**********************************************************************
メールマガジン「インサイト100」
週に1回配信中。
登録は⇒http://www.taii.jp/
**********************************************************************
インサイト100これだけ!SWOT分析
> 中小企業へのSWOTとBSCの普及活動(その2)
 さて、今日は続きです。BSCです。

 BSCはバランススコアカードですね。4つの視点で経営管理指標を作りつつ、それをつなげることが大事、というやつです。

 これは、通常の大企業での導入は、財務指標一辺倒の経営管理ではなく、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材・成長の視点を統合した経営管理をしましょうよ、というものです。

 BSCの大企業への導入は大規模ですね。

 財務指標ばっかり見てると、過去の短期的なものばかりになってしまうから、バランス取ろうよ、と。

 この4つの要素で、経営管理指標を作る。その上で、指標同士の因果関係図を作って、短期的指標に囚われすぎないでやって行こう、という管理をするわけです。こういう因果関係図があると、経営陣が財務指標の悪化を見たとして、その理由を、顧客、業務プロセス、人材とのつながりで把握して、いいか悪いかを考えられるんですね。

 ただ、中小企業への導入のメッセージはこれとは違うと思います。

 まずは、中小企業への経営管理の概念を、があると思います。

 SWOTとBSCの導入をしましょう!と言っている人で、心ある人がいるとすれば、「中小企業も戦略と経営管理をやろう」だと思います。

 確かに、戦略を考えることは大事ですし、経営管理も大事は大事です。

 ただ、フレームワークがないと、誰もやれない。

 だから、SWOTとBSCだ!と。

 でもね、SWOTは前回に説明したように、「できることを活かして、市場機会を活かそう」以外に意味はない。

 BSCは、ちゃんと因果関係図を作るのは、中小企業ではおそらく無理でしょうね・・・。まともにやったら、管理コストが高すぎて無理でしょうね。情報システムがぶち込まれていれば、それはそれでいいかもしれませんが、そんなカスタマイズしたシステムを突っ込めないですよ。

 その企業の方向性、独自の経営指標にカスタマイズする形で、システムを中小企業に突っ込めますか?ペイするにはそれなりの規模がいりますよ。

 まあ、エクセルでやっても、いいんですけどね・・・。

 中小企業にも経営管理を!の中で、財務指標で管理できてれば上等だと思うんですけどね。

 確かに、過去しかわからない、短期的指標である、というポイントは、財務指標で管理する限界ではあります。

 でも、中小企業が株主からのプレッシャーで短期に近視眼的になるとか、そういう現象が起きてますかね?

 オーナー社長に近視眼的になるな!と言ったところで、目の前のことを必至にやらないと存続できないのが中小企業ですよ。

 そりゃあ、顧客の視点、業務プロセスの視点、財務の視点、人材・成長の視点のバランスをとって経営できれば理想です。でも、聞きたい。あなたの会社はそんな余裕があるんですか?と。

 なんでも試みてみるのは悪いとは言いません。

 「中小企業に戦略と経営管理を!」には全面的に同意します。

 そのために、わかりやすいフレームワークがあったほうが普及活動がやりやすいこともわかります。

 でもね、現実的には、「弱みを改善しよう!」とか、どうしようもない因果関係図とか、しょぼいシステムとかが売られているというお話しでございますね。

 こういうことを書くと、また中小企業のコンサルをやりたい会計事務所や中小企業診断士の方々にバッシングを食らいそうですけどね・・・。

 まあ、いいのです。人生そんなもんです。

 それでは今日はこれぐらいで。次回をお楽しみに。



関連記事
スポンサーサイト
2013.09.05(08:44)|これだけ!SWOT分析コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
Twitter
メールマガジン登録
メールマガジン「インサイト100」週に1回配信中。登録は⇒http://taii.jp/の登録窓から
プロフィール
推薦図書
経営理念
弊社のコンサルティングのポリシーです。

・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
ブロとも申請フォーム