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インサイト100コンサルティング
> コンサルティングの行方
 久々のブログです。

 コンサルティングって何だろうと改めて思ったりすることが多いので、ちょっと書いておきます。

 昔ながらのプロジェクト方式で何か月かで報告書を作ってというスタイルはまだ健在だと思います。ただ、報告書を作るタイプのコンサルティングはしんどいですね。情報の密度が求められます。

 その密度に耐えられるレベルの人はそれほどいないので、エグゼキューション支援とか、そういう方向性があると思います。というか、多くのコンサルティング会社はこういう方向に移行してきましたよね。実行支援であれば、ワークプランの標準化とかそういうものが大事になってきます。そして、新卒など若手をとって大量に使う、その上、カネにしやすい。

 ここと昔ながらのプロジェクト方式で何か月かで報告書を作ってというスタイルを比較すれば、テーマがいわゆる純粋な戦略プランニングみたいなものは、カネにならんししんどいので、やる側にしても費用対効果は低いですね。

 もし、プランニングの中身にそんなに自信が持てるなら、ベンチャーキャピタルでも持って、カネをつけながらやったほうがよっぽどキャピタルゲインが得られるでしょう。実際、ベインさんはベインキャピタルを作りましたよね。

 ベインキャピタルさんはジャンクフードファンドと呼ばれました。それなりに儲かることがわかっているけど、資本とプランが足りていない業界がジャンクフード業界でしたからね。

 プランニングと実行支援で言えば、明らかに後者のほうが儲かる。大きな単価をつけられる。では、プランニングが要らないのかと言えば、そうでもないです。ただ、スタイルは昔とは違うようにも思います。

 結局、幹部の方々は自分でじっくり考えればそれなりの答えは出せるわけです。ただ、そんなことを考えている時間がない。だから、詰めて考えてもらうのに、コンサルティングを使う面もあります。

 いわゆる顧問的な立ち位置とプロジェクトを代わる代わるやるわけです。こういう立ち位置はまだけっこうありますよね。

 ただ、プランニングが純粋なリサーチみたいになって、事例が欲しいといったニーズであるならば、船井総研さんもやりだした会員制コンサルティングでいいわけです。事例は会員間で共有すればいい。この会員制コンサルティングがうまくいったからなのか、船井総研さんは100億円達成ですね。すごいことです。

 まあ、事例さえあれば自分で考えられる人にしてみれば、それでいいんじゃないかとも思います。経営者は自分で考えるのが仕事ですからね。

 ただ、マーケティング事例はそれなりに集まりますが、マネジメント事例はどうなんでしょうね、と思ったりもします。マーケティングはやりっぱなしても、旅の恥はかきすててもいいかもしれない。ただ、マネジメントをやりっ放すと、いろいろと残存してしまう問題が起きる気がしますけどね。

 意思決定は気まぐれに行われ、その影響は意外と長い時間残る。これがマネジメントにありがちなことです。ノリでやりにくいんですよね・・・。

 当然、いわゆる人事系コンサルと言われるような組織と人事に特化したコンサルティング会社もありますよね。失敗ケースをたくさん見たことがありますが、それは世間における実施数が多いからかもしれません。いわゆる人事コンサルを名乗る会社は採用広告の会社みたいにたくさんありますからね。

 まとまりがなくてすいませんが、今日はこのあたりで。

 次回をお楽しみに。

 
 
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2015.01.22(22:56)|コンサルティングコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・過去に人類が考えてきたこと(Thought)を蓄積し、そこから鋭い洞察(Insight)を生み出し、その洞察がまた、Thoughtの一部になっていくプロセスを回していくこと。そのプロセスが社会のナレッジ量を増加させ、全ての価値を生み出すことを認識すること

・先人の知恵に対する敬意を払い、学び続けること。ナレッジの自己への入力量が自身の考える能力を向上させ、社会のナレッジ量を増加させることを知ること

・社会のビジネスナレッジの偏在を正すことを目指すこと。そのために社会の構成員であるクライアントに対してビジネスナレッジを提供すること

・ビジネスナレッジの偏在を利用する悪貨たる企業を駆逐する良貨たらんとすること。そのために偏在を利用する企業以上のマーケティング力を持つこと。そして、提供したナレッジに見合った対価をクライアントから頂き収益を上げ、成長していくこと

・社会に対する志を持つ企業、個人をクライアントとすること。例え儲かるとしても、志を持たない企業、個人をクライアントとしないこと

・クライアントの成長を望むこと。具体的な解の提示よりも、その解を出すプロセスをシェアすることにより、クライアント自身がプロセスを組みなおし、異なった解を出す力を増加させることに重きを置くこと

・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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