「2008年を読む」も3回目ですね。
今日はもっと具体に寄せて、これまでの議論を深めて行こうかな、と思っています。
ただ、ちょっと気になっていると言うか、不思議なことなんですが・・・、
アクセス数が爆発してますよね?
どうしたことでしょう?あと・・・、
ブログランキングも急上昇してますよね?
どうしたことでしょう?
FC2のブログランキングのビジネス>マーケティング・経営で2位。ビジネスで6位。人気ブログランキングのマーケティング・経営で18位に入っていますが・・・。
目立たないバナーをクリックしていただいた方々、ありがとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて、お話しを元に戻しましょう。過去2回の説明で、マズローの欲求階層を理論的前提としながら、これまでの人々の欲求の移り変わりという視点で戦後から現在を見る。↓も参考文献になるでしょうね。
その上で、2008年に顕在化してきそうなことを、根源的な欲求ベースでの事象と、その反動としての事象で見る。その上で、高齢化という視点で見てみる、ということをしたんですね。
欲求から行動へ、欲求の実現と欲求不満という極めてシンプルな見方ですね。これで終わったほうがわかりやすいかもしれません。下記のような予測をこれまで書きました。
・単に、周囲に承認されるだけには飽き足らない、自己実現欲求が強くなり始めた人々が現れはじめる
・それは、「社会的」と現在呼ばれる領域だけではなく、あらゆる領域に及ぶ
・表層的な社会性、自己実現に向かうような動きも出てくる
・それに伴いゴミ拾いとか、誰でもできるようなボランティアがブームになってくる
・とりあえずの起業で、承認を求める人々が増加
・安易な起業によって食べていけない層や、ギリギリの悪徳商法に走る人々が出てくる
・ネットワークビジネスで起業する人が増えてくる
・SNS上にそういう人が増えて、かえって普通の人々が、メジャーのSNSから流出する
・高齢者でイノベーター的というか、着実に欲求の階段を上がっていった人は揺るがず、メンター的な役割を果たし、メッセージを発信していく
・若い人で、自然に欲求の階段の上にいる人は、自然なカリスマ性を発揮し、メッセージを発信していく
・悪い教えを広める高齢者も出てくる。高齢者犯罪組織とか、高齢者による悪徳宗教団体が出現する
・若いブラックなカリスマ経営者が出てくる。ホリエモンなんて比にならないもっと悪質な・・・。
・追従する、踊らされるけど迷わない層、逆に右往左往する層が出現する
けっこう、いっぱい書いたんですね。こう、眺めてみると、「混乱の時代」のように見えてしまいますね。いわゆるエントロピーの極大が起こって、次の時代に一気に1つの方向性に流れていくための準備の年のように見えますね。
去年はやたらと「食品偽装」が話題になりましたが、今年は「偽」の真理を説く人が増えるとか、そういう感じでしょうか?
よく言えば、諸子百家のように、自分のメッセージを発信し、支持を受ける人が乱立する時代でしょうか?
ただ、その後、淘汰されて、いくつかの流れに集約されてしまうでしょうけどね。でも、それは2008年内で明らかになるわけではなくて、自己実現欲求が一番強い時代に完全に入るまでのむこう5年間ぐらい続くのではないかな、と思います。
絶対に当たらない予測をしますと、今年の漢字は「乱」でしょうか?
そんな時代を生きるのに重要なことはなんでしょう・・・。焦って何かに飛びついたりしないことはすごく大事ですね。おそらく意思決定の時間的猶予はすごく長い時代に入ると私は思っています。
ごめんなさい、注意事項ですが、これは日本の話しです。中国投資とかインド投資とかはお話しが別だと思います。あくまで日本国内でビジネスをする場合です。
他のコンサルタントと言っていることは逆ですね・・・。みなさん、「加速加速」言いますもんね。
でも、タイミング的に遅すぎて手遅れとか、そういうことは起こりにくくなるんではないか、と思うのです。
ある意味、意思決定という意味合いで時間を見ると、時間の流れは遅くなると思います。というか、ほとんど止まった時間を動いていくと思うんですね。意思決定におけるスピード概念はあまり意味がなくなると思います。(デリバリースピードのお話しとは完全に別ですが・・・)
根拠は何か?
「情緒的価値」という概念で説明できると思います。「ターゲット&提供価値」を5回に渡って解説しましたが、情緒的価値のお話しも出てきましたね。
競争のクリティカルなポイントは情緒的側面に移行しています。企業の考え方や、コンセプトのようなものが重要なんです。もちろん、伝え方も大事ですが。
それで、こういうものは修正がききにくいものです。一度、ある人の頭の中に、あなたの会社のイメージ形成が行われると、なかなか消えません。こういうのをブランドエクイティと言います。
あなたの会社を認知した顧客によって、あなたの会社が規定されるんですね。
それが競争のクリティカルなポイントであるということはどういうことかというと、そのイメージの中にあるものは、どんなタイミングでやってもある程度うまくいくし、そのイメージの外にあるものは、どんなタイミングでやってもうまくいかないと思います。
ブランディング的な視点は、これまで以上に重要になりますけど、施策の決定タイミングというのは、あまり重要ではなくなると思っています。
ちょっと乱暴な説明で、他にも説明の仕方はあると思っていますが、今のところ、こういう説明がいいのではないかと思います。
2008年は「乱」ですね。これがゆるーいコンサルタントの当たらない予測です。でも、そんな時代だからこそ、「自分」にあってることをゆったりとやることが大事なんだと思います。
焦らないでください。そして、自分を信じてください。では、2008年も、よろしくお願いいたします。

今日はもっと具体に寄せて、これまでの議論を深めて行こうかな、と思っています。
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その上で、2008年に顕在化してきそうなことを、根源的な欲求ベースでの事象と、その反動としての事象で見る。その上で、高齢化という視点で見てみる、ということをしたんですね。
欲求から行動へ、欲求の実現と欲求不満という極めてシンプルな見方ですね。これで終わったほうがわかりやすいかもしれません。下記のような予測をこれまで書きました。
・単に、周囲に承認されるだけには飽き足らない、自己実現欲求が強くなり始めた人々が現れはじめる
・それは、「社会的」と現在呼ばれる領域だけではなく、あらゆる領域に及ぶ
・表層的な社会性、自己実現に向かうような動きも出てくる
・それに伴いゴミ拾いとか、誰でもできるようなボランティアがブームになってくる
・とりあえずの起業で、承認を求める人々が増加
・安易な起業によって食べていけない層や、ギリギリの悪徳商法に走る人々が出てくる
・ネットワークビジネスで起業する人が増えてくる
・SNS上にそういう人が増えて、かえって普通の人々が、メジャーのSNSから流出する
・高齢者でイノベーター的というか、着実に欲求の階段を上がっていった人は揺るがず、メンター的な役割を果たし、メッセージを発信していく
・若い人で、自然に欲求の階段の上にいる人は、自然なカリスマ性を発揮し、メッセージを発信していく
・悪い教えを広める高齢者も出てくる。高齢者犯罪組織とか、高齢者による悪徳宗教団体が出現する
・若いブラックなカリスマ経営者が出てくる。ホリエモンなんて比にならないもっと悪質な・・・。
・追従する、踊らされるけど迷わない層、逆に右往左往する層が出現する
けっこう、いっぱい書いたんですね。こう、眺めてみると、「混乱の時代」のように見えてしまいますね。いわゆるエントロピーの極大が起こって、次の時代に一気に1つの方向性に流れていくための準備の年のように見えますね。
去年はやたらと「食品偽装」が話題になりましたが、今年は「偽」の真理を説く人が増えるとか、そういう感じでしょうか?
よく言えば、諸子百家のように、自分のメッセージを発信し、支持を受ける人が乱立する時代でしょうか?
ただ、その後、淘汰されて、いくつかの流れに集約されてしまうでしょうけどね。でも、それは2008年内で明らかになるわけではなくて、自己実現欲求が一番強い時代に完全に入るまでのむこう5年間ぐらい続くのではないかな、と思います。
絶対に当たらない予測をしますと、今年の漢字は「乱」でしょうか?
そんな時代を生きるのに重要なことはなんでしょう・・・。焦って何かに飛びついたりしないことはすごく大事ですね。おそらく意思決定の時間的猶予はすごく長い時代に入ると私は思っています。
ごめんなさい、注意事項ですが、これは日本の話しです。中国投資とかインド投資とかはお話しが別だと思います。あくまで日本国内でビジネスをする場合です。
他のコンサルタントと言っていることは逆ですね・・・。みなさん、「加速加速」言いますもんね。
でも、タイミング的に遅すぎて手遅れとか、そういうことは起こりにくくなるんではないか、と思うのです。
ある意味、意思決定という意味合いで時間を見ると、時間の流れは遅くなると思います。というか、ほとんど止まった時間を動いていくと思うんですね。意思決定におけるスピード概念はあまり意味がなくなると思います。(デリバリースピードのお話しとは完全に別ですが・・・)
根拠は何か?
「情緒的価値」という概念で説明できると思います。「ターゲット&提供価値」を5回に渡って解説しましたが、情緒的価値のお話しも出てきましたね。
競争のクリティカルなポイントは情緒的側面に移行しています。企業の考え方や、コンセプトのようなものが重要なんです。もちろん、伝え方も大事ですが。
それで、こういうものは修正がききにくいものです。一度、ある人の頭の中に、あなたの会社のイメージ形成が行われると、なかなか消えません。こういうのをブランドエクイティと言います。
あなたの会社を認知した顧客によって、あなたの会社が規定されるんですね。
それが競争のクリティカルなポイントであるということはどういうことかというと、そのイメージの中にあるものは、どんなタイミングでやってもある程度うまくいくし、そのイメージの外にあるものは、どんなタイミングでやってもうまくいかないと思います。
ブランディング的な視点は、これまで以上に重要になりますけど、施策の決定タイミングというのは、あまり重要ではなくなると思っています。
ちょっと乱暴な説明で、他にも説明の仕方はあると思っていますが、今のところ、こういう説明がいいのではないかと思います。
2008年は「乱」ですね。これがゆるーいコンサルタントの当たらない予測です。でも、そんな時代だからこそ、「自分」にあってることをゆったりとやることが大事なんだと思います。
焦らないでください。そして、自分を信じてください。では、2008年も、よろしくお願いいたします。


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