こんばんは。伊藤です。
今日もメルマガの焼き直しです。すいません。
日々、粛々と仕事をやり続ける毎日です。
さて、今日は少し最近の潮流におもねって、
『ビジョンを作る時に注意しておきたい3つのこと』を書いてみましょう。
執筆とかそういうものは、自分の書きたいことを書くと言うよりは、読者が読みたいものを書けとはよく言います。
私は書きたいことを好きに書くほうなので、あまりこういうふうには書かないわけですが、
今日は少し真面目に、自分を抑えて書いてみましょう。『ビジョンを作る時に注意しておきたい3つのこと』です。
ビジョンというのは、当社の社会的価値の主張だと思っていいでしょう。
社会がこうなると素晴らしいというか、そういうお話です。
ミッションと分ける人もいますが、私は特に分ける意味がないと思っています。
ただね、『社会はこうだからダメなんだ!』と青年の主張のように言ってしまうと、
お客さんから薄っぺらく見えるビジョンになってしまいます。
『資本主義で欲望を追求するからダメなんだ!』とかね。
今の社会が今の形になっているのには、それなりに理由があります。
一応、問題に対する現実解が現在実現している面があるので、
一方的に何かを悪にするのは一般的に難しいのです。
配分を平等にすればするほど働かなくなるのは、鄧小平の改革開放以前の中国を見れば明らかですから、『資本主義は欲望を追求するからダメなんだ!』は青年の主張になるわけです。
だから、注意すべき1つ目として、
今の社会に対するある程度正しい知識が必要、ということになるわけです。
少なくとも、政治・経済に対する最低限のことは勉強しておかないといけません。
そして、その社会には矛盾は当然ながらあるわけですが、
それに対する当社なりの解決策を提示しないといけない。
この時に、提示する解決策がある程度納得感がないといけません。
これが2つ目です。
例えばね、『非モテが結婚できないのは、社会悪だ!』というのは確かにそうかもしれない。
この時に、『マッチング効率を上げることで、全非モテが結婚できるようにする!』と言うと、マッチング効率だけで全員は結婚できないだろ・・・、と思ったりするわけです。
『男女のマッチング効率を上げることで、一人でも多くの人に結婚の幸せを届ける』のほうが嘘がないですよね。確かにマッチング効率で救われる人もいるでしょうから。
そして、最後のポイントですが、
ビジョンと実際に事業が強く結びついていることが大事です。
ビジョンがあまりに現在の事業とかけ離れていると、社員もお客さんも白けてしまいます。だから、ちゃんとビジョンと現在の事業が結びついていないといけない。
ただ、この結びつきはどちらかというと
社会の課題と解決策のほうを、ちゃんと落とし場所である事業を踏まえて設定するというところに強く依存しています。
あまりに壮大な課題設定をすると、実際の事業への結びつきが弱くなる。
壮大な嘘をついて、事業の実態を見えなくするようなやり方もないではないですが、
バレますよね・・・。
ということで、
①ちゃんと社会に対する正しい知識を学び
②納得感がある課題設定と解決策提示を行い
③やっている事業と現実的な結びつきを作る
以上の3つが『ビジョンを作る時に注意しておきたい3つのこと』になります。
それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
今日もメルマガの焼き直しです。すいません。
日々、粛々と仕事をやり続ける毎日です。
さて、今日は少し最近の潮流におもねって、
『ビジョンを作る時に注意しておきたい3つのこと』を書いてみましょう。
執筆とかそういうものは、自分の書きたいことを書くと言うよりは、読者が読みたいものを書けとはよく言います。
私は書きたいことを好きに書くほうなので、あまりこういうふうには書かないわけですが、
今日は少し真面目に、自分を抑えて書いてみましょう。『ビジョンを作る時に注意しておきたい3つのこと』です。
ビジョンというのは、当社の社会的価値の主張だと思っていいでしょう。
社会がこうなると素晴らしいというか、そういうお話です。
ミッションと分ける人もいますが、私は特に分ける意味がないと思っています。
ただね、『社会はこうだからダメなんだ!』と青年の主張のように言ってしまうと、
お客さんから薄っぺらく見えるビジョンになってしまいます。
『資本主義で欲望を追求するからダメなんだ!』とかね。
今の社会が今の形になっているのには、それなりに理由があります。
一応、問題に対する現実解が現在実現している面があるので、
一方的に何かを悪にするのは一般的に難しいのです。
配分を平等にすればするほど働かなくなるのは、鄧小平の改革開放以前の中国を見れば明らかですから、『資本主義は欲望を追求するからダメなんだ!』は青年の主張になるわけです。
だから、注意すべき1つ目として、
今の社会に対するある程度正しい知識が必要、ということになるわけです。
少なくとも、政治・経済に対する最低限のことは勉強しておかないといけません。
そして、その社会には矛盾は当然ながらあるわけですが、
それに対する当社なりの解決策を提示しないといけない。
この時に、提示する解決策がある程度納得感がないといけません。
これが2つ目です。
例えばね、『非モテが結婚できないのは、社会悪だ!』というのは確かにそうかもしれない。
この時に、『マッチング効率を上げることで、全非モテが結婚できるようにする!』と言うと、マッチング効率だけで全員は結婚できないだろ・・・、と思ったりするわけです。
『男女のマッチング効率を上げることで、一人でも多くの人に結婚の幸せを届ける』のほうが嘘がないですよね。確かにマッチング効率で救われる人もいるでしょうから。
そして、最後のポイントですが、
ビジョンと実際に事業が強く結びついていることが大事です。
ビジョンがあまりに現在の事業とかけ離れていると、社員もお客さんも白けてしまいます。だから、ちゃんとビジョンと現在の事業が結びついていないといけない。
ただ、この結びつきはどちらかというと
社会の課題と解決策のほうを、ちゃんと落とし場所である事業を踏まえて設定するというところに強く依存しています。
あまりに壮大な課題設定をすると、実際の事業への結びつきが弱くなる。
壮大な嘘をついて、事業の実態を見えなくするようなやり方もないではないですが、
バレますよね・・・。
ということで、
①ちゃんと社会に対する正しい知識を学び
②納得感がある課題設定と解決策提示を行い
③やっている事業と現実的な結びつきを作る
以上の3つが『ビジョンを作る時に注意しておきたい3つのこと』になります。
それでは今日はこのあたりで。
次回をお楽しみに。
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