おはようございます。伊藤です。
今日も経営戦略の勉強会です。勉強会の資料を作るより、勉強会中にいろいろ考えながらしゃべるほうが疲れます。
それでね、イノベーションという話は成長理論にマクロでフォーカスがあたるようになったので、企業レベルでもものすごく大事です。
覇権の末期にはデフレ状態となり、投資機会が失われるというのは、ヴェネチア、オランダ、イギリス、米国と移り変わってきた歴史上、必然だというのが、ブローデル‐ウォーラーステイン的な主張ですね。
米国は世界の警察をやめてしまいましたので、日本には集団的自衛権を行使できるような改憲を求めていくでしょう。解釈改憲になるのか、本当に改憲するのかで言えば、解釈のほうに行きそうですけど。
それでね、次の覇権は日本だ!というのは80年代なら言ってくれる人がいたんですが、どうも中国とかインドとか、そういうことになりそうで。
そのあたりの国を含めて海外の資産を買いあさることが日本企業の至上命題だったりしますよね。NTTは南アフリカの会社を買って、白人社会のコアな部分に入って行きましたし。豊田通商もフランスの商社を買って、旧フランス植民地利権を手にしましたし。
まさにグローバル時代です。新興国の成長に投資していくか、旧来の先進国マーケットで資本を握ってじわじわとパワーを増すか、それともその両方かというお話です。
ただ、本業というやつがみんなありまして。そこでのイノベーションというやつも必要なわけです。
ただ、日本人はあんまりそういうのは向いてはいなさそうですね。ただ、刻々と顧客は変化し、イノベーションは小さいものから大きいものまで起こり続けますよね。
例えばね、水道が普及して以来、みなさん水道水を飲んでいたわけじゃないですか。それがペットボトルの水を飲むようになった。水を飲むということは変わらんでしょうが、ペットボトルに入ったものを飲むなんて、数十年前には想像がつきませんでしたね。
ここにはお金の流れの変化がありますので、企業の栄枯盛衰が伴っているはずなわけです。
変わらないように見えても、お金の流れは変わっています。それは人々が日々少しずつ変化していることに起因します。
経験を積めば人は変わっていく。
価値を感じるという話と、予算制約の大きく2つがあって、価格を介して需要量が決定するというのが需要曲線の考え方でした。
その感じる価値は、経験に伴って変わり、お金の流れに変化をもたらします。
ただ、旧来のお客さんはそれなりに存在するので、それを捨てることは非常に難しい。
捨てなくていいのですが、カニバリゼーションに感じられるようなことがあって、なかなかイノベーションについていくのが難しくなることは、前にも説明しました。わかりやすいケースとして、ハイボールとビールのケースがありましたね。
顧客のバリューが人間の根本的な認知メカニズムとか、欲求とかそういうレベル感で変わったりはしませんが、何が大事かという部分は変わっていく。
イノベーションを捉える時、この変わらない部分を抑えることも大事ですが、変わっていく部分を抑えないと、ビジネスにはなりませんね。
変わらない部分に関しては、認知主義の知見がたくさん経済、経営に入ってきました。これはいい傾向だと思います。思考についての勉強会で認知主義をずっと解説してきましたが、ようやくそういうものがスタンダード化しそうです。
じゃあ、それを踏まえて、企業の経営戦略はどうあるべきなのか?というところは私のテーマの1つではあります。
というような話をずーっと書いているつもりですが、あんまり伝わらないですね。ただ、伝える部分は趣味のようなもんですので、気長にやって行こうと思っています。
それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
今日も経営戦略の勉強会です。勉強会の資料を作るより、勉強会中にいろいろ考えながらしゃべるほうが疲れます。
それでね、イノベーションという話は成長理論にマクロでフォーカスがあたるようになったので、企業レベルでもものすごく大事です。
覇権の末期にはデフレ状態となり、投資機会が失われるというのは、ヴェネチア、オランダ、イギリス、米国と移り変わってきた歴史上、必然だというのが、ブローデル‐ウォーラーステイン的な主張ですね。
米国は世界の警察をやめてしまいましたので、日本には集団的自衛権を行使できるような改憲を求めていくでしょう。解釈改憲になるのか、本当に改憲するのかで言えば、解釈のほうに行きそうですけど。
それでね、次の覇権は日本だ!というのは80年代なら言ってくれる人がいたんですが、どうも中国とかインドとか、そういうことになりそうで。
そのあたりの国を含めて海外の資産を買いあさることが日本企業の至上命題だったりしますよね。NTTは南アフリカの会社を買って、白人社会のコアな部分に入って行きましたし。豊田通商もフランスの商社を買って、旧フランス植民地利権を手にしましたし。
まさにグローバル時代です。新興国の成長に投資していくか、旧来の先進国マーケットで資本を握ってじわじわとパワーを増すか、それともその両方かというお話です。
ただ、本業というやつがみんなありまして。そこでのイノベーションというやつも必要なわけです。
ただ、日本人はあんまりそういうのは向いてはいなさそうですね。ただ、刻々と顧客は変化し、イノベーションは小さいものから大きいものまで起こり続けますよね。
例えばね、水道が普及して以来、みなさん水道水を飲んでいたわけじゃないですか。それがペットボトルの水を飲むようになった。水を飲むということは変わらんでしょうが、ペットボトルに入ったものを飲むなんて、数十年前には想像がつきませんでしたね。
ここにはお金の流れの変化がありますので、企業の栄枯盛衰が伴っているはずなわけです。
変わらないように見えても、お金の流れは変わっています。それは人々が日々少しずつ変化していることに起因します。
経験を積めば人は変わっていく。
価値を感じるという話と、予算制約の大きく2つがあって、価格を介して需要量が決定するというのが需要曲線の考え方でした。
その感じる価値は、経験に伴って変わり、お金の流れに変化をもたらします。
ただ、旧来のお客さんはそれなりに存在するので、それを捨てることは非常に難しい。
捨てなくていいのですが、カニバリゼーションに感じられるようなことがあって、なかなかイノベーションについていくのが難しくなることは、前にも説明しました。わかりやすいケースとして、ハイボールとビールのケースがありましたね。
顧客のバリューが人間の根本的な認知メカニズムとか、欲求とかそういうレベル感で変わったりはしませんが、何が大事かという部分は変わっていく。
イノベーションを捉える時、この変わらない部分を抑えることも大事ですが、変わっていく部分を抑えないと、ビジネスにはなりませんね。
変わらない部分に関しては、認知主義の知見がたくさん経済、経営に入ってきました。これはいい傾向だと思います。思考についての勉強会で認知主義をずっと解説してきましたが、ようやくそういうものがスタンダード化しそうです。
じゃあ、それを踏まえて、企業の経営戦略はどうあるべきなのか?というところは私のテーマの1つではあります。
というような話をずーっと書いているつもりですが、あんまり伝わらないですね。ただ、伝える部分は趣味のようなもんですので、気長にやって行こうと思っています。
それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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