おはようございます。伊藤です。
またまた増刷が決まったそうなので、おまけで書きます。6/23の日経新聞に広告が出るそうです。ということで、おまけのおまけです。
それでね、この本は、すごーく読みやすいように書きました。すらすら読めます。
でもね、そんな簡単に理解できないようなことを書きました。
戦略の立案、実行を真面目にやっている人が読めば、けっこうわかるように書いてあります。が、経営戦略をそんなにやったことがない人は、この本全体のメッセージはわからないように書いてあります。
ただ、心配しなくてもいいのは、「SWOT分析は、戦略立案にほとんど使わないけれど、中小企業で、戦略などをそれほど考えたことがない人でも、使える面があって、どう使えばいいか?」が書いてあります。そこは誰でもわかるように書いてあります。
でもね、KFS、いわゆる市場における成功のカギをどう考えるのか?などは、すごく読み込まないとわからないように書いてあります。字面を追っているだけではわからないし、部分的な理解ではわからない・・・。
語用論的な理解が非常に問われるように書いてあります。
語用論ってなんだよ!と思うかもしれませんね。そういう名前では書いてありませんが、ジャケットがクリーニングから帰ってきたお姉ちゃんと、妹のお話がこの本に書いてありましたね。あれがまさに語用論です。
文脈を共有すれば、言葉が直接示す以上の情報が伝わる。単に「クリーニングに出していたお姉ちゃんのジャケット返ってきた?」だけで、妹が何を欲しているか?が姉にはわかる。
この本も、部分部分は必然的役割があって書いています。その部分だけではなく、全体でどのようなメッセージなのか?がわかれば、部分の理解が更に深まるように、深く読めるように書いています。
でも、古典と言われる本はたいていそのように書いてあると思います。文字を追うだけでも面白く読めて、全体のつながり、コンテクストがわかって読むと、更に深い味わいがある。
それが実現できたか?と言えば、私の力量も不足もあり、できていないかもしれませんが、その意図が伝わるといいなあ、と思って書いているわけです。
戦略は、戦略っぽい部分だけを考えていればできるんだ、と思っているライフハック的な人を批判する意味も込めて書いています。この本は正直、何かしらを批判しまくる意図で書いています。表現としてはソフトですけどね・・・。
だから、レビューではぼろくそ書かれんだろうなあ、と思ってびびっています。無用に敵を作ってもしょうがないんですけどね。ただ、安易に経営戦略がどうとか語るのも、そこでSWOT分析とか言うのもおかしいでしょう、と私は思っています。ええ。
ただ、○○ハック的な感覚でも読めるとは思います。
そこが、私の臆病なところですね・・・。一応、読み切った感が味わえればいいなあ、と。
でも、わからないだろうなあ、と。
あんまり本音を書く書き手はいないかもしれませんね。著者の人は、おそらく、それなりに心をこめて書くものだと思っておりますが、それをメタから語るよりは、評価は他者に委ねるべきでしょう。だから、今、私が書いているのはとてもかっこ悪いことかもしれません。
ただ、全体性、コンテクスト、つながり、こういったものがわからずに、経営戦略がどうということを語ることも、理解することも、ふれることも、できないと私は思っています。
コインの裏返しをずっと続けるのなら続ければいいかもしれません。しかし、そうではない深い世界。経験を積み重ねてしかわからない世界があるということを垣間見て欲しいと思い、いつも、いろいろと書いています。
偉そうですね。ごめんなさい。長くなってきたので、今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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それでね、この本は、すごーく読みやすいように書きました。すらすら読めます。
でもね、そんな簡単に理解できないようなことを書きました。
戦略の立案、実行を真面目にやっている人が読めば、けっこうわかるように書いてあります。が、経営戦略をそんなにやったことがない人は、この本全体のメッセージはわからないように書いてあります。
ただ、心配しなくてもいいのは、「SWOT分析は、戦略立案にほとんど使わないけれど、中小企業で、戦略などをそれほど考えたことがない人でも、使える面があって、どう使えばいいか?」が書いてあります。そこは誰でもわかるように書いてあります。
でもね、KFS、いわゆる市場における成功のカギをどう考えるのか?などは、すごく読み込まないとわからないように書いてあります。字面を追っているだけではわからないし、部分的な理解ではわからない・・・。
語用論的な理解が非常に問われるように書いてあります。
語用論ってなんだよ!と思うかもしれませんね。そういう名前では書いてありませんが、ジャケットがクリーニングから帰ってきたお姉ちゃんと、妹のお話がこの本に書いてありましたね。あれがまさに語用論です。
文脈を共有すれば、言葉が直接示す以上の情報が伝わる。単に「クリーニングに出していたお姉ちゃんのジャケット返ってきた?」だけで、妹が何を欲しているか?が姉にはわかる。
この本も、部分部分は必然的役割があって書いています。その部分だけではなく、全体でどのようなメッセージなのか?がわかれば、部分の理解が更に深まるように、深く読めるように書いています。
でも、古典と言われる本はたいていそのように書いてあると思います。文字を追うだけでも面白く読めて、全体のつながり、コンテクストがわかって読むと、更に深い味わいがある。
それが実現できたか?と言えば、私の力量も不足もあり、できていないかもしれませんが、その意図が伝わるといいなあ、と思って書いているわけです。
戦略は、戦略っぽい部分だけを考えていればできるんだ、と思っているライフハック的な人を批判する意味も込めて書いています。この本は正直、何かしらを批判しまくる意図で書いています。表現としてはソフトですけどね・・・。
だから、レビューではぼろくそ書かれんだろうなあ、と思ってびびっています。無用に敵を作ってもしょうがないんですけどね。ただ、安易に経営戦略がどうとか語るのも、そこでSWOT分析とか言うのもおかしいでしょう、と私は思っています。ええ。
ただ、○○ハック的な感覚でも読めるとは思います。
そこが、私の臆病なところですね・・・。一応、読み切った感が味わえればいいなあ、と。
でも、わからないだろうなあ、と。
あんまり本音を書く書き手はいないかもしれませんね。著者の人は、おそらく、それなりに心をこめて書くものだと思っておりますが、それをメタから語るよりは、評価は他者に委ねるべきでしょう。だから、今、私が書いているのはとてもかっこ悪いことかもしれません。
ただ、全体性、コンテクスト、つながり、こういったものがわからずに、経営戦略がどうということを語ることも、理解することも、ふれることも、できないと私は思っています。
コインの裏返しをずっと続けるのなら続ければいいかもしれません。しかし、そうではない深い世界。経験を積み重ねてしかわからない世界があるということを垣間見て欲しいと思い、いつも、いろいろと書いています。
偉そうですね。ごめんなさい。長くなってきたので、今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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