今日もメルマガの転載企画です。すいません。
今日の内容は筆休め的ですが、情けない私のお話しから難解な認知的に遠い機会のイメージを掴んでいただければと思います。
ブログでお読みの方は、ぜひ、メールマガジンのご登録をいただければと思います。
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おはようございます。伊藤です。
月日が経つのは早いもので、来週はもう勉強会です。
あと1人ぐらい来ないかなと思っています。
http://taii.jp/2016strategy_landing.html
さて、今日は本当は戦後経済史の3回目をやろうと思っていましたが、
久しぶりにインテンション認知能力や「認知的に遠い機会」について書こうと思います。
なぜでしょう?
なぜなら、自分の過去を振り返っていたら、自分のインテンション認知がメタメタだったからですね。驚きました。
インテンションとは意図のことであって、言葉通りではない意図を認知する能力を人間は備えています。その能力をインテンション認知能力と呼びます。この能力がビジネスにおいても非常に重要だと言う主張はこのメルマガでも繰り返し書いてきました。
前に書いたことがありますが、大学1年生の頃、私は好きな女の子が「読みたい」と言ってくれるのがうれしくて、小説を書き始め、今の文章のスタイルを手に入れました。10万文字を越える文章を書く経験ができました。
しかし、普通に考えて、私のつまらない小説を普通の女子大生が読みたいわけがないのです・・・。彼女のインテンションとしても、「私に会いたい」だったと捉えるのが普通で、私の小説を書くインテンションも「彼女に会いたい」だったわけです。
これで付き合わないのがすごいですね・・・。私のインテンション認知能力の欠如です。
そして、また大学4年生の春、すごく好きになった女の子がいました。家庭教師先で、教え子に「こんな女の子がいてさー」としゃべって、うざがられていました。
その好きな女の子は、東急線沿線で独り暮らしをしていて、たまにお姉ちゃんが来る、TSUTAYAの旧作を全部見ることを目指すような女の子でした。
ある日、「今日、お姉ちゃんいないから、お昼食べにくる?」と私は言われました。「えーっと。今日は部活あるから。さぼれないからねー。」と普通に答えてしまいました。
そして、その女の子は他の男に取られてしまいました・・・。
なんというインテンション認知能力。これを言うには、女の子はけっこう勇気がいると思うんですよね。多分、普通に答えている私を見て、女の子は腹が立ったことでしょう。「そういうことじゃねーだろ!」と。
また、就職した頃ですが、ある年上の女性を好きになりました。
名古屋に行ったので、お土産を買っていきました。私が24歳で、彼女が30歳ぐらいだったでしょうか。
「え、お土産を買ってきてくれたの?ありがとう。じゃあさ、伊藤君、伊藤君が好きな小説とか貸してよ」と言われました。
普通に小説を貸して、何も起こりませんでした。
なんというインテンション認知能力。この流れで小説貸して終わりますかね?彼女としては、もう少し仲良くなろうよ、というメッセージを発したつもりだったでしょうに、私は気が付きませんでした。
前にも書きましたが、最近も似たようなことがありました。
金融商品の営業をやっている女の子がいて、
「お魚が食べたいです」と言ってきたので、ああ、きっと営業が大変なんだろうなという
インテンションを私は読み取り、数百万だったら買ってもいいかなと思いました。
しかし、彼女はご飯を食べながらも、全く営業をしませんでした。
おかしいなあ、と私は思いました。
それで、彼女が美味しそうにご飯を食べるし、もっとお酒が飲みたいというので、3軒ぐらい連れていきました。
すると、「もう終電ないんですよねー。明日、朝早いんですけど」と言いました。
私はこれは大変だと思い、
「タクシー代出すよ」と言いました。
しかし、彼女は、「いや、申し訳ないですよ。先生の家とか泊めてくれませんか?」というので、「ベッドは1つしかないからさ。俺が普段仕事で使ってるホテルをとるよ」と言うと、「えー、いいですよ。私、床で寝ますから。何もしないですから。」と言われました。
以下、書けませんが、これと同様のやりとりが延々と続きました。
気が付いたのは、朝、駅の改札に彼女を送っていった後でした・・・。
すごいインテンション認知能力ですね・・・。「自分に女の子が関心があるかもしれない」とか、そういうインテンション認知が完全に抜け落ちているわけです。
今まで、片思いで好きな人に好かれたことなどないと思っていた数々の女の子とのやりとりを思い出すと、「自分でつぶしていた」という結論に至りました・・・。
いやー、おそるべき抜け落ち方ですね。恋愛は私にとって、「認知的に遠い機会」なわけです。
これまで認知的に遠い機会がわからないというご質問がたくさんありましたが、これでわかりますよね。私にとっての恋愛だと思えばいいのです!
これと似たようなことがビジネスで起こり得ると思うと恐ろしくないですか?だから、自分たちの価値観だけで固まっているのは怖いんです。「自分を好きになる人がいるわけがない」という固定観念があると、その認知が妨げられるのです。
それでは今日はこのあたりで。
勉強会、あと1人くるといいなと思っています。来週です。
http://taii.jp/2016strategy_landing.html
次回は必ず戦後経済史の3回目を書きますので、お楽しみに。
今日の内容は筆休め的ですが、情けない私のお話しから難解な認知的に遠い機会のイメージを掴んでいただければと思います。
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おはようございます。伊藤です。
月日が経つのは早いもので、来週はもう勉強会です。
あと1人ぐらい来ないかなと思っています。
http://taii.jp/2016strategy_landing.html
さて、今日は本当は戦後経済史の3回目をやろうと思っていましたが、
久しぶりにインテンション認知能力や「認知的に遠い機会」について書こうと思います。
なぜでしょう?
なぜなら、自分の過去を振り返っていたら、自分のインテンション認知がメタメタだったからですね。驚きました。
インテンションとは意図のことであって、言葉通りではない意図を認知する能力を人間は備えています。その能力をインテンション認知能力と呼びます。この能力がビジネスにおいても非常に重要だと言う主張はこのメルマガでも繰り返し書いてきました。
前に書いたことがありますが、大学1年生の頃、私は好きな女の子が「読みたい」と言ってくれるのがうれしくて、小説を書き始め、今の文章のスタイルを手に入れました。10万文字を越える文章を書く経験ができました。
しかし、普通に考えて、私のつまらない小説を普通の女子大生が読みたいわけがないのです・・・。彼女のインテンションとしても、「私に会いたい」だったと捉えるのが普通で、私の小説を書くインテンションも「彼女に会いたい」だったわけです。
これで付き合わないのがすごいですね・・・。私のインテンション認知能力の欠如です。
そして、また大学4年生の春、すごく好きになった女の子がいました。家庭教師先で、教え子に「こんな女の子がいてさー」としゃべって、うざがられていました。
その好きな女の子は、東急線沿線で独り暮らしをしていて、たまにお姉ちゃんが来る、TSUTAYAの旧作を全部見ることを目指すような女の子でした。
ある日、「今日、お姉ちゃんいないから、お昼食べにくる?」と私は言われました。「えーっと。今日は部活あるから。さぼれないからねー。」と普通に答えてしまいました。
そして、その女の子は他の男に取られてしまいました・・・。
なんというインテンション認知能力。これを言うには、女の子はけっこう勇気がいると思うんですよね。多分、普通に答えている私を見て、女の子は腹が立ったことでしょう。「そういうことじゃねーだろ!」と。
また、就職した頃ですが、ある年上の女性を好きになりました。
名古屋に行ったので、お土産を買っていきました。私が24歳で、彼女が30歳ぐらいだったでしょうか。
「え、お土産を買ってきてくれたの?ありがとう。じゃあさ、伊藤君、伊藤君が好きな小説とか貸してよ」と言われました。
普通に小説を貸して、何も起こりませんでした。
なんというインテンション認知能力。この流れで小説貸して終わりますかね?彼女としては、もう少し仲良くなろうよ、というメッセージを発したつもりだったでしょうに、私は気が付きませんでした。
前にも書きましたが、最近も似たようなことがありました。
金融商品の営業をやっている女の子がいて、
「お魚が食べたいです」と言ってきたので、ああ、きっと営業が大変なんだろうなという
インテンションを私は読み取り、数百万だったら買ってもいいかなと思いました。
しかし、彼女はご飯を食べながらも、全く営業をしませんでした。
おかしいなあ、と私は思いました。
それで、彼女が美味しそうにご飯を食べるし、もっとお酒が飲みたいというので、3軒ぐらい連れていきました。
すると、「もう終電ないんですよねー。明日、朝早いんですけど」と言いました。
私はこれは大変だと思い、
「タクシー代出すよ」と言いました。
しかし、彼女は、「いや、申し訳ないですよ。先生の家とか泊めてくれませんか?」というので、「ベッドは1つしかないからさ。俺が普段仕事で使ってるホテルをとるよ」と言うと、「えー、いいですよ。私、床で寝ますから。何もしないですから。」と言われました。
以下、書けませんが、これと同様のやりとりが延々と続きました。
気が付いたのは、朝、駅の改札に彼女を送っていった後でした・・・。
すごいインテンション認知能力ですね・・・。「自分に女の子が関心があるかもしれない」とか、そういうインテンション認知が完全に抜け落ちているわけです。
今まで、片思いで好きな人に好かれたことなどないと思っていた数々の女の子とのやりとりを思い出すと、「自分でつぶしていた」という結論に至りました・・・。
いやー、おそるべき抜け落ち方ですね。恋愛は私にとって、「認知的に遠い機会」なわけです。
これまで認知的に遠い機会がわからないというご質問がたくさんありましたが、これでわかりますよね。私にとっての恋愛だと思えばいいのです!
これと似たようなことがビジネスで起こり得ると思うと恐ろしくないですか?だから、自分たちの価値観だけで固まっているのは怖いんです。「自分を好きになる人がいるわけがない」という固定観念があると、その認知が妨げられるのです。
それでは今日はこのあたりで。
勉強会、あと1人くるといいなと思っています。来週です。
http://taii.jp/2016strategy_landing.html
次回は必ず戦後経済史の3回目を書きますので、お楽しみに。
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