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インサイト100シンキングメソッド
> 仮説と検証と説明力と
こんにちは。伊藤です。

今日は参議院選挙ですね。
朝から投票所に行ってきました。
自民圧勝と言われていますが、どうなるのでしょうね。

さて、今日は仮説と検証と説明力のお話です。
何かしらの現象を説明するのに仮説を作ったとします。

身近な例で言えば、とある高校生の男の子の行動を説明する
仮説を作りたいとします。

物騒ですが、とある高校生の男の子を暗殺しようとする人がいて、
その男の子の行動パターンを把握したいとしましょう。

帰宅の際に、男の子はよくわからない寄り道をする。
なぜだろう、と考えたところ、とある女の子の帰り道がそちらだったとして、
その方向に寄り道をする。

ここで、その女の子のことが好きなのだという仮説を立てたとします。

そうすると、確かに日々のクラスでの行動もうまく説明がつく。
そうすると、この仮説は説明力が強いことになります。

実はその女の子は生き別れになった妹だった!という結末だったとしても、
その男の子がその女の子のことが好きだ、という仮説での説明できる現象が多ければ、
この仮説には説明力があるのです。正しいのか、間違っているのか、は問題ではない。

説明したい現象に強い説明力があるのか、そうでないのか、が問題なのです。

強い説明力があれば、今後の行動の予測もある程度正しくできそうですよね?
本当のところは誰にもわからないことはたくさんあります。仮説を完全に検証しきることができないことも
多々あります。そんな中で、説明力がある仮説があって、それがある程度把握したい事象を説明できれば、
本当に正しいのかそうでないのか、はそれほど問題ではないですよね。

市場は、こうだからこうなっているのではないか?というところで、
いろいろなことを説明できたとします。しばらく商品を投入する時にその仮説を使ったとします。
それでそれなりに売れれば、その仮説は用をなしたことになります。
絶対的に正しいのかそうでないのかは問題にはなりません。使えることが大事なのです。

立てた仮説は、過去を説明できますか?
未来の予測が立ちますか?アクションに役立ちますか?
それだけが問題なのです。

当然、主語が何をしたいか?が変われば仮説とその意味合いも変わってきます。
上記の例は、暗殺者が主語ですが、もしも、彼を『狙っている』の意味合いが少し変わって、
女の子が付き合いたいという意味で彼を狙っているとしたら、彼がある女の子を好きかどうかは
今後のアクションに大きな影響を与えますね。

うまく、伝わりますでしょうか?

それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
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2013.07.21(15:30)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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