こんにちは。伊藤です。
ブログがまた一カ月放置になりました。ごめんなさい。
久々に体調を崩しまして、熱が高止まりしていますが、インフルではありませんでした。肺がいつも通り真っ白になったので、抗生物質を飲んでちんまり仕事をしています。
独立以降は盆暮れ正月に体調を崩すという荒業を習得したと思っていたのですが、久しぶりに高稼働の時期に来ましたね。あと1週間待ってくれよと思いましたが、なんとか来週を乗り切って、ゴールデンウィークはミーティングなしで作業のみということで、だらだら仕事をして体調を回復したいです。
さて、今日は環境分析について書こうと思います。この部分の根本がわからないと、あらゆる分析が無駄になるので、大事なところだと思います。
でね、なんのために環境分析をするか?と言えば、普通にビジネスをやっている場合は、環境が変化してしまうからです。
ビジネスというのは、流れゆく環境に抵抗して、価値複製システムをある程度固定的に組むという作業ですので、環境は変化されると困るんですよね。
マーケティング的には外部環境の変化を語る人が多いです。顧客の変化に対応しなければならない、と。
ただ、内部環境も放っておくと変化します。どう変化するかと言えば、固定的に組まれているはずの価値複製システムを異質なものに変えていく形で変化します。その変化は従業員の変化に起因します。
製造業のように大規模に機械を使って生産する場合は、機械が変わらなければそれほどその固定的なシステムは脅かされません。むしろ、積極的にコストを下げていかないといけないという側面から何ができるかという攻めのコスト削減のための内部環境分析が行われます。
しかし、機械を使わないで、高度なことをする情報生産業や、多少付加価値の高いサービス業では、従業員が常に常にやり方を変化させていくので、注意が必要です。
競争優位をもたらしていたシステムの優位性が外部環境ではなく、内部環境の変化によって脅かされてしまうことがあるということです。
柔軟にビジネスを組めるというのは、サステイナブルにビジネスを組めるということとトレードオフになってしまうわけです。これは多くの企業の人が認識していないポイントです。業種によっては全く考える必要もないかもしれませんが、必要な業種ではこればかり監視していないといけないことになります。
今一度、ビジネスって何?というところに立ち戻ると、価値複製システムをある程度固定的に組むということをいかに続けられるか?ということにどうこたえるかとほぼ同義です。
つまり、過去にうまくいったことを繰り返し続けてうまくいき続けるならそれが一番いいのです。しかし、環境は流れ行くものですから、変化してしまう。お客さんの変化についてはいろいろ語られるし、それに伴って内部環境も変化させなくてはならないということはよく語られるわけですが、コントローラブルかつ固定的に見えた内部環境が勝手に変化してしまうこともあって、システムの持続可能性が担保されなくなることもあることが指摘すべきポイントでしょうか。
あんまり言う人はいませんね。これを言うと従業員に嫌われるからでしょうね。ビジネス書は読み手に都合のよいファンタジーである面がありますので、従業員やら経営陣にも耳障りがいいものが流行りますからね。「あなたたちは勝手に過去の競争優位を崩して儲からなくなってますが?」と言うのは、けっこう面倒なものです。
しかし、そこがわかっていないと、ビジネスモデルを柔軟に組み替えるとか、そういう高度なことはできないと思います。必要な企業は一部かもしれませんが、ダイナミックケイパビリティが流行している文脈を考えると、こういう視点はおそらく全ての企業に必要だと思います。
といったことを、喋ると、まあ、宇宙人扱いですね。分かる人は分かりますが、分からない人はわからない。耳障りが悪い。私は嫌われる。いやあ、切ないですね。
それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
ブログがまた一カ月放置になりました。ごめんなさい。
久々に体調を崩しまして、熱が高止まりしていますが、インフルではありませんでした。肺がいつも通り真っ白になったので、抗生物質を飲んでちんまり仕事をしています。
独立以降は盆暮れ正月に体調を崩すという荒業を習得したと思っていたのですが、久しぶりに高稼働の時期に来ましたね。あと1週間待ってくれよと思いましたが、なんとか来週を乗り切って、ゴールデンウィークはミーティングなしで作業のみということで、だらだら仕事をして体調を回復したいです。
さて、今日は環境分析について書こうと思います。この部分の根本がわからないと、あらゆる分析が無駄になるので、大事なところだと思います。
でね、なんのために環境分析をするか?と言えば、普通にビジネスをやっている場合は、環境が変化してしまうからです。
ビジネスというのは、流れゆく環境に抵抗して、価値複製システムをある程度固定的に組むという作業ですので、環境は変化されると困るんですよね。
マーケティング的には外部環境の変化を語る人が多いです。顧客の変化に対応しなければならない、と。
ただ、内部環境も放っておくと変化します。どう変化するかと言えば、固定的に組まれているはずの価値複製システムを異質なものに変えていく形で変化します。その変化は従業員の変化に起因します。
製造業のように大規模に機械を使って生産する場合は、機械が変わらなければそれほどその固定的なシステムは脅かされません。むしろ、積極的にコストを下げていかないといけないという側面から何ができるかという攻めのコスト削減のための内部環境分析が行われます。
しかし、機械を使わないで、高度なことをする情報生産業や、多少付加価値の高いサービス業では、従業員が常に常にやり方を変化させていくので、注意が必要です。
競争優位をもたらしていたシステムの優位性が外部環境ではなく、内部環境の変化によって脅かされてしまうことがあるということです。
柔軟にビジネスを組めるというのは、サステイナブルにビジネスを組めるということとトレードオフになってしまうわけです。これは多くの企業の人が認識していないポイントです。業種によっては全く考える必要もないかもしれませんが、必要な業種ではこればかり監視していないといけないことになります。
今一度、ビジネスって何?というところに立ち戻ると、価値複製システムをある程度固定的に組むということをいかに続けられるか?ということにどうこたえるかとほぼ同義です。
つまり、過去にうまくいったことを繰り返し続けてうまくいき続けるならそれが一番いいのです。しかし、環境は流れ行くものですから、変化してしまう。お客さんの変化についてはいろいろ語られるし、それに伴って内部環境も変化させなくてはならないということはよく語られるわけですが、コントローラブルかつ固定的に見えた内部環境が勝手に変化してしまうこともあって、システムの持続可能性が担保されなくなることもあることが指摘すべきポイントでしょうか。
あんまり言う人はいませんね。これを言うと従業員に嫌われるからでしょうね。ビジネス書は読み手に都合のよいファンタジーである面がありますので、従業員やら経営陣にも耳障りがいいものが流行りますからね。「あなたたちは勝手に過去の競争優位を崩して儲からなくなってますが?」と言うのは、けっこう面倒なものです。
しかし、そこがわかっていないと、ビジネスモデルを柔軟に組み替えるとか、そういう高度なことはできないと思います。必要な企業は一部かもしれませんが、ダイナミックケイパビリティが流行している文脈を考えると、こういう視点はおそらく全ての企業に必要だと思います。
といったことを、喋ると、まあ、宇宙人扱いですね。分かる人は分かりますが、分からない人はわからない。耳障りが悪い。私は嫌われる。いやあ、切ないですね。
それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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