fc2ブログ

**********************************************************************
メールマガジン「インサイト100」
週に1回配信中。
登録は⇒http://www.taii.jp/
**********************************************************************
 仮説が検証できません、という人がいたりします。

 そりゃあ、できないでしょう、と思います。

 仮説はどこまで行っても、仮説ですからね。

 市場がどうであるという仮説であれば、その仮説でどれぐらい事象を説明可能か?ということに尽きると思います。

 アクションの仮説を検証するには、実際にやってみるしかないですよね・・・。同じことをライバル会社がやって失敗していれば、失敗する可能性は非常に高いです・・・。

 それで、やってみて、カネの無駄だったのか、そうでなかったのか、を考えればいいと思います。

 でね、市場に関する仮説に戻ると、その仮説がどれぐらい事象を説明できるか?というのが、使える仮説なのか、そうでないのかの判断基準です。

 例えばね、天気予報で考えてみましょう。

 前の日と同じ予報をする、がド素人でも天気を当てる方法としてあります。これは、「前の日と同じ天気が繰り返しやすい」という仮説で物事を見ています。

 でもね、もうちょっと科学的に行きたいじゃないですか。

 そうすると、雲の動きを予測する、とか、そういう方法を取ってみる。これは、「雲が天気を決める大きな要因であり、その動きがわかれば天気がわかる」という仮説で物事を見ているわけです。

 そうすると、晴れなのか、雨/曇り、なのかは予報できそうな気もします。

 でも、難しいのは曇りと雨の判別でしょうけどね。あと、風向きがすごく変わりやすくて、予測しにくい地域では、あんまり使えないかもしれません。

 でね、その仮説がどれぐらい事象を説明できるのか?どれぐらいの期間、説明可能なのか、というのを過去を見て調べてみます。

 天気だったら、過去3年ぐらいを見てみるとか。

 それで、いろいろと説明できそうだったら、その仮説には説明する力があって、使える、となるわけです。

 ただ、変化は環境において常に常に起こりますので、その仮説が説明する力が失われることもあるかもしれません。そうしたら、新しい仮説を作ってみないといけませんね。

 それで、その市場に関する仮説が自分のアクションに変化をもたらすのか?というところも大事です。

 天気予報で、雨と曇りを判別できないと、傘を無駄に持っていくことが多くなりそうです。そうすると、あんまり使えない仮説ということになりますよね?

 もしも、雨を判別することが可能な仮説ならば、無駄に傘を持っていかずに済みそうです。

 そういう仮説をちゃんと作れているでしょうか?そして、どれぐらい事象を説明できるか?という視点で評価できているでしょうか?

 それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。




関連記事
スポンサーサイト



2013.07.12(00:36)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
Twitter
メールマガジン登録
メールマガジン「インサイト100」週に1回配信中。登録は⇒http://taii.jp/の登録窓から
プロフィール
推薦図書
経営理念
弊社のコンサルティングのポリシーです。

・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
ブロとも申請フォーム