもいいと思う人、つまり言い訳をして逃げる人が多いし。

 穴埋め勉強だけやっているので、言葉を覚えるのが勉強だと思っている人が多いのです。

 この3つが相まって、最悪の学生として、私の目の前に現れます。中学校、高校の時に、よっぽどひどい教育をお受けなんですね・・・、と言いたくなるわけです。

 30を過ぎると救いはないと思います。20前後なら、半年みっちり見れば、相当変わります。でもね、中学や高校なら、もっと短くて済むと思いますよ・・・。考えることの大事さ、逃げてはいかんことを教える、意欲とはにじみ出るものであって、表面的に語るものでも、不自然なハイテンションで示すものでもない。

 どうにかならないもんでしょうかね・・・。

 変えられるのは、文科省の官僚やら、現場の先生方なんでしょうね。私は正直、もううんざり、という感じです。大学生でやっても効率が悪すぎますよ。目の前に来てしまった人はなんとかするしかないわけですが、できれば関わりたくないですな。

 それでは、今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。


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2013.05.12(11:08)|教育コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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