おはようございます。伊藤です。外ではセミの声が鳴り響いています。夏まっただなかですね・・・。お盆ですが、仕事は粛々とやっていきます。ええ、頑張ります。
勉強会もちゃんとやりますよ。あと1人ぐらい来るといいと思っています。
http://taii.jp/2016strategy_landing.html
最近、ようやく文章の生産力が戻ってきて、一日5000文字ぐらい書けるような感じになってきました。貴重な数千字をこのブログに使っていいのか?というのはあるわけですが、まあ、仕方がないでしょう。「自分を見つめ直す」ことはここしばらくの私のテーマですからね。
「自分」という最も見たくないものを直視して、1つ1つ解きほぐしていく。ソマティックマーカー仮説をベースとして、ホムンクルスの裏側に自分のメモリーが情報的には格納されているイメージで、身体と経験をつなげていく。それをメタから眺めて、成立する全体性を観察する。途方もない作業ですが、自分の能力を安定的に発揮していくために必要だと思います。
だから、今日は私のことを書きます。あまり学びにならないと思うので、興味のない方はスキップしてください。
私の特徴の1つに、イメージを使うというのがあります。フラッシュバックのようにイメージが次々と湧いてくる状態を作れると、大体、そのプロジェクトはブレイクスルーできます。普段からそういう状態にはなることもあるんですけどね。普段はなるべくそういうスイッチは切って生きています。でも、心が揺り動かされるとそういうスイッチが入り始める。それはとても大変なことです。
日常では、自分の心がどちらの方向に揺り動かされるか?がけっこう大事ですね。乱暴な方向に揺り動かされるのか、優しい方向に揺り動かされるのか。生きていて、楽かしんどいかということに近い感覚です。
それでね、こういう状態で現場に入っていくと、次々とイメージが浮かんでくる。違和感があるポイントが浮き上がってくる。当然、使えるイメージとそうでないものがあるので、取捨選択します。取捨選択の基準はデータであったり、インタビューで現場の人から聞いたことであったりします。
整合がちゃんととれるイメージを選択して、今後の情報取得の方向性を決めて、更に深く調べていくと、正しそうなイメージのつながりなのか、そうでないのかが見えてきます。
イメージがただ浮かんでいるだけだと占い師なのでしょう。事実をしっかりつかんで言えれば、コンサルタントなわけです。これまでのところ、「当てて」きているので、私は生き残っています。
同じようなことなのかはわかりませんが、過去にそういう話は聞いたことがあります。
予備校では世界史の授業が楽しみだったのですが、その先生が言っていたお話ですごく印象に残っているお話があります。当時、学生ラグビーは早稲田の全盛期で、早稲田に伝説的キッカーがいました。彼が後ろに一歩一歩さがると、観客が「1,2,3,4,5」とコールする。キックは得点になる。そういう姿が印象的な選手でした。
その彼は、けっこうかっこよかったので女性ファンが多かったわけですが、世界史の先生の教え子が会いたいと言って実際に会ったそうです。その時に、その選手は不思議なことを言いました。「君の部屋には、こういう机があって、こういう椅子で、こういうぬいぐるみで、こういうベッドで・・・」と部屋を言い当てていくのです。
その女の子は「きっと、自分を驚かせようとして友達が仕込んだんだ」と思い、誰も知らないことを言います。「世界史の先生ってどんな人ですか?」と。
すると、彼は突然、「いてててて、お腹がすごく痛い、痛い」と言ったそうです。その時、世界史の先生は胃潰瘍で入院していたそうです・・・。彼はその後、サントリーに入社し、オーストラリアでラグビーを頑張っていたはずですが、他のラグビー選手によると「オーストラリアで絶対遊んでたよ。下手になってる」と評される感じで、選手としては芳しくなく引退していきました。
それで、私は大学時代、人生経験だと思って歌舞伎町でアルバイトをしていました。お客さんのオーダーした大ジョッキを飲み干すようなお仕事でした・・・。その店に、たまたま彼がやってきたんですね。で、私は思い切って聞いてみました。「そういうの、わかるんですか?」と。
「わかるよ。もう絶対やらないけどね。」彼はそれ以降、その話には答えてくれませんでした。私にはすごく印象的な体験です。
今、自分に降りかかるイメージのようなものが、彼と同じかどうかは確かめようがありません。ただ、心が動かされると、イメージは無秩序に湧き、事実があれば現実との整合を取れるということは確かです。私には、女の子の部屋のイメージは湧かないですけどね。もうちょっと別のイメージが湧く。
それでね、とあるコンサル雑誌で世界TOP100に入ったような方がいらっしゃいます。昔、ちょっとお世話になったんですけどね。その方も似たようなことを言っていました。コンビニにインタビューに行くと、バックヤードからよどんだ感じを受ける。バックヤードを調べてみると、イメージが湧いてきて、ブレイクスルーが得られる。もうこの仕事はもらった、と。
彼はコンサルタントとして、オールオアナッシングな感じのロジックをいう、とても冷たいタイプの人だったのですが、そういう不思議なことをよく言っていました。そのあたりのアプローチが私と似ていたので、妙に気が合った面があります。
ただ、「こういうことはパブリックに言うとオカルト扱いされてしまうから、言えないし、絶対言うなよ」と口止めされていました。まあ、もう時効でしょうから、書いてしまいます。ええ、もはやだいぶ前の話ですからね。
どうも、ある種のコンサルタントは、こういうイメージ的なものを使っていて、それを隠している。で、その能力に近しいものが自分にもあるかもしれない。
と、思っています。
この能力の起源だとか、そういうものは何か?についても、自分を見つめる過程でだいぶわかってきました。が、それは書きません。だいぶ込み入っていますし、ちょっと恥ずかしいですからね。
メルマガでは戦後経済史(その3)をちゃんと書きます。タイのレポートも書いています。執筆もしています。勉強会もやります。あと1人ぐらい来るといいと思っています。
http://taii.jp/2016strategy_landing.html
スケジュールがかつかつですが、頑張ります。
それでは、今日はこのあたりで。次回はちゃんと役に立つことを書きますね。
次回をお楽しみに。
勉強会もちゃんとやりますよ。あと1人ぐらい来るといいと思っています。
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最近、ようやく文章の生産力が戻ってきて、一日5000文字ぐらい書けるような感じになってきました。貴重な数千字をこのブログに使っていいのか?というのはあるわけですが、まあ、仕方がないでしょう。「自分を見つめ直す」ことはここしばらくの私のテーマですからね。
「自分」という最も見たくないものを直視して、1つ1つ解きほぐしていく。ソマティックマーカー仮説をベースとして、ホムンクルスの裏側に自分のメモリーが情報的には格納されているイメージで、身体と経験をつなげていく。それをメタから眺めて、成立する全体性を観察する。途方もない作業ですが、自分の能力を安定的に発揮していくために必要だと思います。
だから、今日は私のことを書きます。あまり学びにならないと思うので、興味のない方はスキップしてください。
私の特徴の1つに、イメージを使うというのがあります。フラッシュバックのようにイメージが次々と湧いてくる状態を作れると、大体、そのプロジェクトはブレイクスルーできます。普段からそういう状態にはなることもあるんですけどね。普段はなるべくそういうスイッチは切って生きています。でも、心が揺り動かされるとそういうスイッチが入り始める。それはとても大変なことです。
日常では、自分の心がどちらの方向に揺り動かされるか?がけっこう大事ですね。乱暴な方向に揺り動かされるのか、優しい方向に揺り動かされるのか。生きていて、楽かしんどいかということに近い感覚です。
それでね、こういう状態で現場に入っていくと、次々とイメージが浮かんでくる。違和感があるポイントが浮き上がってくる。当然、使えるイメージとそうでないものがあるので、取捨選択します。取捨選択の基準はデータであったり、インタビューで現場の人から聞いたことであったりします。
整合がちゃんととれるイメージを選択して、今後の情報取得の方向性を決めて、更に深く調べていくと、正しそうなイメージのつながりなのか、そうでないのかが見えてきます。
イメージがただ浮かんでいるだけだと占い師なのでしょう。事実をしっかりつかんで言えれば、コンサルタントなわけです。これまでのところ、「当てて」きているので、私は生き残っています。
同じようなことなのかはわかりませんが、過去にそういう話は聞いたことがあります。
予備校では世界史の授業が楽しみだったのですが、その先生が言っていたお話ですごく印象に残っているお話があります。当時、学生ラグビーは早稲田の全盛期で、早稲田に伝説的キッカーがいました。彼が後ろに一歩一歩さがると、観客が「1,2,3,4,5」とコールする。キックは得点になる。そういう姿が印象的な選手でした。
その彼は、けっこうかっこよかったので女性ファンが多かったわけですが、世界史の先生の教え子が会いたいと言って実際に会ったそうです。その時に、その選手は不思議なことを言いました。「君の部屋には、こういう机があって、こういう椅子で、こういうぬいぐるみで、こういうベッドで・・・」と部屋を言い当てていくのです。
その女の子は「きっと、自分を驚かせようとして友達が仕込んだんだ」と思い、誰も知らないことを言います。「世界史の先生ってどんな人ですか?」と。
すると、彼は突然、「いてててて、お腹がすごく痛い、痛い」と言ったそうです。その時、世界史の先生は胃潰瘍で入院していたそうです・・・。彼はその後、サントリーに入社し、オーストラリアでラグビーを頑張っていたはずですが、他のラグビー選手によると「オーストラリアで絶対遊んでたよ。下手になってる」と評される感じで、選手としては芳しくなく引退していきました。
それで、私は大学時代、人生経験だと思って歌舞伎町でアルバイトをしていました。お客さんのオーダーした大ジョッキを飲み干すようなお仕事でした・・・。その店に、たまたま彼がやってきたんですね。で、私は思い切って聞いてみました。「そういうの、わかるんですか?」と。
「わかるよ。もう絶対やらないけどね。」彼はそれ以降、その話には答えてくれませんでした。私にはすごく印象的な体験です。
今、自分に降りかかるイメージのようなものが、彼と同じかどうかは確かめようがありません。ただ、心が動かされると、イメージは無秩序に湧き、事実があれば現実との整合を取れるということは確かです。私には、女の子の部屋のイメージは湧かないですけどね。もうちょっと別のイメージが湧く。
それでね、とあるコンサル雑誌で世界TOP100に入ったような方がいらっしゃいます。昔、ちょっとお世話になったんですけどね。その方も似たようなことを言っていました。コンビニにインタビューに行くと、バックヤードからよどんだ感じを受ける。バックヤードを調べてみると、イメージが湧いてきて、ブレイクスルーが得られる。もうこの仕事はもらった、と。
彼はコンサルタントとして、オールオアナッシングな感じのロジックをいう、とても冷たいタイプの人だったのですが、そういう不思議なことをよく言っていました。そのあたりのアプローチが私と似ていたので、妙に気が合った面があります。
ただ、「こういうことはパブリックに言うとオカルト扱いされてしまうから、言えないし、絶対言うなよ」と口止めされていました。まあ、もう時効でしょうから、書いてしまいます。ええ、もはやだいぶ前の話ですからね。
どうも、ある種のコンサルタントは、こういうイメージ的なものを使っていて、それを隠している。で、その能力に近しいものが自分にもあるかもしれない。
と、思っています。
この能力の起源だとか、そういうものは何か?についても、自分を見つめる過程でだいぶわかってきました。が、それは書きません。だいぶ込み入っていますし、ちょっと恥ずかしいですからね。
メルマガでは戦後経済史(その3)をちゃんと書きます。タイのレポートも書いています。執筆もしています。勉強会もやります。あと1人ぐらい来るといいと思っています。
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スケジュールがかつかつですが、頑張ります。
それでは、今日はこのあたりで。次回はちゃんと役に立つことを書きますね。
次回をお楽しみに。
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