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インサイト100シンキングメソッド
> インテンション認知と操作
 人の能力とは何か?と言えば、その時に社会を成り立たせるのに有用なことが人に起因したら、それを能力と言うんだと思います。

 それを再現性をもって実現しようとするインセンティブが強く働くので、能力があれば個人はそれを伸ばすでしょう。

 で、あまりにその要素が多くてもそれを伸ばすシステムを考えにくいので、認知する能力と操作する能力の大きく2つで考えると考えやすいと思っています。

 ただ、人は世界のほとんどが認知できてないんですが、それをいちいち認知能力の説明で説明していると疲れるので、インテンション、つまり人の意図の認知能力と言うと、意外と納得感があるので、私はインテンション認知能力を1つの要素として説明しています。

 操作能力というと、わかりにくいかもしれませんが、いわゆるIQに近いので、そう思ってくださいというと納得感があるので、操作能力も1つの要素として説明します。

 この2つの要素を軸にとって、平面を展開した時に、両方高いのが理想です。

 操作能力、つまりIQが著しく低いと、いわゆる「知的障害」という分類になります。

 インテンション認知能力が著しく低いと、いわゆる自閉症という分類になります。

 インテンション認知能力が低いけれど、操作能力が著しく高いと、いわゆる旧来のアスペルガーという区分になるでしょうね。今は分類名称がなくなってしまいましたが・・・。インテンション認知能力が低く、操作能力も低いと、カナー症候群と言われた分類になるでしょう。

 おそらく、インテンション認知能力の高さで知的障害に近いところをなんとかしている人も存在するでしょうが、研究は進んでいないのでしょうね。アスペルガーという区分になる人がいたのですから、その反対の人もいるはずです。

 仮説として、最近の発達環境の変化で、インテンション認知能力が低い人が増えているのではないか?と思っています。いわゆる空気が読めないというやつです。

 それでね、社会としては、空気が読めて、IQも高い人間が生産できれば、それがいいと言えるでしょう。

 ハイパーメリトクラシーが提唱されて以降、どうも○○力が乱立して、体系的能力開発とは程遠い状況となってきておりますので、ここらでこの2つの要素で教育システムを組み直してはどうか?と思っていますが、似たようなことを言っている人は日本ではほぼいませんね・・・。

 ビジネスも、社会の活動の一つの重要な単位で、人はリソースなのですから、この区分で体系的に能力開発していいはずです。

 というような考え方で私はずっとやっています。

 それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。

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2013.09.06(11:56)|シンキングメソッドコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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