久々に戦略の話を書きます。
バリューでのシナジーみたいな話はたいていは眉唾です。
補完性のある資産、プロセスによるシナジーみたいな話のほうが現実的です。
なぜか?を書いていきます。
バリューというのは、ある市場においては、顧客が求める価値とありえる組み合わせで商品として提供されるわけです。この組み合わせが異なるものを提供したとして、1+1=2にしかならない。
もしも、求めるバリューの組み合わせの一部しか自社が提供できない場合、同じく組み合わせの一部しか提供できないけれど、自社と違ったものを提供している会社があれば、合併したり提携したりするとシナジーがある。パッケージの価値が、個別の価値の組み合わせを越える場合があり、この場合は1+1=2以上の価値になる。
でも、こういったケースはレアです。そんな都合のよい組み合わせ、補完性が強い企業はたいていは存在しません。
ただ、プロセスにおいて、似ているプロセスはいくらでもある。補完性がある資産やプロセスは規模が小さければ、けっこうたくさん発見できるわけです。
そうすると、別々にやるより、一緒にやったほうが効率は上がるわけです。
補完性って何?という話を少しします。価値で補完性があるのは、パンとジャムとか。ジャムパンはただのパン、ただのジャムより高い値段で売れるかもしれない。
資産、プロセスで補完性があるものは何か?
例えば、研究開発プロセスと、アフターサービスプロセスが補完性がある場合があります。
結局、アフターサービスでいろいろ話を聞いて来ることが、研究開発の投入資源になっているとかね。もっと単純に言えば、処理する順番通りに機械が近くに置いてあるほうが、効率がいいとか、そういうことも含みますけど・・・。
シナジーという言葉が躍る提案書はよく見かけますが、これ本当?というものがすごくたくさんある。それを検証するとしたら、価値とその組み合わせの話、資産やプロセスの補完性の話から考えるといいでしょうということでした。
それでは次回をお楽しみに。
バリューでのシナジーみたいな話はたいていは眉唾です。
補完性のある資産、プロセスによるシナジーみたいな話のほうが現実的です。
なぜか?を書いていきます。
バリューというのは、ある市場においては、顧客が求める価値とありえる組み合わせで商品として提供されるわけです。この組み合わせが異なるものを提供したとして、1+1=2にしかならない。
もしも、求めるバリューの組み合わせの一部しか自社が提供できない場合、同じく組み合わせの一部しか提供できないけれど、自社と違ったものを提供している会社があれば、合併したり提携したりするとシナジーがある。パッケージの価値が、個別の価値の組み合わせを越える場合があり、この場合は1+1=2以上の価値になる。
でも、こういったケースはレアです。そんな都合のよい組み合わせ、補完性が強い企業はたいていは存在しません。
ただ、プロセスにおいて、似ているプロセスはいくらでもある。補完性がある資産やプロセスは規模が小さければ、けっこうたくさん発見できるわけです。
そうすると、別々にやるより、一緒にやったほうが効率は上がるわけです。
補完性って何?という話を少しします。価値で補完性があるのは、パンとジャムとか。ジャムパンはただのパン、ただのジャムより高い値段で売れるかもしれない。
資産、プロセスで補完性があるものは何か?
例えば、研究開発プロセスと、アフターサービスプロセスが補完性がある場合があります。
結局、アフターサービスでいろいろ話を聞いて来ることが、研究開発の投入資源になっているとかね。もっと単純に言えば、処理する順番通りに機械が近くに置いてあるほうが、効率がいいとか、そういうことも含みますけど・・・。
シナジーという言葉が躍る提案書はよく見かけますが、これ本当?というものがすごくたくさんある。それを検証するとしたら、価値とその組み合わせの話、資産やプロセスの補完性の話から考えるといいでしょうということでした。
それでは次回をお楽しみに。
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