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 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 例によって年賀状は基本的に書きませんので、ブログ及びメールマガジンで新年のご挨拶をさせて頂ければと思います。

 さて、2016年になってしまいましたね。珍しく南の島に来ていますが、ええ、仕事です。仕事をホテルで粛々とやっております。あと、経営戦略の本を書いていて、原稿ができたら半年以内ぐらいで出ると思うので、今年は戦略の話をけっこう書いていこうかなあと思っています。

 去年、経済学の勉強会をしたのですが、ミクロの初歩とゲーム理論の初歩の初歩みたいなことをやりました。本当は制度分析ぐらいまでやりたかったのですが、ちょっと無理でしたね。

 なぜ、制度分析までやりたかったかと言えば、経営について深く考えるための経済学という意味で非常にいい流れだからですね。まず、ミクロの初歩で代替概念と補完概念をやります。代替というのは競争関係にあること、補完というのは私の嫌いな言葉でいうとウィンウィンの関係みたいなもんでしょうか。

 これらの概念と完全競争市場を勉強すると、ポーターのファイブフォースモデルから戦略策定の流れがとてもよくわかるのです。

 何度も書いていますが、ファイブフォースモデルは完全競争市場から市場がどの程度離れているか?を分析するのにとても有効です。ミクロでは、完全競争市場においては超過利潤はなくなっていくと考えますので、完全競争市場ではない度合いを考えることによって、超過利潤の発生している業界を考えることができるのです。

 もう1つ踏み込めば、完全競争市場から離れている度合い、離れている要素が戦略変数を決定します。要するにその産業、市場における競争要因を決定しているわけです。その競争要因において、どのような選択肢があるのか?その選択の組み合わせのパターンはどうなっているのか?が競争優位構築のパターンを定めます。

 ファイブフォースを分析するならば、戦略変数の抽出とトレードオフの提示、その選択の組み合わせオプションとポジショニングオプションまで分析していることが、戦略構築においては必要です。

 ここまで分析すると、本当の競合企業がわかります。その本当の競合企業との間で、どのようなゲームが行われるか?も分析できます。そして、どのような均衡状態にあるか?もわかります。これは顧客サイドと企業サイドの両方の均衡を分析することができます。

 要するに、業界的に横並びで何かやる時に、一緒に横並びで同じことをやる企業群が本当の競合だということです。

 顧客サイドの行動の分析も、慣習的にどのような均衡になっているか?はすごく大事な視点です。個人の行動が実はゲームのルールの中にあることを理解するのが、特にマスマーケットの分析では重要でしょう。法人市場でも、顧客企業の行動がゲームになっているケースもあるでしょうから、その視点はとても重要です。いわゆるゲーム理論です。

 その時に、どのようなプラスのインセンティブとマイナスのインセンティブがあって、その均衡が成立しているのか?を考えます。そして、当社が何をコントロールしうるか?それは現在成立している均衡に影響を与えるられるのか?そうでないのか?影響を与えられるとして、他社の出方はどうなるのか?他社のアクションは当社にどのような影響を与えるのか?なども考えるといいですね。このあたりは制度分析の視点です。

 あえて内部環境のことは書きませんが、似たような分析プロセスが社内の分析でも必要になってきます。

 というようなことが、戦略立案では大事だと思うわけですが、こういった知見はあまり普及していません。ですので、こういうことをちゃんと伝えられる本が書ければなあと思っています。が、なかなか執筆にフォーカスできなくてもどかしい日々です。

 それでは今日はこのあたりで。今年もよろしくお願いいたします。 


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2016.01.03(00:02)|読み物コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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・抽象的な理論のレイヤから、クライアントサイドの具体へと寄っていくこと。ただし、その過程でクライアントにも具体のレイヤから抽象のレイヤに寄ってもらうこと。その上で、中間のレイヤでクライアントと共に新しいナレッジを生み出していくこと
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