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インサイト100コンサルティング
> コンサルティングとは・・・(その3)
 独立しようか迷っている、という人からメール貰いました。おおいに迷ったほうがいいとは思いますけど。

 ただ、独立当初はいろんなドラマがありますよね・・・。

 独立前に、応援するよ、と言っていた人に応援してもらうのはけっこう大変です。都合のいいことを言っていた人は、結局何もしてくれないことが多いですね。

 ただ、好意でいろいろと、時間を使ってくれる人は扱いにくいですね。そんなに考えていない人にいろいろアドバイスしていただくのは、けっこうつらいです。時間をとられます。

 「そんなことわかってます!」

 とも言えないですし。考えないといけないことは山ほどある。考えていないアドバイスをくれるのであれば、「お金ください。」「お客さんください。」なんですけどね・・・。

 さて、話しを元に戻しましょう。コンサルティングとは?という問いに対する私なりの答えとして、「コンサルティング、7つの誓い」を使って解説していたんですね。

 ①から④まで解説したんですね。

 それで、④の解説で書くのを忘れましたが、「提供したナレッジに見合う対価を頂くこと」というのも、相当大事ですね。

 コンサルティングというのは、ある意味で、「ストリップ」に近いです。ストリップ劇場は、たいてい前払いです。なぜでしょう?

 下世話な例えですが、一時期、「ブルセラ」というのが流行りましたね。お金くれたら、カラオケ一緒に行ってあげるよ、とか。お金くれたら、下着を見せてあげる、とか。

 先払いだと、女の子側の立場が強いですね。でも、もし後払いだとどうでしょう?おじさん側に主導権が移りますね。

 「こういうこともプラスしてくれれば、払うよ」とか、そういう交渉が成立しますね。

 何が言いたいか?と言うと、ナレッジというののプライスは日本では伝統的に低い、もしくは無い傾向があります。プランニングフィーが、ほぼない社会なんですね。

 ゲーム業界の人とお話ししていると、「企画」「アイデア」で勝負する世界のはずなのに、企画費用はなく、いい企画を作ると、開発の委託が受けられて、開発費でペイするモデルだ。でも、それはおかしい、というお話しをよく聞きます。

 それと、日本の書籍代は安いんですよ。千円、二千円で本が買えますね。西洋文化と比べると情報価値は非常に低いです。中国は海賊版というもっとひどい問題がありますけどね・・・。

 コンサルティングも、画期的なプランであっても、それを見た後では、お金を払いにくいんですね。だから、前払いでお金を貰わなくてはいけない。

 それに、アドバイスを言っただけで、勘のいい人はわかる。でも、そこに対価を頂かなくてはいけない。だから、お金を貰う前に、アドバイスしてはいけない。本当は、人に会うだけで、お金を頂かないといけない商売なんですね。

 ナレッジが偏在する理由はこういう対価の問題もあります。情報価値を認識して、しっかりと対価を支払う習慣がある人には、次から次へとナレッジが集まってしまう。対価を支払わない人には、ナレッジが集まらない。

 更に悪いことには、対価を支払わない本人はそのことに気がつかない。情報なんて溢れている、と思い込んでいます。すると、ナレッジデバイドにいつの間にかさらされてしまう。これはすごく恐ろしいことです。

 以前に、「大手戦略ファームが日本撤退もある」というのを言っていた友人のお話しを書きましたが、日本ではコンサルティング市場はまだまだ未開拓なんです。

 大前研一さんが切り開いた市場ではありますけどね。それが1970年代。まだまだ未開拓だとすると、本格的な成長期はどこまで続くのか?というのを考えると、すごい可能性のある市場ではありますけどね。

 プランに対して、しっかりとした対価を支払う習慣を日本社会に作り出すこと、これもすごく重要なことだと思っています。

 では、⑤の解説に移りましょう。

---------------  コンサルティング、7つの誓い(抜粋)  ------------------

⑤社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

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 これは、マーケティング的には、ターゲットの明確化というお話しですね。社会がよりよくなっていく、おそらくは、社会の構成員である個人、組織が、楽しく幸せに暮らせる、ということろを、私たちはゴールにしたいんです。

 そうでない人と、ビジネスの話しをしていると、やたらと裏技的なことをしたがるんですね。そんなことしたら、期待効果は得られるけど、副作用がでかいのでは?と思うようなことをやろうとする。そういう人と仕事をするのは、私たちは嫌です・・・。

 結果的に、アクションにはいい面も悪い面もあるんです。何をしても、いい側面から見ればいいし、悪い側面から見たら悪いんです。いいことをやろうとしても、叩かれることはあるんですよ。

 でも、そういう知見が広がれば、副作用的なところを取り除けるんですね。当然、副作用的なところにフォーカスして、悪いことをしたがる人もいるかもしれません。でも、私たちはそういう人とは付き合いたくない。

 お客さんも私たちを選ぶ選ばないの権利はあるけど、私たちもお客さんを選びますよ、ということです。これは、傲慢に見える面もあるかもしれませんが、「ビジネスナレッジを広めたら、悪用する人が増えた!諸悪の根源になってしまった・・・。」というような状況をもたらさないためのものですね。

 ついつい書く量が多くなってしまいますね。続きはまた次回に解説いたします。次回をお楽しみに。



          



 
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2008.01.10(09:41)|コンサルティングコメント(1)トラックバック(0)TOP↑
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From: スミサーズ * 2008.01.12 18:25 * URL * [Edit] *  top↑

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・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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