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> 【コンセプトの説明にいい商品がありました】
おはようございます。伊藤です。
ゴールデンウィークですね。私は世間は気にせずにちんまり仕事をしています。

さて、今日はコンセプトの説明にいい商品があったのでご紹介です。はっきりいって、機能としては最低ですが、コンセプトとしては面白いという商品です。

下記ですが、絶対に購入してはいけません。歯を磨けるはずなのですが、全く歯磨きとしては機能しません。


しかしですよ、こういった「怠け者向けに歯が磨ける商品」を具現化する際に、こういった具現化の方向性はなかなかないですよね。どうしも既存の歯ブラシの影響を受けますが、この商品は既存の歯ブラシの影響を全く受けていない形状になっています。

短時間で歯磨きを終えるには、すべての歯に磨くためのものを当てればいい、というシンプルな発想です。

これをデザインの問題として捉えてもいいのですが、「歯を一本一本丁寧に磨くとか面倒じゃない?」という考え方からも発想可能ですよね?別に言葉で考えようが、ビジュアルで考えようがどうでもいい。ただ、新たな枠組みを提供し、それが機能的にも進化すればいいのです。

それでね、この商品は普通の歯ブラシよりも、歯磨き能力はない。歯を磨く能力は皆無と言っていい。

しかし、日本の中小メーカーに、「この形状で歯を磨けるように作りこんでほしい」と言ったら、ちゃんとしたものができそうじゃないですか?

日本企業からはこういう発想は出てこない。しかし、機能的に進化させるのは得意である。私はそう思います。

つまりは、日本人はコンセプトワークは向かないってことですね。日本人というより、「日本組織は」と言った方がいいかもしれません。

それでね、マンガのコンテンツが優れているから、日本人はコンセプト発想ができるとか言い出す人がいて、ちょっとどうかなあと思うわけです。漫画家って、日本的組織に入れないタイプの人ばっかりじゃないかな、と。

日本的組織は、そういう新たな発想ができる人を排除します。いわゆる共感によって、同質化によって、同調圧力によって。そういう人はいじめまくって、組織から消していきます。

ベンチャーで実績が出ていれば別ですけどね。日本企業はどちらかというと、同調圧力が強い。その同調圧力をものともしないタイプの人が出世するケースもあるのですが、そういった人は敵も多くて、なかなか経営者にはならない。

だから、中国人やらアメリカ人が考えたことを一生懸命作りこむには向いているような気もします。ただ、最近の市況を見る限り、日本の消費者も外資の商品が大好きな感じですけどね。日本企業のプロダクト・サービスはどんどんシェアを落としています。

まあ、押し売り発想な会社が多すぎてダメですね。上は分かっていても、現場のマネジャーあたりはとにかくノルマで押し込むことしか考えていないですから。カスタマーサクセスなんて程遠く、カスタマーに響くコンセプトワークも程遠いですね。

現状では、コンセプトは社外の人が作ることばかりです。コンサルタントとかね。ええ、私もコンセプトワークは得意ですよ。カネは取りますが・・・。

今日は歯磨きのインチキ商材を見ることで、コンセプトが新しい商品ってこんな感じですが伝わります?ということを書いてみました。

それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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2019.04.28(11:02)|未分類コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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